SPACE KODAK DC4800 ZOOM
 このページを作成しアップした途端の2001年7月中旬、このページの主役、KODAKのデジタルカメラDC4800 ZOOMは現行機種ではなくなった。KODAKのウェブページでも歴代カメラとして紹介されることになった。それでも私のDC4800は現役である。さらにDC4800との付き合いを熟成させ、このページを拡充させていくつもりである。2001.7.24

2002.10.3 色温度設定が完結
DC4800が主役 2001.07.15
DC4800
愛機のKODAK DC4800 ZOOM
 憫でならないのである。KODAK DC 4800 ZOOM。私のコンパクトデジカメである。人気のないデジカメである。発売は2000年6月。2001年7月時点、店頭で姿を確認できないがまだ現行機種らしい。この世界にあって実に息の長いデジカメではある。その息の長さとは裏腹に、私の周囲にユーザーは皆無。孤独である。ダメカメラなのだろうか。短所としてよく言及されるのは、低輝度域に出やすいノイズ、無粋なデザイン。いろいろ評価はあるだろうが私の使用感は「まあまあ、そこそこ。手に入れて正解だった」である。
 はこのDC4800、情が移るというか、ダメな子供ほど可愛いというか、手放せない。新しいコンパクトタイプのデジカメに触手を伸ばすことなんて「マッ、なんてハシタナイ。アータ」なのである。よって、他のコンパクトデジカメと比べて「どーの、こーの」と比較する資格はない。でも仕事カメラのニコンD1と比較することはできる。普通使っている分には、D1より数段、色がいい。なのに、この有様。この孤独。今まで、ショップ以外でDC4800を見たことがない。時々、ウェブでDC4800関連のページを寂しさしのぎに拝見させていただいている次第である。
 ェブでは、どちらかといえば画質や機能の比較が主体となっているものが多いような気がする。ますますDC4800が不憫でならないのである。確かにDC4800はライカではない。DC4800がこの世界の主役となるには荷が重いのだろうか。DC4800を主役に。世の中には私のような人がいらっしゃるかもしれない。そこで自ら発信する側になろうと一念発起、苦手なパソコンと格闘してこのページを立ち上げた次第である。私はKODAKのマワシモンではない。ご心配なく。
 械に疎く、どのカメラメーカー、どのカメラともクールに付き合う私がなぜこのようなサイトを作ったか。それは、上記のことからお分かりになったと思う。たとえばライカM型のように、レンジファインダーであるとか、描写がいいとか、そういった特徴をDC4800に見出して取り上げるつもりはない。DC4800に出来て、他のコンパクトデジカメでできないことなどほとんどない。DC4800と、どう付き合っているか私なりに紹介させていただければと考えております。
どうしてDC4800なんだ 2001.07.15
円形絞り
円形の絞りが見える。これは真円
のようだ。板に円の穴をあけた
ものか。確かこのタイプの絞りは
フジの銀塩コンパクトに採用され
ていたと思う。円形絞りの効用に
ついては、ボケがきれいだとか
あるらしいのだが

そりゃそうと、レンズの名前は
EKTANAR。エクタノールと読む
のかい? けったいである。
エタノールみたいである。
今後、「抗菌カメラ」とか
出てくるんでしょうか


2001年7月時点で、ズームの
広角側が28ミリなのは、もしかして
ミノルタのDiMAGE 7ぐらいだろうか

 ンパクトなデジカメのオーナーが周囲に増えてきた2000年6月、物欲は頂点に達した。さて、どれを買おうかとカメラ雑誌やパソコン雑誌を見ていると、あった、あった。ズームレンズの広角側が28ミリ。ほとんどのデジカメの広角端は35ミリ前後というのにDC4800は28ミリ。35ミリとの画角の差は大きい。現時点でも広角端が28ミリというものはなかなか無い。画面の縦横比も、他のデジカメに多い3対4ではなく2対3で銀塩と同じ。おまけに、原色系フィルター採用という。その意味もわからぬ機械音痴でありながら「ありがたや、ありがたや」と宙に舞ってしまった。
 
