昨年末に手に入れたPowerBookが故障してしまった。常に起こるわけではないのだが、 液晶モニタがパカパカとフラッシュし、画面が真っ白になってしまうのだ。 このマシンは作業環境も整ってきたし、そろそろ現場に投入しようと思っていたのだが、 爆発する直前のような恐ろしいモニタの様相にビビって、修理に出す事にした。

その前に、インターネットで同じような症例を探してみる。と、 Macintoshトラブルニュースで、 もろ同じ症例を見つけた。どうやらモニタケーブルに問題があるらしい。また、そこからリンクされていた 「Power Book 5300cs の液晶パネルのトラブル」を見ると、 同症状に対する対応がショップによってかなり違う事も判明したので、同サイトで勧められていた 日本NCRクイックガレージに出す事にした。 そんなこんなでかなり核心に迫る情報まで手に入れる事ができたので、おたおたしていた状況から一転、 かなりリラックスできたのだが、インターネットに接しているユーザーと接していないユーザーで 情報にかなりの格差が出てくる事を実感し、それでいいのかとも思う(ちょっとお得な気分にもなったけれど。反省)。

ショップに電話して、持っていく物を確認、予約は特にいらないという事だったので早速行ってみる。 …それにしてもPowerBookG3は重い!とてもじゃないけどモバイル機ではない。 そもそもが「いざとなれば移動もできるコンピュータ」だからしょうがないのかもしれないが、辟易する。 今年の7月には、恐怖の大王と共に、新しいコンセプトのポータブルMacがリリースされると言うが、 そいつが小さい事を祈るばかりである(とはいえフルキーボードにこだわるAppleであるから楽観はしていないのだが)。

持ち込んだ先は、クイックガレージの秋葉原店。クイックガレージと言えば、 その場で修理、客の目の前での分解をしてくれる事で名を馳せる店である。 今回の僕の場合も、年配の、信頼の置けそうなスタッフの方が、興味深い話を交えながら目の前で分解してくれた。 密室での作業と違って目の前でいじってもらえると、信頼感はどんどん増すし、感謝の気持ちも増幅する。

結局作業はモニタケーブルの交換。既に対応パーツが出ているところにAppleに対する一抹の猜疑心が湧くが、 まぁ今日のところはクイックガレージのスタッフの方の気持ちよさに免じて払拭する事にする。 というわけで、当日どころかほんの数十分で直ってしまった。素晴しい。あまりにも感激したのでもう一度、 日本NCRクイックガレージ