キャンベラTV事情  
宿舎では毎晩オリンピック番組を見ていた。つうか、チャンネルが、4つほどしかないわけよ。一個は、スペイン語の放送だったり、一個はキャンベラローカルだったり、とりあえず、オリンピックに力を入れてる局は一個しかないもんで、その局ばっか見てた。ところが、オーストラリアときたら、もとい、キャンベラときたら、自国の選手が活躍した種目しかやってくれない。なんだか、延々とボート競技見せられたり、延々と女子のウエイトリフティング。見たいか? 水泳も延々と同じシーンばっか見せられた。はいはい、じょーずじょーず。

日本だってそりゃ自国の選手の活躍に重点は置くだろうが、それはどこの国にしたって同じだろうが、それにしたって、世界的に有名な選手や何連覇かがかかっている選手や、人気の種目、人類的に重要な種目であれば、外国の選手ばっかでも公平に取り上げ、公平にスポットライトをあてているではないか。

それが、あなた、私たちは、ヤワラちゃんが金メダルとったことも知らない。

見れば、日本の金メダルの個数 3になってる。誰なんだ、どうなんだ。

しかも、そのオリンピックを日がな一日やってる局のキャスターがめちゃめちゃ態度悪い。

なんかジョーク言っちゃ笑ってる。画面は水泳の画面だが、音声では、ロンドンブーツ的なジョークが入ってるにちがいない。

リラックスしまくってて、机の上は原稿やなんやが散乱してる。なんなんだ、こいつらは。

オーストラリアCM事情
オーストラリアのテレビを見てて感心したのは、意外なことにCMがうまい。むかーし、なんといっても情緒的文学的なCMは日本が抜きん出てる、って聞いたことがあるが、いやー、オーストラリア。いいっす。

なんだか普通のおじさんやおばさんが、できもしない重量挙げに挑んで顔真っ赤にしてたり、泳げもしないのにばしゃばしゃ水の中でしぶきをあげている。

そういう短いショットのつなぎでCMができているのだが、これが、オリンピックに出場してるオーストラリアの選手たちのお父さんやお母さんたち。さりげに字幕でそれが紹介されてる。

やり投げとかしてるんだけど、3mも飛ばず、腰に手をあててふーふー言ってる。鞍馬にまたがっちゃってどうしようもない。

何度見てもおもしろかった。

バックにキリンの企業広告の「♪わんわらわら、れ」が流れてても違和感なかったと思うよ。

他のCMも見た限りでは、品のないのとか、耳障りなのは無くて、概ね好印象。

テレビショッピングは昼ひなかからうるさいぐらいやってたけどね。

 

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