しけしけキャンベラ | |
仮にも首都である。っていうかー、首都でしかない。何もない、とは聞いていた。が、行ってみたらば本当に何もない。半日、シティのセンターでみやげものを買えば事足りる。 とりあえず、出かけていくところがない。日曜日なんかにセンターに出かけちゃったらあなた、店は4時に閉まるし、道聞こうにも外歩いてるのは日本人ばっかだし、稼ぎ時だというのに、待てど暮らせどタクシーは来ないし、乗り場で行列作ってるのがまた日本人ばっかだし。 オリンピック? 何の話ですか? ここにいると、自分たちが何しに来たんだかわからなくなる。オリンピックの盛り上がりのかけらもない。街で、見慣れた青いユニ着て闊歩する日本人を見かけて、はっと当初の目的を思い出す。 だが、そのオリンピックにも浮かれない、商売上手に走らない、落着いた静かなたたずまいは嫌いじゃない。友人が言うには、「英国調」なのだそうだ。物は言いようである。 |
![]() 通い慣れちまった道 |
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でかでかオージー | |
でかいっすね、あっちの人は。むこうからみたら150cm台のこっちはどんな風に見えてるんだろうか。ホテルの部屋のドアノブからして、肩の高さにある。 街で靴下を見てた。23cmくらいの私はこちらの表示で「3」あたりのを買えばいいらしい。会社の男の人のおみやげも靴下にしよう。と、見てると、店員さんが、May I help you?と声をかけてくれる。26cmくらいだったらどのサイズ表示のを買えばいいのか聞いてみる。一覧表を見て、店員さんが「6」でいいよ、と教えてくれる。 私「ありがとう。6ね。」 店員「あなたの?」 は? わたし? は? 26cmでっせ。あんさん。この私が、150cm台の身長のこの私が、26cmの足に見えまっか。えっらいまた安定のええ、雪の日もすいすい進める、家の中でしょっちゅうつま先ぶつける、ルパン三世みたいな足でんな。 しかし、よくよく見れば、自分用にと思ってた靴下の表示は「3−7」。それはもしかして、23〜28cmてな感じなのか。それだけのサイズをカバーできるならほぼ全人類カバーできてるのではないのか。ちなみに、会社の男の人用に買った靴下の表示は「6−10」。いったい10というのはどれほどの足なのか。30cm以上はあるのだろうか。恐るべし、オーストラリア人のタップダンス。 どこかでカンガルーの血が混じっちまったんだね。 |
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