9・14 南アフリカ戦 | ||
試合はキャンベラ郊外の(キャンベラでしかも郊外なのだからこれ以上どうしろというのか)ブルーススタジアム。開幕直前に、芝の生育の不良で取り沙汰されていたところだ。FIFAに言われて寸前に総張り替えしたらしいが、それでもスリッピーで、選手たちは何もないところでやたら転んでいた。 特写! これが急造張り替えのブルーススタジアムの芝片だ |
この試合、テレビで見てた人の印象は知らないが、眠くてだるい試合だった。特に前半。 南アに攻めこまれてばかりで、こっちはつながらず、形ができない。進展というものがない。なにやってんだ。こんなことしてたらそのうちやられると思ってたら、先制点を許す。NAKATAはマークされて何度もこかされる。柳沢は消えている。(後でテレビで見たらちゃんと働いてたが、現場では非難の的。ごめんね)あの稲本が当たり負け。 |
南アのGKが美しい。跳躍。バネに余裕があって滞空時間が長い。pumaのようだ。 前半ロスタイムにやっと高原がゴールゲット。 ジャッジはちょっと問題。むこうがプッシュしてこっちが倒れた直後、今度はちょっと中田が背中押したらいきなりイエロー。なんでだー。 後半、柳沢→本山チェンジ。本山は持ち味出そうとがんばる。 |
後半30分くらいにまたも高原ゴールで2−1。ロスタイムが長くてひやひやしたが、そのまま勝つ。えらいぞ。 むこうの選手が傷んでたんで中田がボール出してやったのに、南アはその後ボールを返しもしないで攻めこみやがった。これは忘れないからな、おっさん。 |
FIFA ANTHEMにのって |
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ちびNAKATA1号2号 | ||
南アフリカ戦の後、スタジアムの外でバスを待つ私達のアイドルとなったのが、ちびNAKATA1号・2号であった。シティまでのバスは次々に来るが、宿舎まで直通のバスは試合後1時間ばかし待たねばならない。 キャンベラの夜は寒い。 そんな中、足元のボールを蹴りながらチョロQみたいに高速で進む小さな影ふたつ。 4歳か5歳くらいであろうか、だぶだぶのNAKATAの代表ユニを着たちびNAKATAsが、林立する好意的な目をした大人達の間をぬって、無心にボールを追う、蹴り続ける。 周りも当然サッカー好きばっかなので、時々相手をしてやってるが、そのキック力、コントロールは、「ほほえましい」の域を超えている。 |
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力いっぱい蹴るその音がちがう。ボールは相手めがけてちゃんとコントロールされている。そして、その姿勢の良さ。無心さ。国籍を問わず、そこを通る人々全てを魅了。一緒に写真を撮る人たちもいた。 ちびたちよ、いつか日本の星になっておくれ。でも、あんまり早くから天才天才と騒がれないことだね。 |
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