僕がこのウェブサイトを作って、もう10年になります。
途切れ途切れに運営してきたので、別に誇れる物ではありませんし、
消してしまったコンテンツがほとんどで、
来訪者を増やすための努力は、今はまるでしていません。

でも10周年という節目を迎えて、
もうちょっとこのサイトを使ってやろうと思っています。

今、世間ではブログが流行っています。
世間に自分の存在を少しでも発信したいという
世相の表れかもしれません。

でも、ブログってちょっと儚過ぎませんか?
将来的にアクセスし続けられる感じが希薄だと思うのです。
それは、ブログが他人(サービス提供企業)の家を間借りして
展示している物だからかもしれません。
ブログの内容を、自分のPC上にバックアップしている人はどれだけいますか?
いつ消えても構わない、その存在はそんなにも価値のない物なのでしょうか?
wikipedia による 「ウェブサイト」には、
>>そもそも、個人のウェブサイトを未来永劫にわたって保護する価値は無いとする見方もある。
という記述も見受けられますが、はたしてそうなのでしょうか?

僕は、パソコンのトラブルをはじめ、生活のいろいろな場面で
インターネット(World Wide Web)での情報を活用してきました。
一時期、インターネット上には、ない情報はないとまで言われたものですが
昨今の風潮、またブログの運営存続、その意識を見ているとしかし
見つけられない情報が多くなってきているのではないかなと思うのです。

インターネットそのものは、無料のシステムであると言えます。
その生い立ちから見ても、基本的には Give and Take であるべきであり、
とはいえ相手は全世界という、途方もなく大きな物なのですから
受け取った物に見合う提供はできるはずもありません。
しかし、自分にできる提供は常にしようと思っているべきですし、
さもなくば、多大な恩恵を受けている事を意識するべきです
(恥じる必要はまったくありませんが)。
そういう観点からすると、
保持に意識を払わないブログという物は不安定な物であり、
また、アクセスを限定・制限する例えば SNS という存在がその一方で
外部へのリンク・トラックバックによって日記を成立させている部分がある事は
僕には非常にバランスを欠いた物に見えます。
#僕もmixiに登録がありますが、少しでも価値があると思える事は
#mixiではないサイトに載せるようにしています。
#ああいう形態は、あくまでもコミュニケーションツールであるべきでしょう。

「個人ウェブサイト」はもっと作られるべきです。保守されるべきです。
だから僕は、くだらない内容ですが、このサイトを使っていきます。
誰かの検索に引っかかって、少しでも役に立つ事を願っています。

LIBRA  2007.01.02