チェーン切れ・チェーン噛み

次に、僕は経験した事がないがチェーン切れだ。
切れると車体や乗り手、周囲に多大なダメージを与えるかもしれないらしい。
考えるだに恐ろしいが、取りあえず修理の事だけ考えよう。

切れたチェーンは拾えるとして、問題は接続だ。
昔、嘘かまことか針金で結ぶという話を聞いたような気がするが
おそらく数分と持つまい。
しかしスペアのコマ(ジョイント)があれば繋ぐ事はできる。
ジョイントにはカシメタイプとクリップタイプがあり、
カシメタイプは工具が嵩張るのでクリップタイプにしたいのだが、問題がある。
クリップタイプのジョイントというのはだいたい低いグレード設定となるのだ。
これが純正指定のカシメタイプチェーンを繋ぐのに使えるかどうかわからない。
サイズ的に嵌められるかどうかも定かではないが、
正しい使い方ではないのだから、問い合わせても答えは得られないだろう。
自分なりの善後策として、クリップタイプのジョイントを
2メーカー・2種類持つ事にしよう。


工具は、所持しているチェーンカッターが年代物だし、
やや安物でカシメを抜く事ができるか不安なので
カシメ削り用に鉄工ヤスリを入れる事にする。
そしてジョイントのクリップを嵌めるためには
本来、サークリッププライヤーのような物がいるのだろうが
マイナスドライバーでこじって間に合わせる事にした。

チェーン噛みは、チェーンが外れる事も含めての話だが
いまいちピンとこないし現実味がない。
チェーンの弛みが適切でなければ起こり得るのだろうか。
アクセルシャフトを緩める程度でよければなんとかなるかもしれないが、
アクセルシャフトを抜かなければならないとなると
センタースタンドのない 9R では、出先では手に負えない。
どうにもならなければ、潔くロードサービスのお世話になろう。
…その前にリアがロックしてとんでもない事になっている気もするが。
ちなみに 9R のアクセルナットは 32mm で、
このサイズのメガネレンチは、携行する気になれない大きさだ。
僕は 30mm までしか持っていない事だし、涙を呑んで車載工具のレンチをその装備とする。

写真の片目片口レンチは 30mm 。DVDディスクと比べると大きさがわかるだろうか。
もはや武器である。そして車載工具は貧相なりにコンパクトである。

2007.4.8 補足 雨天走行後のチェーンへの給油を考えたのだが
ケーブル類への給油を兼ねて、自転車用のチェーンオイルスプレーを
工具に足す事にした。かなりゆるいがないよりましだろう。

チェーンの接続に必要な物
予備のクリップ式ジョイント
壊れたチェーンコマのカシメを落とす:鉄工用ヤスリ
壊れたチェーンコマのピンを抜く:チェーンカッター
ジョイントのクリップを嵌める:マイナスドライバー

アクセルシャフトを緩めるのに必要な物
割りピンを抜く:プライヤー
アクセルナットを緩める: 32mm のレンチ(車載工具)
チェーンアジャスターを緩める:12mm スパナ(メガネ不可)を2個

チェーンオイルスプレー