灯火バルブ切れ・ヒューズ切れ・バッテリー上がり

9R のヘッドライトとテールライト、ブレーキランプはデュアル…二灯式となっている。
切れた時のために二灯になっているのだから、このままでトラブル対策となっているわけだ。
ヘッドライトにはさらにハイビームもある事だし、これ以上の用意をする事もあるまいが
テールライト&ブレーキランプは、他車のための装備でもあるわけだし
二灯がほぼ同時に切れる可能性がなくはないので、さらに予備のバルブを持つのも悪くはない。
さて、それに対してウインカーバルブはもう四の五の言わずに予備バルブを持つべきだ。
ウインカーバルブにはガラスがナス型の物と球体の物があり、
メーカー純正のウインカーはナス型を採用している事が多い。
だが僕の 9R のフロントは社外品のカウル埋め込みウインカーにしていて、球体型のバルブしか付かない。
リアはノーマルウインカーのままなので現状ではナス型バルブが入っているが
球体型はナス型を兼ねるので、球体型で予備バルブを用意する。
このカウル埋め込みウインカーは、バルブ交換でレンズを開けるにあたって
センター(&アンダー)カウルを外さないと固定ビスが外れないのが難点だ。
だからその工具も必要である。

ナス型と球体型のバルブ。正式には何というのかはわからない。

次にヒューズ切れ。
9Rに使われているヒューズは3種、計九つだ。
購入した状態の 9R には、サービスでスペアヒューズが各容量一つずつ付いている。
スペアをいくつも持ったところで、
取り替えても取り替えても切れるようでは、その先の電装部品その物が不調なはずであるから
スペアヒューズをたくさん持ってもあまり意味はないだろうが、
買い足したところで取るに足らない値段だし、取るに足らない大きさなので
多めにスペアを持つ事にする。

メインヒューズだけちょっと多めに購入した。

バッテリーあがりは対策を考えるのが憂鬱だ。
四輪なら、ブースターケーブル(ジャンプコード)を積んでおけば、とりあえずは安心である。
だが積載量に余裕のない僕の 9R にはブースターケーブルを積みたくない。
弱ったバッテリーでなければアガらせる要因は少ないし、
キャブレターを採用している 9R はなんとなれば押し掛けもできる。
バッテリーを取り外してガソリンスタンドに持っていけば
のんびりと、もしくは急速に充電もしてくれる。
だいたいからして、(レギュレーターやオルタネーターの故障ならともかく)
走行中にはバッテリーはアガらないのだ。
ちょっとした休憩でミスをしてアガらせてしまった程度なら
エンジンも温まっているからそれこそ押し掛けですぐかかるだろうし
恐ろしいのはやはり、一晩明けた翌朝のバッテリーアガりで、
状況的に押し掛けが困難な場合であろう。
例えば砂地や川原等、タイヤがグリップしにくいところには停泊しないほうがいいだろうし
それが舗装路から谷底へ降りていくような場所だと、とてもじゃないが 9R を押し上げる事は不可能だ。
なるべくそういう所に停めない事が大事だ、が
そういう場所は雰囲気もいいので停めたくなるだろうし
宿泊地と離れたところにバイクをポツンと置いておきたくもない。
せいぜいイグニッションを「P」(パーキング)に入れない事を心がけて
後はアガってから考える事にしよう。
#細くてコンパクトなブースターケーブルを自作する手もあるが、
#相手あっての事だし、万が一迷惑をかけないとも限らないからパスである。

ライトバルブの交換に必要な物
予備のテール&ブレーキランプ: 12V 5/21W
予備のウインカー球: 12V 21W
テールカウル内のバルブソケットを外す:工具不要
センター(&アンダー)カウルを外す: 4mm ヘキサゴンレンチ、#1 及び #2 プラスドライバー
埋め込みウインカーのレンズを外す: #1 プラスドライバー、5.5mm スパナ
ノーマルウインカーのレンズを外す: #1 プラスドライバー
ヘッドライトハイビームの遮光用:黒ガムテープ

ヒューズの予備
シートの取り外し:ケーブル・ワイヤー切れの章に準じる
メインヒューズ: 30A
ヘッドライトヒューズ: 20A
その他ヒューズ: 10A

バッテリーの取り外し
シートの取り外し:ケーブル・ワイヤー切れの章に準じる
バッテリー端子とハーネスの取り外し: 10mm メガネレンチ