時、補色系フィルターより原色系フィルターのほうが色再現に優れるという話をおぼろげながら知っていた(原色系は色彩、補色系は感度と解像力に優れるという話は、現時点で正しいかどうか。私は定かではない)。おまけにカタログを読み込めば、おいおい、なんと円形絞り(circular shape apature)なんだってさ。すると、ボケはきれいなんじゃないか。別売のいかにもそれらしいフードもあるじないか。
 
満もあった。どこでも手に入る単3電池が使えない。外部フラッシュは使えることはいいのだが、X接点で接続するためTTL調光は不可能。デザインがイマイチ。ちょっと大きめ。などなど。しかーし、28ミリに原色フィルター、これがポイント大。これしかないじゃないか。買っちゃえ、買っちゃえとなったわけである。
 
2000年7月中旬、電器店に走ったのであった。その後、月刊誌「デジタル CAPA」が2000年9月号の別冊付録で「DC4800」を取り上げた。いいことばかり書いてある。ノイズが少ない、速写性に優れるとか。作例写真もなかなか。よろしい。買物上手と自らを褒めてしまった。
 
「あっぱれKODAK」と思わず拍手しようとしたことがひとつある。取扱説明書に、なんと「絞りをf8で撮影すると画質が落ちる」と書いてあったことだ。正直すぎる。良心的すぎる。なんてヤツだ。このクラスのデジカメは、絞り込んでいくとどうやらf8あたりから画質が落ちて行くらしいのである。いいぞKODAK、選んで正解だった。フィルムも買わせていただこうっと。

これがフィルターアダプターだ 2001.07.15
フィルターアダプター
大げさなくらいのフードのほうが、
効果は大きい? そんなフードが
必要なくらい逆光に弱いレンズ?
などという議論はやめておきたい

 っきり、フードだと思い込んでいた。伸ばせばチューリップ形のフードである。しかし、フィルターアダプターだという。フード機能付きということらしい。後述のワイドコンバージョンレンズ、テレコンバージョンレンズ、クローズアップレンズ、PLフィルターやNDフィルターを取り付けるのである。
 
かし、このアダプター、プラスチック製である。手が込んだつくりであるだけに、強度は十分なのか心配してしまう。テレコンなどを装着していて光軸のズレなんて起きないのか。普通、テレコンやフィルターといったものはレンズ本体の先に直接取り付けるものだから心配である。とにかく、このアダプターがプラスチック製であるから、私としては予備がほしいところ。しかし、KODAKのウェブで見たら既に在庫切れときた。こんなのありかい。発売から1年で在庫切れなんて、DC4800を長ーく愛してはならないってこと?
 
ードとして使うにもちょいと問題はある。ファインダーの視野に入り込んでくる。それと、内蔵ストロボを使う際、このフードで一部光がケラレるのである。でもまあ私の場合は液晶モニターを見ながら撮影するのが普通だし、内蔵ストロボを使うときはカメラから外せばいいことだし、この件ついてはカンベンしよう

これがワイドコンバージョンレンズだ 2001.07.15
ワイコン
この写真はD1Xで撮影。カメラに
付いているストラップは表が黒で
裏が灰色。なぜか灰色の部分が
赤っぽく写っている。不可解。
D1Xのホワイトバランスの設定は
オート。他の部分はまともなんだが






(*)ワイコン自作方法が
DC4800 TALK &TALKに
あります
 DC4800は、広角端が28ミリと広い。さらに広角にしてやろうというのがワイドコンバージョンレンズである。焦点距離が0.6倍になる。もともと28−84ミリだから、17−50ミリになるってこと。銀塩一眼レフの17ミリなんて安くはない。これを1万円を切る価格で手にすることができる。
 
