まさとし & みわ   May. 2000
      
 メール:miwazoo@hkg.odn.ne.jp


  ダイビングショップ〔COSTA DEL SOL 〕のツアーでキリバスへ来ました。以前に行ったことがある方たちから旅行を決めるまでキリバスについての話を聞きました。水道、ガス、電話、電気は通っていないところで、不便ではあるけれどその分大らかな気持ちになって帰ってくる。ということでした。
正直、私はそんなところへ行けるわけがない、まずキリバスに行くことはないだろうと思っていました。


  ダイビングをするにも、まだまだ10本程度しか潜っていない初心者ダイバーなのでキリバスのように、ダイビングスポットというところが特に決められていない海では、到底無理でしょう。と決めつけていました。

  2000年2月下旬、アドバンスの講習をヤスさんが日本にたまたま来ていたときに伊豆大島で受けました。
その時に聞いた、キリバスの海の街を一度見てみたい、人慣れしていない大らかな魚たちや、反応が極端に遅いというキリバスのイバラカンザシをこの手でチョンと触ってみたい。(本当はあまりしちゃいけないのかもしれないけど。)と思い出したら、もうたまらなくなってしまって、無理して休暇をどばっと1週間以上も取ってゴールデンウィークにくっつけ、来てしまいました。(ホントに休みをとるのは大変だった。)

  キリバスのブアリキ村の人々は、屈託のない笑顔で朝も昼も夜も道ですれ違えば、マウリ とあいさつをしてきます。子供たちは人懐っこく寄ってきて、一緒に椰子の葉や貝を使った遊びをやりました。
 初日から、MAURI PARADISE に遊びに来る子供たちとツアーに一緒に来た人た
ちがじゃれ合って遊んでへとへとになっていました。私も子供たちに囲まれて久々にはしゃいでしまった。
 2日目の夜に私たちが夕食の時、近所の民家の方から子供たちが集まって歌や踊りをしているのが見えました。夜
もみんなでああやって子供たちはあそぶのだなあ、と話をしていました。夕食後、MAURI PARADISE へ子供たちがみんなでやってきて、踊りや歌を披露してくれました。男の子も女の子も照れながら楽しそうでした。

  ダイビングでは、期待通りの海を見ることができました。どんどん潜るごとに楽しくなりました。終わりの方で、余裕がでてきたせいか、私はうっかりしてダイブコンピューターを海に落としてしまいました。みんなに捜索大作戦を実行してもらいましたが、残念ながら発見されませんでした。その時ウミガメやエイやにょろにょろ(ガーデンイール)が見られてそれなりにおもしろいところもあったのが唯一の救いです。(しばらく私は無口無表情でした。みなさん、ホントにありがとうございました。)
  キリバスで知ったこと。星空の下でそよ風に吹かれながらハンモックで眠るのは最高だということ。
毎日、どんなにいやなことがあっても毎日ハンモックに揺られながら星空を眺められたら、どうでもいいやと思えてくるんじゃないかと思います。でも暗闇でいきなりキン(トラかな?〈犬です。〉)に顔をなめられたのは、びっくりしました。


 無人島に行ったとき、みんなで食べたカツオの潮汁はおいしかったな〜。真夜中の嵐は寒かったけれど、もう一度行ってみたいです。今度行くときは、シーツを忘れずに持っていく。
 あっという間に時間が過ぎてしまって、やり残したことがたくさんあるような気がします。だから、また必ずキリバスへ行きたいと思います。

  追伸 : ここで刺身を食べ慣れてしまうと日本でしばらくスーパーの刺身パックが食えなくなるのだ。
       なぜなら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キリバスに来ればわかるのだ。