それは突然に −品川の日々 1−

次女出産後、1ヶ月ほど実家でお世話になりました。

しかし、実家といえども、自分の日常生活の場ではないわけで…。

さぁ、来週は自分ちに帰って、自分のペースで暮らせるぞぉ〜。
と、思っている時に、魔の宣告が…。

  夫:「転勤」
  私:「へ? どこへ??」
  夫:「東京」
  私:「いつぅ〜???」
  夫:「4月1日付けで」

と、いうわけで、1ヵ月後にはあちらで生活している計算になります。
生まれたてのふにゃふにゃ小僧もいるというのに、どーすんだよぉぉ〜。

  私:「で、住む場所は? 住む場所っ!!」
  夫:「わからん」
  私:「社宅?」
  夫:「社宅あるけど狭いしなぁ〜。
     たぶん会社の持ってる物件のどれかかなぁ?」

自宅に帰って、のんびり自分のペースで…、どころではなくなってしまいました。
それからの怒涛の毎日。出産祝いのお返しだ。お宮参りの手配だ。
住所変更の諸手続等々等々等々・・・。

  引っ越し費用は会社持ち(とーぜんよねっ)だけど、『らくらく』は自費になる と聞いたので、 それなら自分たちでがんばるか、と無謀にもふたりで荷物詰め。

基礎体力は人並み以上 と友達に言われる私ですが、 さすがにこの引っ越しの時はヘロヘロになりました。

さて、月曜日にはいよいよ荷物搬出、という前の金曜日の夕方のこと。
いよいよねぇ〜 たいへんねぇ〜 と社宅の奥さんたちとちょっと立ち話をしていました。

  奥1:「『らくらく』なんでしょ?」
  私 :「ん〜。『らくらく』は自費って言われたから、頼むのやめたの」
  奥2:「え〜!?子供が小さかったら『らくらく』にしてくれるはずよぉ〜」
  奥3:「○○さんとこも△△さんとこも…」(私の知らない方たちです。)

 

(奥さんも元同じ会社の方ばかりですから、このへんの情報は確かです。)


夫に電話して、確認してもらったろころ、その話はどうやら本当のようで…
 (妊婦 or 生まれて6ヶ月まで子供がいれば会社持ちで『らくらく』適用可でした。)

「そんなん今頃わかったって、月曜日の朝には荷物出すのに、 間に合うかいっ!!!(怒)」


このことはこの先一生言いつづけてやります。

 
  夫の言い訳:
「だって人事が自費って言うたもん。その話の前に子供が生まれた話してたんやで。」

 
そんな言い訳知りません。一生恨みます。


そんなこんなで、最後は手当たり次第に荷物を押し込み、首もまだ座っていない 次女を抱えて、自分で歩くもののまださる同然の長女を連れて、 東京へと引っ越したのでありました。

2001.9.4
   
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