だし、画像は歪曲する。この安さだからしょうがない。文句は言えない。この歪曲を逆手に利用する手はある。素人はこの歪曲を見て「すごーい。まるで魚眼レンズ」と感心しちゃうかもしれない。玄人向けには歪曲が目立たない絵柄を慎重に選んで撮影する。これでよし。あと、短所としてはやっぱり四隅で像が流れること。シャープネスが落ちる。この点も、ユーザーズマニュアルに書いてある通り。正直でよろしい。ついでに、この価格であるからにして、ゴーストやフレアが出やすいなんて文句を言ってはならない。正直者に免じてカンベンしてやってくれ。
 
のワイコンについては、「航空写真だっていけるぞ」の項も読んでね。
これがテレコンバージョンレンズだ 2001.07.15
テレコン













テレコン2
大失敗。のぞき穴状態、タイミングも
悪い。

 点距離は2倍になる。ユーザーズガイドにもあるが、単純に56−170ミリの全域で使えるといいのだがそうは問屋が卸さない。ズームの焦点距離を最大望遠位置にして撮影してくれとのこと。つまり、170ミリの望遠端付近でだけ「普通」に写せる。カメラの焦点距離を広角側にすると、周囲が黒く中央部に丸く被写体が写って、あたかものぞき穴から撮ったような写真になる。
 
イドコンでもそうなのだが、装着するとカメラのファインダーでは絵を確認できない。当然、液晶モニターを見ながらの撮影となる。擬似のぞき穴写真を撮るには、液晶モニターで確認しながら穴の大きさを調整するのがいい。
 
月某日、とある陸上競技大会におじゃました。短距離のゴールシーンを撮ろうとしたがやっぱりやってしまった。急にDC4800で撮ろうと思ったのがマズかった。ズームを望遠端にするのを忘れていた。「わー、のぞき穴状態だ」。選手はもうゴール近くまで来ている。ありゃりゃ、失敗。
 
ャッターのタイムラグもちょいとあるし。スポーツ写真にはさすがに向かない。とはいっても競技や場面にもよるが。はなから「DC4800しかない。これで撮らざるを得ない」という状況なら、私もプロ。シブーイ写真をものにするはずだが、この日はゴール写真1枚撮っただけでやる気を失ってしまった。言い訳か。
 
レコンバージョンレンズで、一応の望遠撮影が可能になったわけだが、それ以上の望遠は不可能なのだろうか。画質が落ちないさらなる望遠撮影の方法や装備を知っていらっしゃる方は情報をお寄せください。バードウオッチングに使うフィールドスコープを用いる方法とか。

これがクローズアップコンバージョンレンズだ 2001.07.15
クローズアップ
毛虫
毛虫の図。毛虫は体長約1センチ

入れ物
ショボい「入れ物」
缶
クローズアップレンズを入れる缶

ケース
左上のワイコンポーチに、全部が
入ってしまう
それにしてもヒドい
ライティング


(*)クローズアップレンズの
自作方法がDC4800
TALK & TALKにあります

 7、+10と2種のレンズがセットで販売されている。7とか10とか、この数字がどういう単位なのかは分からない。+10の方がより大きく撮影できるが、さらに大きくということになれば両方を装着する。ただし、その際には+10のレンズを先にカメラ側に付けなくてはならないという約束事がある。
 
際撮影してみると、絵柄によってはピントを合わせるのが結構難しい。液晶モニターでは正確にピントが合っているかどうかわからない。シャッターを押すごとに、液晶モニターで撮影画像を拡大してチェックするのは骨の折れる作業となる。
 
の葉に毛虫がたくさんいたので撮影した。毛虫の頭の部分にピントをロックして何コマか撮影したが、ピントが合っていたのは半分程度だった。液晶モニターの真中がピタリとAFエリアに一致しているんだろうか。液晶モニターにもAFの測距エリアがラインで示されていたら便利かもしれない。
 
