故 中村貴由己 (中ちゃん) 2000年9月6日 腎不全のため永眠 享年36歳
宿の敷地を草むしりから始めた創始者。
キリバスとマウリパラダイスをこよなく愛し、お客様に良い時を過ごして頂くことに
命を掛けていたと言っても過言ではありません。
町の病院で息を引き取る前日まで、食事は何を出した?貴重品は忘れず持たせたか?
と心配して、宿に無線で確認し中ちゃんに伝えていた程です。
「日本の家に電話する?」と聞けば「よけいな心配掛けるだけで何になる」と言います。
「じゃあ言いたいことがあったら言えよ、ここに書くからさ」とメモを手にした僕に、
中ちゃんが遺したお袋さんに宛てたメッセージの一部です。
“キリバスを一番愛した男”
「自分の第二の故郷でもあり、
最新の俺の経験がある、
そこで生活してお客さんを迎えた。
自分の生活と仕事がそこにあった。
もし良かったらうちの土地のどこかに埋めてよ。
キリバスを一番愛した男と書いてくれよ。
だから日本には帰れないけど、
でもここにいても、
日本にいても会えないのは一緒だから、
逆にいえばどこにでもいるのと一緒・・・・・・・・・」
中ちゃんは村に溶け込み大地に帰りました。潮風の心地いい場所に眠っています。
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