miho                            Jul.2001


 

村に到着して直ぐに、村の人達の笑い声、うた声、そして話し声が、極自然に私の耳に入って来ました。それは壁の無いせいかな?
そうかも知れません。でも、そのどのひとつひとつにも、心が在るからかも・・・

着いて早々、村の子供達と海で大はしゃぎしながら、村やその中に存在するマウリパラダイスを見て、正直、心にショックを受けていました。
マウリパラダイスの両どなりには、村の人達の住居があり、生活が有りました。そして村との調和というものを考えられて作られていると思っていたマウリパラダイスのまわりには柵が有り、そして、その中にある住居は、ひときわ美しく、すごく異物感と言うのか、そこだけが主張されているというか・・・私達、宿泊客にとって美しい事はとても有り難い事だと思います。しかし、村の人達と、極自然な形で接していたいと考えていた私にとっては、そこだけが風の流れの違う様な違和感を苦しく感じました。

村の方々は、そこにマウリパラダイスが在ろうと無かろうと、きっと、いつも変わらぬ心で生活して行くのだと思います。全てを受け入れ、そしてそれを楽しむ・・・というのかナ。そして私達が訪ねれば、ステキな笑顔で心から歓迎してくれるのでしょう。
ただ私達が楽しむ為、心を感じる為に、マウリパラダイスの方々に、接する機会を人工的に作ってもらって、シャコとりや貝とりに行かせてもらうというのは、少し淋しかったカナ。
スタンバイをしてもらって、接するよりも、自然に出会い、打ちとける・・・
村の人達の心を頼って、スタッフを頼るのではなく、自然なまま・・・
それがブアリキ村のように思えました。

いつか柵が無くなり、違和感のなくなった、マウリパラダイスを見てみたいです。マ
ウリパラダイスが在ったから、ブアリキ村を知り、そして大切な出会いも経験しました。そして、スタッフの方々にも、本当に息子達と、一番やんちゃな私が大変お世話になり、感謝の気持ちでいっぱいです。だから本音で書いてしまいました。ごめんなさい。

マウリパラダイスの両どなりの皆様・・・いつもお宅訪問し、ヤシのジュースやたばこ、おまけにおやつまで頂き、ありがとうございました。
たくさんの大切なもの、そして心を自然なまま教えてくれて、本当にありがとう。一人一人の名前を語るとキリが無い位の出会いが有ったナ・・・って皆の顔をおもいうかべながら書いてます。

また、いつか、今度は大切な、私の心の友人達に会いに、
ブアリキ村を訪れたい・・・って、思ってマス。
    ・・・nagaira itangiriko Buariki・・・

P.S.二人の息子へ
   いつか、また、今度は、大切な人とブアリキに行って欲しいナ。
   お母さんも、いつかハネムーナーになって行こうかナ。
   楽しい時間をありがとう。これからもよろしくネ!!