2006年8月 ワイン日記


今月の一本
アリゴテの可能性

8月31日木曜日
[ワイン名] ヴァスコ・ダ・ガマ エスプマンテ・リゼルヴァ・ブルート Vasco da Gama Espumante Reserva Bruto
[ヴィンテージ] NV
[作り手] カヴェス・アルコス・ド・レイ Caves Arcos do Rei
[値段] 1,000円
[データ] リスボンから北へ90キロ進んだバイリャーダ地方で収穫したぶどうを使ってシャンパン方式で作られた スパークリング・ワイン。
[テイスティング] 熟成感のある香り。シャンパンのものとよく似ている。味わいはとてもブリュット。それなりに ふくらみがある。泡はやや大きめな感じもするが通常のカヴァなどよりは小さい。 スタンダードなシャンパンのレベルに達していると思う。コスト・パフォーマンスかなり高し。

8月15日水曜日
[ワイン名] ブルゴーニュ・アリゴテ Bourgogne Aligote
[ヴィンテージ] 2005年
[作り手] ルイ・ジャド Louis Jadot
[値段] 2,300円
[データ] ブルゴーニュの名門ネゴシアン、ルイジャドのつくるアリゴテ種からのワイン。アリゴテ種はブルゴーニュ の2番目の白品種(もちろん1番はシャルドネ)。コート・ド・ニュイの有名生産者でも実はアリゴテをつくっていて ドメーヌを訪問すると飲ませてくれたりする。酸が強いのが特徴で、昔はそれが顕著であったため甘いリキュールを 混ぜてかろうじて飲めるということでキールというカクテルが生まれた。
[テイスティング] アリゴテながら、一流の生産者、最上のヴィンテージということで期待して抜栓。凝縮した 果実実とミネラル、背骨のように太くまっすぐ味わいの骨格となっている酸。若々しさ。アリゴテの良さを十分 引き出すつくり。シャブリとも似ているが、やはり酸の出方が違うのであろう。

8月14日火曜日
[ワイン名] ブルゴーニュ・レノメ Bourgogne Renome
[ヴィンテージ] 1995年
[作り手] ルモワスネ Remoissenet Pere & Fils
[値段] 2,625円
[データ] 古酒のストックをたくさん抱えていることで知られるボーヌの名門ネゴシアン。最近、当主が高齢で 引退し、跡継ぎがいないためアメリカの投資家であるエドワード・ミルスタイン氏に売却された(ルイ・ジャド も一部株を取得)。十分熟成したふくよかで香り高いワインが特徴のネゴシアンであるが、反面ネゴシアンの個性が 強く、テロワールが隠れるといった批判もある。白が特に評価が高い。
[テイスティング] 11年前のワイン。すでに熟成はピークに達し、動物的ななめし皮などの複雑な香りがうっとりと させる。味わいは角が取れすべてが溶け込んだまろやかな味わい。まぎれもないブルゴーニュなのだが、それでは どこのアペラシオン?と聞かれると答えられない(つまりテロワールの個性はあまり感じられない)。ラベル通り ACブルゴーニュなのだ。
大変お買い得。

8月13日日曜日
[ワイン名] カザル・ガルシア・ビアンコ Casal Garcia Branco
[DOC名] ヴィーニョ・ヴェルデ Vinho Verde
[ヴィンテージ] NV
[作り手] キンタ・ダ・アヴェレーダ Quinta da Aveleda
[値段] 840円
[データ] ヴィーニョ・ヴェルデとは直訳すれば緑ワイン。品種はアルバリーニョ、ロウレイロ、 トラジャドウラ、ペデルニャ、アザルという構成。アルバリーニョは北に隣接するスペインのワイン 生産地区リアス・バイシャスの主要品種として有名で、酸のキリッとした白ワインを造る。
ヴィーニョ・ヴェルデはポルトガルの最北部で作られる、通常は微炭酸の白ワイン。冷やして飲むと キリリとしていて美味しい。
[テイスティング]
[ワイン名] ルバイヤート・ロゼ
[ヴィンテージ] 2003年
[作り手] 丸藤葡萄酒工業
[値段] 1,586円
[データ] 明治23年(1891年)創業の勝沼のワイナリー。創業者の大村治作は明治15年から醸造を開始した というから日本最古のワイナリーの一つといって差し支えないだろう。現在は、4代目にあたる大村春夫氏 がワイン造りの指揮に当たる。
[テイスティング] 「鮮やかなバラ色。ほのかな甘さを適度な酸味が引 き締めている。ワイン入門者にもお薦めしたい柔ら かなロゼ。甲州種、マスカットべリーA種。」と同社のホームページにはある。素直でしっかりした味わい。 コクもあるので飲み応えもある。
[ワイン名] マルサネ・ロゼ Marsannay Rose
[ヴィンテージ] 2005年
[作り手] フィリップ・シャルロパン・パリゾ Philippe Charlopin-Parizot
[値段] 2,250円
[データ] コート・ドール最北の生産地でピノ・ノワールからつくるロゼで有名。とは言え最近赤ワインもしっかり したものがつくられ、ブルゴーニュの穴場ワインの一つ。最近、シャルロパンも畑名別に数キュベを仕込んでいるようだが、 ロゼはおそらく初ヴィンテージ。セニエ・ジュースを使っているのかもしれない。
[テイスティング] 前のロゼと較べると、繊細さ、香り高さで格段に差があるのを感じる。やや甘めの素直なロゼ。
[ワイン名] ボジョレー・ヴィラージュ コンブ・オー・ジャック
Beaujolais-Villages Combe aux Jacques
[ヴィンテージ] 2005年
[作り手] ルイ・ジャド Louis Jadot
[値段] 1,380円
[データ] ボーヌのネゴシアン、ルイ・ジャドのつくるスタンダードなボジョレー。なまえからすると、傘下の ドメーヌ・デ・ジャックでつくられたものか?
[テイスティング] 同じワインの2004年ものを先週飲んだばかり。そのときはボジョレー・ヌーボーのような フレッシュさが魅力だったが、今回のはしっかりしたワイン。力強く味に深みもある。ヴィンテージの差なの だろうか(2005年は最上のヴィンテージといわれている)。
[ワイン名] ヴァスコ・ダ・ガマ ダン・リゼルヴァ Vasco da Gama Dao Reserva
[ヴィンテージ] 2001年
[作り手] カヴェス・アルコス・ド・レイ Caves Aricos do Rei
[値段] 840円
[データ] ドウロ川の南方の産地から取れる赤ワイン。作家の故・壇一雄が一時ポルトガルに住んでいたときに 自分と同じ名前なので愛飲したというエピソードが日本では有名。
[テイスティング]

