北海道

大学生の時、ユースホステル部なる所におりました。
2回生の夏はふたりか3人組で当時あったJRの「北海道ワイド周遊券」を めいっぱい使って20日間主にユースホステルを使って北海道を回るという掟?がありました。

大阪から日本海をJR特急「白鳥」(今はもうなくなってしまいましたが…)で北上し、 青函連絡船(これもない。うぅ。)で北海道に入り、ひたすらJRの旅。

時計回りにぐるっとほぼ一周。
礼文島で8時間コースを歩いたり、 レンタカーを借りて、摩周湖・阿寒湖・屈斜路湖ぐるっと回ってそのまま 神秘の湖オンネトーまで行ってを湖のまわりを歩いてぐるっと回ってみたり、 知床のカムイワッカの滝(温泉の川なんです)の滝壷に女子大生ふたり、すっぽんぽんで 飛び込んで、そばにいたおっちゃんの目の保養?をさせてしまったり…(^.^;A
いろいろありましたが、楽しい思い出です。

同行の友達は家庭教師のバイトの都合で(確か受験生だったかな?) 先に帰ることになっていたので、最後は札幌でバイバイして、 ひとりで積丹半島に向かいました。

積丹ユースのペアレントさんは漁師さんで、ウニ採りの船を引き上げるのを 手伝うと、好きなだけウニを食べてよいことになっていました。
採れ採れのウニを目の前でパカっと割って、中身をホジホジ・・・
これ以上おいしいウニにその後出会ったことはありません。

お昼は「女郎子岩」だったかな?奇岩を見に行こうとでかけました。 目的地は道路からちょっと離れたところ。なぜか頭の上だけポッカリ青空。 海の色ってホントに空の色が映るんですね。青空の下だけ ほんっとにキレイな色でした。

わぁ〜キレイやなぁ〜。
ぼーんやり眺めていたのですが、 ポッカリ青空はやがて海の上に遠ざかり、あたりはどぉ〜んよりと した空気のたちこめる今にも降りだしそうな低い雲。 生暖かぁぁい風も吹いてくるし・・・
ふっと気付きました。人っ子一人いない岬の先っぽで「ひとり」

突然恐怖感が襲いました。なんだか知らないけど怖いっ!!!
一目散に道路まで走る走る。(それでも途中ふっと目に付いた 四つ葉のクローバーはしっかり摘んだ(爆))

車も走り、人の気配のする道路まで出てほっと一息つきました。

積丹の後、最後は函館に向かいました。
ひとりでガイドブック片手に観光名所をひと通り回り、
夜は函館山の夜景を見に出かけました。
絵葉書そのままの夜景。
キレイでしたぁ♪
ボーッと見とれつつ、一人で見てるのも悲しいよなぁと 思ったら涙が出てきてしまいました。

 

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