れにしても付属ケースの類はマトモなものにしてほしい。何なんだい、あのケースというか袋というか薄いビニル製の「入れ物」は。まあショボイこと。結局、「このレンズにはこの入れ物がお似合い。その程度のレンズですよ」と宣言しているようなもの。ワイドとテレのコンバージョンレンズにはそれぞれポーチがついている。このクローズアップレンズの場合はどうなっているんだい? こんな「入れ物」でレンズをどう保護しろというんだろうか。
 
かいいケースはないものか、すぐに東急ハンズに行かせていただいた。結局、ちょっと大きめではあるが、缶をみつけた。百円前後。これで当座はしのげる。それで、ワイコンについていたポーチに、ワイコン、テレコン2つと、クローズアップレンズ入りの缶、PLフィルターを入れて携帯している。考えてもみてよ。このワイコン用ポーチだって、もともと大きすぎるんだよ。ワイコンだけでなくて、他の3つのものがいっぺんに入るんだから。

お願いチノンさん 2001.07.15
チノン
 www.chinon.co.jp/
もうひとつのチノン
 www.valley.ne.jp/chance/chinon/
 index.html
 DC4800はKODAKが作っているんじゃなかったんだ。知らなかった。ウェブで「DC4800」の検索かけたら、製造元が出てきた。長野県茅野市の「チノン」。1948年創業、97年からコダックグループの一員とある。社長はJ.プレグラーさん。写真入りで、あたりまえだがどうみても日本人ではない。デジタルカメラの生産は既に300万台を超しているそうだ。
 
れにしても、一般消費者を相手にしている企業ではないせいもあるのか、このサイトは企業のものとしてはショボすぎる。だれかに見せて会社をPRするわけでしょ。大学生なんかがこのサイトを見て「就職したいなあ」なんて思うんですかね。それとも就職難だから、立派なサイトでなくても人材が集まるってわけなんでしょうか。なんか他に掲載することはないんでしょうか。「ショボい」って英語でなんて言うんでしょう。だれか社長に伝えてちょ。DC4800を作っている会社なんだから、それなりのサイトにしてもらわなくっちゃ。DC4800もかわいそうである。それなりに技術を持っている会社なんでしょうから。シブーいページにしてちょ。お願い。そして、このサイトの存在もプレグラーさんに教えてあげてね。
 書いたところで、もうひとつチノンのサイトがあることを発見した。就職案内のサイトだ。長野県内の企業紹介のサイトのうちのひとつとしてチノンがある。これは割といい。就職希望者が先に書いたサイトだけを見て終わるのではなく、こっちだけを見ることになれば幸いである。
ナチュラルとシック 2001.07.15 2001.07.31
エクタクロームの種類
(コダックのウェブページから。引用してすみません。宣伝しときますから許してね)
一般用
ダイナハイカラー(世界最高の色飽和度)
ダイナEX100(超微粒子、深みのある色合い)
ダイナEX200(滑らかなグラデーション)
ダイナEX400(豊かな再現力)

プロ用
E100S(正確な色再現)
E100VS(鮮烈な色彩)
E100SW(温かみのある色彩)
E200(自然な色再現)
EIR(赤外線カラー)
他には、えーと、今でもEPPなんてある?


コダクローム
25(超微粒子)
64(格調高い色彩)
200(チャンスをつかむ色?)

 が言ったか知らないが、カラーモードのナチュラルはエクタクローム、シックはコダクロームの色とか。私はいつもナチュラルばっかし。なにも考えもせず。ただ派手目のほうがいいから、という理由。どちらが本当の色彩を再現するかというとシックの方だろう。でもあまり深くは考えたことがない。エクタクロームの色とか言っているナチュラルって、色々な種類のエクタクロームのうちのどのエクタクロームの色なんだろう。たとえば私が散歩の時よく使う「エクタクロームダイナハイカラー」とか。
 
DC4800の後継機では、エクタクロームの種類の分だけ細かく色を設定できるようにすればおもしろいかも。微妙な色再現、色のヌケ、粒状感が変わったりして。タングステンタイプやカラー赤外もありますとか。プロタイプの色設定をして撮影する場合には、カメラを冷暗所に保存しておかなくては実力を発揮できないとか、というのはどうだろう。
 