8月12日土曜日
[ワイン名] ヴァスコ・ダ・ガマ ヴィーニョ・エスプマンテ・リゼルヴァ
Vasco da Gama Vinho Espumante de Qualidade Reserva
[ヴィンテージ] NV
[作り手] カーヴ・アルコス・ド・レイ Caves Aricos do Rei
[値段] 1,000円
[データ]
[テイスティング]
[ワイン名] アヴェレーダ・ヴィーニョ・ヴェルデ・ブランコ
Aveleda Vinho Verde Blanco
[ヴィンテージ] NV
[作り手] キンタ・ダ・アヴェレーダ Quinta da Aveleda
[値段] 914円
[データ]
[テイスティング]
[ワイン名] ソレイユ・ロゼ
[ヴィンテージ] 2005年
[作り手] 旭洋酒
[値段] 1,575円
[データ]
[テイスティング]
[ワイン名] ドミニ Domini
[DOC名] ドウロ Douro
[ヴィンテージ] 2002
[作り手] ホセ・マリア・ダ・フォンセカ&ヴァン・ゼラー
Jose Maria da Fonseca & Van Zeller
[値段] 1,155円
[データ]
[テイスティング]

[ワイン名] ボジョレー・ヴィラージュ Beaujolais Villages
[ヴィンテージ] 2004年
[作り手] ルイ・ジャド Louis Jadot
[値段] お店で3,000円
[データ] ブルゴーニュ専門のネゴシアン、ルイ・ジャド。ボジョレーにもワイナリーを所有するなど、力を入れています。
このボジョレー・ヴィラージュはボジョレーの中でも優れたぶどうを生み出す村(ボジョレー地区の中部に多い) のぶどうで作られるワイン。
[テイスティング] かわいらしく、キャンディのようなワイン。通常、ルイ・ジャドのボジョレー・ヌーボーは最も ボジョレー・ヌーボーらしくない(普通の熟成させるワインのような感じ)が、こちらのヴィラージュは収穫から 2年たち、なぜだかヌーボーのようなイメージ。
脂ののった中トロやカンパチなどの刺身、ゴーヤチャンプルー、 もずくなど思いも寄らないものとの相性が良い(居酒屋だったのでこのメニュー)。子羊のハンバーグには完全に 負けていてしまい、ただの酸っぱいワインになっていたのは愛嬌。
のんだお店はこちら

[ワイン名] カヴァ・コルドン・ネグロ Cava Cordon Nrgro
[ヴィンテージ] NV
[作り手] フレシネ Freixenet
[値段] 1,290円
[データ] カヴァはスペイン、アンダルシアを中心とした地域で作られているスパークリング。 ただし、製法を守れば、スペイン国内どこでつくってもカヴァを名乗れるらしい。コルドン・ネグロは マカベオ(35%)・チャレロ(25%)・パレリャダ(40%)というスペイン土着 品種を使用。シャルドネなどもカヴァとして認められているが、この3種の品種はカヴァの 基本とされている。
[テイスティング] 近くのスーパーに寄ったときに買ってきた。ドライ・フルーツを ふたつ首にぶら下げてプロモーションをしていたが、これはなかなかのアイディア。 我々もイチゴをグラスに入れて飲んでみた。
味わいのほうは 特徴の無いのが唯一の特徴か。ビールがわりに飲めるスパークリング。 良くも悪くも工業的ワインの見本のような一本。泡は多い。
www.freixenet.co.jp

[ワイン名] タヴェル Tavel
[ヴィンテージ] 2002
[作り手] ドメーヌ・ド・ラ・モルドレ Domaine de la Mordoree
[値段] レストランで4,000円
[データ] タヴェルはコート・ドュ・ローヌ南部、アヴィニョンの街からローヌ川を挟んで反対側にある 地区。ロゼという名前が入ってなく、かつロゼのみに許可されているAOCはフランスでもおそらくここだけ。 品種構成は、同じ土地でつくる赤ワインとあまりかわらず、グルナッシュを中心にシラー、カリニャン、サンソー、 ムールヴェドルなどがブレンドされる。
ドメーヌ・ド・ラ・モルドレはタヴェルの地に1986年に創業。現在は 60haの畑で8つのアペラシオンのワインを生産している。モルドレはラベルに描かれたヤマシギのような鳥のこと。
[テイスティング] 色が鮮やかなロゼ・ワイン。少し黄みがかったルビー色。香りはあまりたたない。 ややストロベリー。暑い日だったのでやや冷やしめで飲んだ。芯は太いがスッキリ系。タラモサラタから、 仔牛の胸腺肉、仔羊のソテーまで幅広い料理にマッチ。
www.domaine-mordoree.com