インターネットを始めて2年と9ヵ月。契約していた格安(当時)プロバイダがメンテナンスをやらなくなり、 これはいよいよヤバいなと思ったので、プロバイダを変える事にした。 繋がらない辛さは嫌というほど味わったので、今度はもう料金は二の次(とはいえ専用線とはいかないけれど)、 環境の良さで選ぶ事にする。日本で一番評価の高いあそこにしようかと思ったけれど、 そこは僕の勧めで既に女房が契約していて、もしもの時に夫婦共倒れになるのも馬鹿みたいなので、 その次に評判のDTIにする事に。 引っ越しの時期はDTIが20日締めという事だったので、12月20日の24時を目標にした。

で、その日、その時刻。
オンラインサインアップのページに女房の端末から繋ぐ、これが23:40。 サインアップに際して、いろいろ手間もかかるだろうし、と思って早めのアクセス。 テレホタイムだからまぁ余裕。で、ページを見ていくと 「サービスが受けられるようになるのはサインアップ後30分経ってからです」とある。 ??、これは?。サインアップした瞬間が入会成立なのか、30分後から料金をカウントするのかよくわからない。 10分間で1ヵ月分の料金を請求されたらかなりショックである。 慎重派の僕は、やっぱり日付が21日になってからサインアップのボタンを押す事にして、 住所や希望するID、クレジットカードの番号などを記入し、別ウィンドウでサーフしながら時間が経つのを待つ事にした。 でもフリーズしたらせっかく書き込んだ内容がパーなので、重いページには行かないようにする。

日付が変わり、いよいよサインアップ。今さらドキドキしたりする程ウブではないし、 まぁ気持ち的には「作業」である。どうやら希望のIDも取れてその点はラッキーだ。 画面には取得したいろいろなアドレスやパスワードが表示される。 僕はオンラインサインアップをあまり信用していないからスクリーンショットを撮りまくり、 そのページのソースを保存したりした。

さて、プロバイダの変更が済んだので、自分の端末の設定の変更だ。 僕が昔、インターネット接続の設定をした時は2日がかりだった (でも最近(?)、女房が取り組んだ時は15分ぐらいで済ませていた。 OSに付属の接続ソフトがわかりやすい物になってたし、女房の契約したプロバは 丁寧で分厚いマニュアルを送ってきてくれていたから、それに沿って設定していくだけだったからだ。 うらやましくもあり、妙に腹立たしくもあった)。 しかし僕は初心者は卒業したつもりでいたからちょちょいのちょいでできるだろうと、たかをくくっていた。 ところがこれが難題だったのである。2年と9ヵ月前の苦労が蘇る。 僕はいまだに68kのMacでKT7.5.1を使っている。新機能より安定が一番と思っているからだ。 このOSには、ボタンを押していくだけでインターネット接続設定ができてしまうような便利な機能はついていない。 だからコントロールパネルからMacTCPを開き、ダイアログを眺めてみる。 …あああ、既に「ゲートウェイアドレス」の記述がわからない。 それらしき数字の羅列は、さっき取得したデータの中に2つあるけれど、どうもうさんくさい。 なんか違うような気がする。困った。救いを求めて女房のプロバの設定マニュアルを見てみる、 が違うプロバの設定が役にたつわけもなく、 しょうがないから昔買った「Macのインターネット幕の内」なる本を引っぱり出してきて調べてみる。 しかしわからない。どうも設定に必要な情報を僕は入手し損ねたようなのだ (余談だがこの本で説明されているWWWブラウザソフトは「モザイク」だ。時代は移り変わっている)。 ついでに気がついたが、接続設定を変更してしまうと古いほうのプロバに接続する時に困るんじゃないだろうか。 「引っ越しました」というページを設置しないといけないから、まだアクセスできるようにしておかないと困るのだ。 複数のプロバへの設定方法など、初心者向けのこの本には書いてあるはずもない。いよいよお手上げだ。

数日もすればDTIからマニュアルが送られてくる事になっている。それに頼るしかない。 いまだに古いOSを使っているユーザーに配慮されている事を願って!