ダクロームってそろそろなくなる? もうなくなった? まだあるね。でもプロ用はなくなった? もし今後姿を消すとなると、コダクロームのあの色は、DC4800のシックのように、デジカメの色設定の1つのパターンとして生きていくのでしょうか。コダクロームのファンも多いことだろうからこれはいいことである。コダクロームは超微粒子で、色の経年変化が少ないらしい。私は10代から20代にかけてこればっかし使っていた。DC4800のシックも「超微粒子で色の劣化が少ない」なんてことはない、と思う。
 れはそうと、英語版取説を読んでいて妙なことに気づいた。カラーモードの呼び方が日本向けでは「ナチュラル」と「シック」だが英語圏向けでは何とそれぞれ「スタンダード」と「ニュートラル」なのである。「ナチュラル」と「ニュートラル」ってほとんど同じ意味じゃない? 英語圏向けDC4800の表記の方がより的確なものなのではないだろうか。

モノクロ 2001.07.15
 を言うと、DC4800を買ってこのかたモノクロ写真なんて撮ったことがない。いやいや、銀塩でもここ5年は撮っていない。こんなプロもいるのです。作例もアップしようと思うがどうなることやら。
色温度設定 2002.10.03

 その1


 その2


 その3
 
 やっと、色温度設定を変えて実験いたしました。ほーら、この通り、って言っても、もう皆さんは、こんなことできるぐらいご存知ですよね。遅すぎる。
 いずれも、三脚にカメラを固定して撮影であります。で、マニュアル露出ってやつ。なんと絞りはF2.8。なんでもっと絞らないかって? 何ででしょう。長時間露出でノイズが増えるから、と言い逃れをしときましょう。ぜんぶISO100です。
 コスモスを照らすライトはなんでしょう。アークライトかハロゲンライトか。
 その1は、確か「太陽光」の設定だと思います。
 その2は、ホワイトバランスを色温度指定で10000Kにして撮影。なるほどこうなるのか。
 その3は、同じく2500Kにして撮影。ふーん、こうなんだ。
 でも、その1で「太陽光」設定にして、ライトの色カブリがないんだろう。不思議だ。
 ついでに、3つの写真とも露出不足だったため、フォトショップで明るくしております。
ファームウエア バージョンアップ 2001.07.15

アイコン
チューリップアイコンの出ている
液晶モニター



さらに露出補正アイコンが出現すると
こうなる

 KODAKのウェブページを見ていたら、DC4800のソフトウェアをバージョンアップできるとのこと。暗いところでもオートフォーカスの合焦率が上がるとか。ウェブを使ってバージョンアップできるとはエライ。やるな、KODAK。CFカードにダウンロードして私もやってみました。でも暗いところで合焦率が上がったかいな? 
 
は私、腕のせいかDC4800のせいか、昔も今もよくピントを外している。バージョンアップしてピントがよくなったとは感じていないが、まあKODAKさんが言うのだからそうなんだろう。またこの「ファームウェア」のバージョンは1.04。えらい小さい刻みである。一気に2.0とかなんないんだろうか。革命的バージョンアップで、「もうピントは外させません」とか。
 
ンベンしてほしいのは、撮影モードを近景にして電源を切った後に再び立ち上げた際、液晶モニターに出てくるあのアイコン。液晶モニターの中央部分に5秒間、チューリップのアイコンが出現する。どうにかならないだろうか。おまけに露出補正もしていると、チューリップの隣にプラスマイナスマークもご登場。これがじゃま。DC4800は電源を切った時点での近景モードや露出補正などの設定が生きていて、再び電源を入れると前と同じ設定で立ち上がる。再立ち上げ時に、近景モードが生きていることを忘れてオートフォーカスで撮ろうとするようなミスをなくすため、アイコンを表示するらしいのである。
 
