はじめに


“ Imatang people are very rich, they have a lot of money! Kiribati people have a Rich Heart.”
“日本人はたくさんお金があってリッチな人たち。  私達には リッチなハートがあります。”

これはキリバスを初めて訪れた時に村のおばさんから何気なく聞いた言葉です。

マウリパラダイス第一章(1993〜2003)の宿には、多くの方に訪れていただきました。
わずかながらも、キリバスの人たちの リッチなハート を感じていただき、
それをエネルギーに変え日々ご活躍していただけたのではないかと、とても嬉しい気持ちです。

一章では宿の見かけや設備にこだわってしまい、施設はいつしか村の中の豪邸になっていました。
その豪邸を造ること、そしてコンディションを維持する為にどれだけ多く木を切り、自然を破壊してきたことか。
それらの建物や設備は第二章に使う最小限を残して、島の人達に還元させて頂きました。

もう、施設や設備にたよったり、そのため自然破壊をしてしまったり、という事は無いようにしたいと思います。
島の生活は元々物が無いのです。でも、なぜか快適なのです。 それは無いから快適なのだと思います。
そしてそんな暮らしだからこそ リッチなハート が生まれるのでしょう。
そんな島の生活をしながら、光と風、 島の恵み、匂い、色、笑顔、歌声、子供を叱る怒鳴り声、
そして リッチなハート を感じていただければと思います。

一章では居候のように村に居させてもらっている日本人が経営する宿で皆さんをお迎えしてきました。
二章では私達もキリバスの家族の一員になって、キリバスの家族として皆さんをお迎えしたいと思います。

一章の宿の土地は借地料を払って借りました。
今度は家族として受け入れてもらう。それはお金を払って出来ることではないでしょう。
pure human being )  挑んでみたいと思います。  

少しでも南の島の本当を、皆さんにお伝えできるように・・・・・・
そして南の島の本当に近づいて、皆さんをお迎えできるように・・・・・・・

MAURI  PARADISE                                                                                                   ★HOME