せっけんの話
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手荒れとせっけんのこと


せっけん……と書くと、せっけん教の信者のようですが、 決してそんなわけではありません。

もともと川や海,環境のために…、なんていう殊勝な気持ちは サラサラなかったし、結果的に環境にいいのならいいかな程度でした。(^。^;)

いわゆる「主婦湿疹」というヤツですか、 主婦・美容師さんなどに多い手荒れで、 赤くなって、かゆくなったりするようになりました。
もぉぉんのすんごくひどくって、かゆくってかきむしったり、 指先が割れて血がにじんでいたり、手がもうボロボロ…
水に触らなければ調子いいのですが、 一応主婦もしてますから、水に触らないわけにもいかないしねぇ(´ヘ`;)ハァ

困っている時に「洗剤変えてみたら?」とせっけんを勧められました。

「せっけん?」お恥ずかしながら無知なもので、固形のもののことを「せっけん」と 言うのだと思っていたのですが、 合成のものではなく、天然油脂を原料とした無添加の純せっけんの ことでした。
固形だけでなく、粉もあります。 私の使っているシャボン玉石けん製ではありませんが、液体もあります。

それまでは、綿手袋+ゴム手袋のW手袋でないと 食器洗いできなかったのが、せっけんなら素手で洗ってもOKになりました。

昔はあんなにも食器洗いが大好きだったのにねぇ。(^^ゞポリポリ
調理中、少しだけの洗い物を片付けてしまいたいだけなのに、 いちいちW手袋を必要とするあのもどかしさ、あぁぁ…(ーー;)
W手袋が必要になってからは、洗い物がたまる一方で…(涙)

まずは食器洗いと浴用から始めて、シャンプー、洗濯用と 合成洗剤をどんどん追い払っていきました。
今では、家中ほとんどせっけんの『せっけん生活』と相成りました。

完全によくなった訳でもありませんが、手荒れも少しまし?

市販のものは、合成洗剤ばかり…完全に合成を避けることはムズカシイ。
手荒れの事がなければ、今でも合成洗剤バンバン使っていることでしょう。 実際、「せっけん」の不便な面を考えると、合成ものが売れるのはわかります。



その1.せっけんかす
食器洗いのあとのシンクのベタベタ。排水溝のベタベタドロドロ。
しっかり溶かしているはずなのに、洗濯物にくっつく白いカス。 色の濃いものはてきめんです。 と、いうことは、白いものにも見えないだけでいっぱいついてる? それを手でくしゅくしゅしたり、洋服ブラシで払ったり…(ーー;)

その2.価格
合成洗剤と比べると多少お高いですね。
量産されている合成洗剤と比べても仕方ないかぁ(^。^;)
 

その3.売ってない
やはり市場は大手各社の合成洗剤が占めてますから、 取り扱っていても、売場の片隅とか、全く扱っていないとか…(ーー;)
見かけると (ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ- と思います。
生協とかせっけん会社から直接取り寄せることがほとんどです。 いろいろ使ってみましたが、私にはシャボン玉石けんが一番です。        お店の売り場で“シャボン玉”を見つけると嬉しい♪

その4.使い心地
合成洗剤と違って洗濯粉せっけん溶けにくいし…(ーー;) (東京の水が悪い?) 粉せっけん用のネットに入れて、その上手でくしゅくしゅして溶かしてます。

慣れればさほど気になりませんが、せっけんシャンプーは髪がキシキシします。 合成シャンプーの使い心地を知ってる身では、ちょっと勇気がいるかも?
合成シャンプーの弊害やせっけんで髪が太く健康になったとか せっけん信者の方々はおっしゃいますが、使い心地だけを言えばどうでしょうか?(ーー;)

余談ですが、シンクにお湯を張って、粉せっけんを多めに溶かして 台所の油ベタベタ換気扇を浸け置きし、古歯ブラシでこすって洗いました。
え?せっけんで?と思うくらい換気扇はきれいになりました。 (嘘だと思ったら、一度お試し下さい)
しかし…そのあとのシンクのベタベタのすごかったこと………(^^ゞ

せっけん会社と一口にいっても、いろんな会社のいろんな製品がありますね。 同じ「せっけん」のはずなのに、合わなかったり…
いろいろ試してみるしかないようです。

我ながら、なんだか不便な思いをして、なんで使っているんだろう?と思いつつ、  不便なところにも慣れてしまったというか…
手放しに褒め称えるというほどではありませんが、、 なんだかんだ言っても、今更合成洗剤に戻る気にはなれません。

 
  
洗濯板はすごいゾ


その後、せっけんを扱っているお店が増えましたね。
汚れ落としに強い味方は「洗濯板」♪
今時??と言われそうですが、これがなかなか強力なのっ(笑)

東京で、上の子が泥んこ奨励幼稚園に入る前、先輩ママの「もう、幼稚園の泥、落ちなくて、 洗濯板が欲しいと思ったほどよぉ〜」のお言葉に、しっかり入園前から 洗濯板を用意しておりました。
それでも、スカート半分まっ茶っ茶状態に、最初は泥汚れ落とし専用の合成洗剤を1本まるまる 使ってしまうこともありましたが、 洗濯板にくわぁっっと洗濯用せっけん(見当たらない時は浴用せっけんでもなんでもOK)を こすりつけ、洗濯物をガシガシゴシゴシ。この際生地が傷むかどうかは問題外(笑)。
(そんなに傷んだような実感は今のところないような…気がするだけか(^_^")?)

洗濯板でガシガシゴシゴシ、ひと手間かけるだけで、驚くほど汚れが落ちるもんです。
今度の幼稚園でも、白ソックス洗いに威力を発揮♪
夫のシャツの「汚れの首輪」もきれいさっぱりには驚きましたが、 生地によっても相性あるみたい。

 
  
その後のせっけん生活


一時期、ホントにせっけんオンリーの生活をしていましたが、 結論から言うと、現在は一部合成洗剤も使っています。

せっけんシャンプーのゴワゴワ・ギシギシ感はある程度 仕方ないし、慣れましたが、リンスにはどーにも馴染めずに。。。(泣)

当時、幼稚園行事のために髪を伸ばしていた長女。
細い彼女の髪はせっけんシャンプー・リンスでは、乾いた時に どーにも絡まって絡まって。。。(¨;)

で、リンスをお湯に溶かさずに直接髪につけてみたらどうか、 ということで、パウダー状のリンスを手にとり、直接髪につけていました。
それでも絡まり具合はたいして変わりありません。

それどころか、クエン酸であるリンスを直接手に取ることで、 手の荒れた傷にしみるしみるぅぅ(大泣)

溶かしたリンスがかかっても傷にしみます。
アトピッピの次女は、毎回リンスの度にお肌にしみて痛い痛いと大騒ぎ。

ふと思いました。
そもそも手荒れやアトピー肌のためにせっけんを使い始めたというのに、 使うのがストレスになるのは、どこかおかしくないか? と。

こんなこと言うと、怒られるかもしれませんが、 もともと「環境のため」にせっけんにしたわけでは ないのですから。

その後、洗濯・浴用・食器洗いはせっけんですが、 シャンプー・リンスは、昔から使っている合成洗剤に戻しました。
そしてお風呂洗い洗剤とカビキラーも復活です。

無理せずに、自分の使いやすいように。
それではいけないでしょうか?

2001.6.30

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