は通常、液晶モニターを見ながら撮影する。この5秒の間にアングル決定やピント合わせをする。まして、ワイコンを装着していたりすると液晶モニターに頼るしかないのである。あまり長持ちするとはいえない電池を有効に使うためにもこの5秒を大切に使いたい。真ん中にチューリップがお出ましになっては困る。ファインダーの真ん中でオートフォーカスのピント合わせをするんでしょ、このDC4800は。そうでしょ。
 
ントを合わすべく位置が5秒間見えない。その間、アイコンが消えるのを待つわけ。貴重な電気エネルギーを消耗させながら。撮影モードの設定間違いをなくすためとはいえ、アイコンはモニターの端っこに置けばよかったのではないか。さらなるバージョンアップを強く望む次第である。

どうなってるの? 2001.07.15
ロゴ
黒く塗ったKodakのロゴ














「防水ケースを買っちゃった」を見てね

 「どうなってるの」について、先の項目でもいろいろ書いた。ここでは、他の「どうなってるの」について書いてみようと思う。まず、ストラップはどうにかしてくれ。あの赤いKODAKのロゴはなんなんだい。目立ちすぎだぜ。恥ずかしいよ。そこまで主張することはないだろう。
 
は油性マジックインクで黒く塗っちゃった。やっと落ち着いて散歩ができる。それとストラップの硬さときたらもう、まいってしまう。Tシャツなど襟のない服を着てDC4800を首にかけて長めの散歩でもすると首の皮膚がストラップに負けてヒリヒリする。1年たってどうにか柔らかくなってきた。ショップでストラップを買えばそれですむ話ではあるが、いいのが見つかんないんですよ、これが。それでヒリヒリさせてたわけである。
 
に「なんで無いんだハウジング」。私の周囲では、なぜかキヤノンのデジタルイクシのユーザーが多いのである。しかも、このユーザーたちはデジタルイクシを購入すると同時に、水中や雨の日でも大丈夫というハウジングも買っているのである。このユーザーたちにとってはハウジングも売っていることが、デジタルイクシを購入する理由となっているのかもしれない。あるユーザーに聞くと「俺は水辺の生き物だから」と言っていた。
 
っぱり、DC4800は不人気のカメラであるからにして数の出ないハウジングの販売までは考えていないのだろうか。まあ、DC4800にハウジングがあったとしても、日ごろから携帯するのは難しそうではある。デジタルイクシはそもそも小さいからハウジングをつけてもあまり大きくならないのだが、DC4800のハウジングを想像すると、ちょっと怖い大きさかもしれない。
 
うひとつ。もしかして、DC4800を購入した人にドンケのバッグが当たる、なんてプレゼントがあったの? おいおい、知らなかったよ。期間限定? 私の購入時期ではなかったのか。うーん、ほしかったなあ。KODAKさん、まだ余ってたらちょうだい。

故障歴 2001.07.15 2001.07.29
ヒビ
修理でできたヒビ。直すに直せない。
 障といえばこれまでに1回だけ。2001年3月、とある出張の帰り、新幹線の中で夜景を流し撮りしていたら起きた。電源を切ろうとしたら、いつもなら引っ込むはずのレンズが途中で止まってそのまま動かなくなってしまった。一瞬電池切れかとも思ったが、別の電池でもダメ。そこで電池とカメラ本体の接点部分がおかしくなったのかと疑って修理に出したら、「電源ユニット」の故障とのこと。そう言われても何のことか分からない。修理期間は2週間、費用は保証期間内だから無料。
 
