ふらふらうろうろ日記―お山で駆けっこ録

トレランシューズを脱ぐ前に…。

…ってもう脱いでるケド。。

2008.11.30(日)晴れ

丹沢の東端を1日で駆けられるか?


お山のレースは引退宣言したけれど、最後にひとつだけやってみたいことがあった。

それは、いつも眺めている宮ヶ瀬湖から大山を越えて弘法山へと続く丹沢の東端の尾根の走破。

以前3回に分けて歩いたことはあるけれど、あれを走ったら1日で行けるんじゃないかと…(笑)


この山域、暖かい時期はヤマビルがうじゃうじゃいる場所なので、行くなら秋から春先まで。
だけど、この時期って日が短いから明るいうちに秦野にたどり着けるかなぁ。。


いろいろ考えると今しかない っていうわけで決行。 お天気も良さそう♪



暗いうちに家を出て… って思っていたら、諸般の事情によりすっかり遅くなってしまった。
あってないような予定だけれど、一応の予定より2時間遅れ。

あ、寝坊したのではない。私は暗いうちに起きた!!


夫に車で送ってもらいながら、途中通り過ぎる土山峠で、「スタートが2時間遅れてるんなら、ここから登れば?」と言われたが、却下。 宮ヶ瀬から登ることに意味がある。
意味不明?(笑)




登山口に8:47到着。

ん〜、7時には登り始めているつもりだったのだが。。


結構急な階段をぐいぐい登る。



振り返るとすぐ下は宮ヶ瀬ダム



前方にはすっごい気持ちの良さそうなトレイル


ただ、所々に恐ろしげな看板が…(笑)

暖かい時期には来たくないっ(汗)



30分ほどで高取山山頂到着。


山頂の展望塔から雲ひとつない青空と景色を堪能♪

写真ではよくわからないが、遠くに白い雪をかぶった山々も。
どこぞのアルプスかしらん?



よそのブログで見た落ち葉いっぱいのトレイルは、ふかふかして気持ち良さそうだったのだが…。
実際、積もった落ち葉の下には木の根っこや段差があったりしてキケン。

ほとんど落ち葉に埋もれていても「人工の木」?の階段は、どこが道だか目印にはなるものの、 うっかり踏んだら滑る滑る。。



仏果山山頂。



途中、大山山頂へのこれから進む方向の展望が開ける。



木立の間から見えるのは相模原方面の展望。




なんとか今年の紅葉に間に合ったかな?



スタートから2時間後、土山峠到着。
 
出発が2時間遅れた分、やっぱりここからのスタートにすればよかったのか?(笑)





紅葉♪ 紅葉♪♪





辺室山山頂はだだっ広いのでどこが山頂なんだかわかりにくい。





物見峠で会ったおじさんが、私の来た方向を指して、ロープが張ってあったあたりで最近滑落事故があってハイカーが亡くなったと教えてくれた。

ひぃぃ〜ん。

このあたり標高は高くないけど、尾根細いし結構滑落事故があるようだ。


さすがに大山三峰は怖いので慎重に。
ひさしぶりに来たら、真新しいクサリが厳重に張り巡らされていた。

三峰とはいうものの、見る方向によっては5つも6つもピークがあるように見えて、どこが三峰なんだかよくわからなかったり…(笑)

とりあえず、大山三峰の標識を(笑)



山地図では点線だが、大山三峰から不動尻に降りないでそのまま唐沢峠に抜けるルートがある。
前から気になっていたのだが、見落として不動尻に下ってしまったり、点線のマイナールートだから標識もないので、どこから入るのかわからない。


前回たぶんココ? って思った場所から入ってみる。




当たり!!




「尾根広くて迷いやすい」と山地図にあったように、確かにどこがルートだかわかりにくいかも。
道をロストしないように、神経を集中して地面の踏み跡を捜す。木につけられているすずらんテープも見落とさないように。

ロープが張ってあったのが「踏跡あるが入らないこと」とあるあたりかもしれない。
通せんぼロープのおかげで、正しいルートを見つけることができて、なんとか見覚えのある唐沢峠のあずまや到着。



唐沢峠から大山への急なルートをせっせと登る。


到着時間によっては大山山頂をあきらめて、メジャーな大山登山ルートと合流したところで下山することも考えていたのだが…。



やっぱ山頂がこんなに近くに見えるんじゃ行くしかないかな…と(笑)



やっとメジャールートに合流。



さすがメジャールート、次から次へと人とすれ違う。


14:30大山山頂到着。




ボ○イのオーバ○ナ○トハイクでの大声大会現場からの景色。
ここからの夜景はサイコーなんだけどね。




大山山頂





山頂の売店で一休み。
今日はビールではなく、コーラで(笑)





売店の猫



大山山頂到着が15時を過ぎるようなら、下社か蓑毛から下山しようかと思っていたが、 思ったより少し早く着いたので、行っちゃう? このまま秦野駅まで行っちゃう??


暗くなった時のために、一応ハセツネ仕様のヘッドライトもハンドライトも持ってきた。


行く? えぇぃっ、行っちゃえぇっ♪



大山山頂から下るルートは何本かある。
まっすぐ浅間山方面に下ったつもりが…。





あれれ? 下社の横に出てきちゃったよ(汗)

ま、ちょっと寄り道しちゃったけど、たいした問題でもなし。
せっかく来たのでお参りしてきた。





蓑毛越





いつも遠くから見えているNTT中継所



ここから先はロードの林道なのは地図を覚えていた。


だから何の疑いもなく目の前に現れたアスファルトの舗装道を下った。

途中で、こんなだったかな? と思ったけど、地図を見るとそのうちトレイルに入るようだ。
しばらくしてトレイルが現れたのでそのまま進んだ。


あれっ???(滝汗)


と思った時には蓑毛のバス停まであと少しの所まで来ていた。





ここってボ○イのオ○バーナ○トハ○クで左に折れる最初の分岐点。
左に行ったらヤビツ峠、右は下社。この場所に右方面から来てどうする私。



地図を引っ張り出してよくよく見ると、NTT中継所から東方面の林道を下らなければならなかったのに…。


すでに16時半前。もうすぐ日が暮れる。
引き返すのは現実的じゃないな。。と。


そのまま蓑毛のバス停方面に進む。

ちょうど迎えに来たかのように蓑毛発秦野駅行きのバスがやってきた。



タイミング良すぎっ!!


ん〜、「暗くなる前に下山せよ」という丹沢の神の思し召しかも。。。




最初の予定通り2時間早くスタートしていれば、明るいうちに宮ヶ瀬から秦野まで行けたかもね。
ちょっと悔しいけど、これで山の走り納め。リベンジはしません。



思えば、最初に買ったばかりのトレランシューズを試し履きしたくて走った他は レースかレースの試走以外でトレイルを走ったことってなかったような。。
(ha○py tra○lとかハ○ネツーリ○グキャ○プっていうのもあったけど。。)


私にとってのトレイルランは 初めにレースありき だったようです。
これからは『山は歩いて』楽しむことにしようと思います。


2008.12.1

<戻る>