1月16日。
バッテリーの補充電を終えて・つまりバッテリーから充電器を外して5日目。
今日は時間が取れたので、エンジンを回した状態でのバッテリー端子間電圧を測る事にする。
とはいってもガレージや家の近所では、いくらアクラのスリップオンが静かといっても
4千回転もエンジンを回すのははばかられる。
そのためにノーマルサイレンサーに付け替えるのも面倒だ。
なので近隣に民家がない場所にバイクとテスターを持っていって測る事にした。
ご大層な事だが仕方がない。
バイクに搭載する前にもう一度、バッテリー端子間の電圧を測ってみる。

12.34V。

充電を終えて2日目の 12.36V からほとんど落ちていない。
一応室内に置いてあったわけだが、ヘタっているはずなのに意外と落ちないものだ。
早速バイクに積んで、移動する事にする。

さて移動を済ませ、ZX-9R のシートを外して、現状の電圧を測る。
エンジンはアイドリング状態のままだ(リヤトランクを開けるのにキーはどうしたかというと
そもそもバッテリーを乗せた後、シートを乗せただけで固定していなかったのだ)。

12.85V。

ふんふん。一応、エンジンかかっている時はちょっとは上がってるんだな。

エンジンを一旦切り、バッテリーの−端子を外した後に
バッテリーの+端子にテスターのリードを片方くわえさせる。
+は固定しておいて、左手はアクセル、右手はテスターの−リードを付け外しするつもりだ。
なかなかうまくいかないが、なんとか固定した。ワニ口が付いたテスターにすればよかった。
マイナスももう一度、ハーネスに繋ぐ。

エンジンをかける前に、エンジンを切ったその状態でも測ってみる事にする。
メインスイッチ(イグニッション)はもちろんオフ。

12.38V…ん? 12.2…1…12.05V !?

見る間にみるみる電圧が下がっていく。なんだこりゃ。もう 12V を割りそうだ。
ちょっとびっくりして、とりあえず当初の目的を果たす事にする。
エンジンをかけ、4千回転をキープして電圧を測る。

13.96V。

14V に達していないのが不満だが、それはバッテリーの劣化のせいだろう。
とりあえずオルタネーター・レギュレーターは問題ないようだ。
大きな出費には繋がらない事がほぼわかって、一安心である。

だが次なる心配はさっきの、バイク搭載・エンジン停止時のバッテリーの自然放電の多さだ。

ZX-9Rは、メインスイッチがオフでも電力が消費されている。
オドメーターは記憶されているが、トリップメーターはバッテリーを外すとリセットされるし、
そもそも時計が付いているのだ。
しかし電力を使っているのはそういう液晶表示やメモリーだけではないはずで、
バッテリーを組み直すと、メーターの針が一度踊るし
メーターケースからは、なにやらカコンと音がする。
だから待機電流は、ゼロではない。
しかしこんなにみるみるバッテリー電圧が減るような設計であるはずもない。

考えられるのは、
バッテリーを繋いだ直後には、いろいろなテストやら何やらで電気を使い、
一通り終われば静かに待機する、のではないかという事だ。
これはバッテリーを取り付けてしばらくの電圧を監視すればわかるだろう。
今日やりたかったのだが時間がなかった。
エンジンはかけなくてもよいので、次回ガレージでやろう。

もう一つの可能性は、漏電だ。
これは電装パーツを一つずつ外してチェックしなくてはならないかもしれない。
めんどくさいがとりあえず自分でできそうなので、出費はかさまなくて済みそうだ。

というところで今回はこれまで。次回に続く。