ふらふらうろうろ日記―丹沢のお山歩き録

「ボーイスカウトのハイキングって山登りのことやん(泣)」と悟ったのはいつのことやら。
活動のお手伝いやら下見やらなんだかんだとお山に登る機会が増えました。
一緒にお手伝いしているH母と「今度は景色の良い山に登りたいねぇ」 「そ〜ね、景色の良い山頂でビールっていうのもいいねぇ」と 話したのが事の発端。わざわざ遠くから登りに来る人もいるというのに、 せっかく丹沢のお山の端に住んでいるんだから と、 いつしか足が山方面へ向くようになり…。


2004.11.3(土)くもり ニノ塔・三ノ塔( 1204.8m )

Y父・Y兄弟・H母・H兄弟・私とうちの子たちの9人。

上↑にも少し書いているが、そもそもの始まりは、ボーイスカウトの団の夏キャンプ。 ちびっこビーバー隊と箱根間近の明星ヶ岳に登った時、山頂の手前で多少眺望がよい所があるものの、 山頂は木が生えてて全然見晴らしがよくなかった。

どーせ登るなら景色の良い山に登ってビールを飲もう♪
で、どこに登ろう?
同じ団で山登りといえばY父。そーだ、ここはY父にもご同行願おう♪

そんな話から約2ヶ月少々が経過し、やっと日程調整がつき山に登ることになった。

「ニノ塔・三ノ塔あたりはどうか?」というY父の提案に、 この時はそれがどこにあるのかまださっぱりわかっていない私。

とにかく見晴らしの良い山頂でビールが飲めりゃそれでよし。

時期的にもう山頂ビールでは寒いだろうから各自別のアルコール飲料持参ということで…。

私はてっきり大人だけで登るのかと思っていたら、子供も一緒に登るんだそうで。
そんならうちの子たちも連れて登るかぁ。。。
子どもたち同志は普段からボーイスカウトで一緒に活動しているので○○くんも○○くんも一緒 だと言うと喜んで一緒に行くと言う。
この時子連れで登らなかったら以後も連れて行かなかった かもしれない。そう考えると感謝すべきだな。


そんなこんなのいきさつを経ていよいよ当日。

前年に大山は何度かボーイスカウトの活動絡みで登ったのでヤビツ峠までのバス行きは 経験済み。
今回はヤビツ峠からまだ少し?先に歩いて大山とは反対方向に登るんだとか。。

舗装された道路を延々?下ってやっと登山口にたどり着く。
靴紐を締めなおして登り始めると両側は木が生い茂るそれなりに急な登りだ。

途中、あちこちに野生のりんどうが咲いていた。野生のりんどうなんて初めて見たけど、 キレイだなぁ。

休憩もとりつつ、石のごろごろする歩きにくい斜面も越えつつ、やっとニノ塔にたどり着く。
ニノ塔から三ノ塔まではあと少し。

三ノ塔で昼食。
確かに寒い。Y父が持参のガソリンコンロでお湯を沸かして、 配給してくれたカップヌードルを食べようと思ったら…。

え?誰も箸なんて持ってきてないよね??

仕方ないので箸のいらないスープや 焼酎のお湯割りやワインで暖を取り?、下山。

石ごろごろの急な斜面を烏尾山まで下って、あとは尾根沿いに大倉を目指す。

先頭のY父に導かれるままひたすら下っていたのだが、 植林帯を歩きながらふと我にかえって周囲を見回すと、 下っている分にはどこを通っても間違いではないのかもしれないが、 素人目にはどこが道なんだかわからない。

きっとY父の前の前には(素人には見えない)『赤い絨毯』が敷きつめられて いるに違いない(^^;)

延々下り山道を抜けると、今度は永遠に続くかと思われる林道をひたすら歩く。

だいたい自分で地図やコースを事前に調べて来ていないもんだから どこをどのくらい歩けばバス停にたどり着くのやらわかりゃしない。

秋の日暮れは早い。
だんだんあたりが薄暗くなってきたような気がする頃、突然目の前に (税金の無駄使いとしか思えないような)どでかい橋が現れ、 戸川公園に到着。大倉のバス停は公園を抜けたところらしい。
どうやら暗くなる前にバス停にはたどり着くことができたようだ。はぁやれやれ。


2005.7.2

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