かし、故障はいいとして2週間も愛機が不在とは。これが苦しかった。長い2週間だった。修理を終えて帰ってきた愛機だが、よく見るとネジのところで本体カバーが割れていた。もともとなかったので、修理の際にネジを回す力が強すぎてヒビができたものと思う。しかし再修理に出して、また2週間の待たされるのはさすがにシンドい。クレームをつけないでそのまま使っておる次第でございます。最近、このヒビの隙間がだんだん大きくなってきた。瞬間接着剤でくっつけようか。
 KODAKさん、わたしゃ、この程度のヒビなんてぜーんせん気にしておりません。そもそも雑な性格。私の持っているほとんどのカメラの外観はガタガタであります。お仕事銀塩カメラのF5なんてすごいでっせ。まず、レンズごと落としたかぶつけたかして、シャッターユニットだかなんだか内部を丸ごと交換。このときニコンの人が「普通はここまで直しません。新品を買ってください」というレベルの修理。そしてまた破壊。今度はファインダーを交換。ボディーはボコボコ。しかしである。ニコンさんはファインダー交換だけでなくボコボコのボディーまで交換しちゃったのである。「えー、誰が頼みました? せっかくいい味出していたのに」である。ニコンさんいわく「こんなF5、初めて見ました」だって。
 まあこんな調子。F5は中身も外身も新品状態からやり直しとあいなった。今では、またいい味を出している。DC4800もヒビのおかげで、いい味が出てきつつある。実に発展途上的カメラである。
これがブレない方法だ 2001.07.15
 DC4800って、シャッターボタンが重くない? 押す感触は「キコ、キコ」ってな風。シャッターボタン軽め派である私には、これがチト苦痛。スローシャッターではブラすのではないかとの不安が常につきまとい、事実、よくブラしている。こんなプロもいるのだ。そんでもってファインダー視野率が90パーセントであるからして、ついつい液晶モニターで確認しながら撮影している。カメラが体から離れるためブレる確率も高くなる。
 
2001年6月、首にDC4800をぶら下げていた私にあるライター(記事を書く人)さんが声をかけてきた。なっ、なんと、彼もDC4800ユーザーだというのだ。「色がきれいという評を雑誌で読んで買った」などと話が弾むうち、彼が液晶モニターを見ながら撮影する際のブラしにくい方法をポロリと言ったのだった。
 
通に考えればあたりまえのことであるだけに、プロの面目まるつぶれ。その方法は、「ストラップを首にかけ、腕を伸ばしてカメラと首をストラップで引っ張った形で撮る」であった。なるほど。こんなことでうなってしまうプロもいるのだ。この方法が利用できる状況は限られるにしても、知ってて損はない。えっ? みんな知ってた? DC4800ユーザーの発見にも驚いたが、この方法にも感心した。
PLフィルターはどう使う 2001.07.15
 PLフィルターの使い方といっても、何もむずかしいもんではないだろう。ただ、機械音痴の私としては、「PL」か「Circular PL」のどちらのPLフィルターがよろしいのか、悩んでいるのである。どちらのPLフィルターも使えるなら単なる「PL」方が安かったような気がするのだが。そんでもって、露出はやっぱオートであっても補正しなくっちゃいけないよね、多分。
 
んでいながら、実は既に「Circular PL」を買ってしまった。今度、その効果と撮影方法をアップします
露光間ズーム 2001.07.15
 光間ズームって、広角側から望遠側にズームさせるんだっけ。それともその逆だっけ。知らないよなあ。まあ、こんなプロもいます。月刊誌「デジタル CAPA」が2000年9月号の別冊付録で「DC4800」を見てみると、最初は望遠側にセットしてシャッターを切ると同時に広角側にズームアウトするのがコツとやら。撮影したらアップします。しかし、被写体選びには苦労するんだろうなあ
な、何なんだ、擬似赤外写真 2001.07.15 2001.08.02





脇色彩写真研究所
 www.mmjp.or.jp/rwicp

























生画像。確かに奥の山は赤く写っている


フォトショップで自動レベル補正。
すんごく赤が浮き出てきた。
まさに火の山状態


説明書によると、青、黄、紫のフィルター使用で
「コンクリートなど中性グレイはグレイに
近く見えながら、濃度高く、擬似赤外効果が
(緑葉などの赤発色)がもっとも顕著」
とある


