難民キャンプの子供たち

 写真撮るよ、とカメラを向けると、数人の女の子は駆け足で逃げ出し、また数人の女の子は慌てて顔を背けてしまった。
 そういえば子供も含めて、地元の女性と話ができたのは難民キャンプくらいではなかったか、と思う。それくらいペシャワルの旧市街は女性に対して閉鎖的だ。
 それを社会的抑圧と呼ぶべきか、民族的風習と呼ぶべきか、私は知らないし、外人がとやかく言うべきことではないと思っている。