さらに、説明書には「このシステムの
重要性は、人間がやたら樹や森を切って
はいけないという<植物と地球からの
メッセージ>を教えてくれることです!」とある


(*)4800 PHOTO 1 に作品あり
 い文句がすごいのである。「新種擬似赤外カラー誕生!」「赤外にあらずして赤外!」「世界初、赤外フィルム不要の擬似赤外カラー! …驚異の新幻想赤外色世界を実現!」「…画像革命、衝撃の第2弾!」「新赤外ビュー&カラーイメージング!」。びっくりマークの連発である。
 色彩写真研究所の作った「RWフォールス赤外カラーフィルターセット:FC-1」(KENKO扱い、4000円程度)である。75ミリ角で、青、黄、紫、ピンク、茶、オレンジのフィルター6枚セット。このフィルターの組み合わせで、「RGB光を均等に極力抑え赤末以降の長波長光を強く透過させ、緑葉の緑反射を抑え、クロロフィル緑を赤方向に変換させることを特徴とする」と説明書にある。分かったようなわからないような。銀塩カメラ、デジカメ、ビデオでも使える。DC4800でなくては使用できないというものでもないんだが、カワイイDC4800に免じて許してほしい。
 
似赤外効果がもっとも顕著なのは、青、黄、紫の組み合わせという。近く実験して結果をアップします。
 、やってみました。それにしてもこの夏は暑すぎる。いくら散歩好きといっても、ちょっと外出がいやになる。赤外写真といえば、緑深い場所やにぎわう海辺(?)での撮影が定番だが、とりあえず山の見えるビルの上から安易に遠景を撮ることにした。
 ィルターは75ミリ角。いわゆるゼラチンフィルターの類。これをゼラチンフィルターホルダーにはさんでレンズの前にくっつけて撮影する。しかし、私の持っているゼラチンフィルタホルダーの径は82ミリ。でかすぎる。DC4800のフィルター径は43ミリ。これってどうやってくっつける? ステップアップリングを何個もつないで装着すべきなのだろうか。とりあえず、ゼラチンフィルターホルダーを手持ちでレンズの前にかざして撮影した。
 説明書にある通り、お勧めの青、黄、紫の3枚のフィルターを重ねて使用した。ISO100で露出はオート。ピントは遠景。色の濃いフィルターだけにかなりシャッタースピードは遅くなる。露出補正をしながら何枚か撮影した。
 果は、左の通り。何と評価すべきなのかさっぱり分からない。私には判断基準が無い。これでいいのか悪いのか。実をいえば、サンプル画像の入ったフロッピーが付録として付いていたのだが、まだ見ていない。今、行方不明になっており、探し出して比較してみることにする。
 の撮影では、フィルターホルダーがあまりに大きすぎ、DC4800の光量センサーの前までを覆っていた。これが、露出にどう影響したか気になる。また、ホワイトバランスをオートに設定していたが、これも設定によっては随分、色が変わってくるのではと思う。いずれにしても、もっと近景(*)を撮ってみなくてはならない。
電池考 2001.07.15
外部バッテリー(エナックス)
 www.enax.co.jp/Y/
PowerBattery for DigitalCamera
 16,800円
PowerBattery Slim
 11,000円
上記2種が使用できるらしい

 DC4800を買う際に、使用電池の種類が気になったことは既に書いた。単三乾電池が使えないということだ。電池切れという状況に陥った場合、たとえ撮影枚数が充電池を使うより少なくなるにしても乾電池が使えるとなれば、非常に心強い。彼女を説得して、あるいはだまくらかして、セクシー系写真をやっとこさ撮影できることになったとして、これからヤマ場というとき電池切れでは泣くに泣けない。
 
えあれば憂いなしである。問題なのは、KODAKは予備電池を「単独で売っていなかった」のである。急速充電器と抱き合わせ。なんじゃそりゃ。予備電池を1本買うためには、急速充電器も一緒に買うとなれば、予備電池の数だけ急速充電器も手許に増えてしまう。KODAKのサイトで電池を単独で買えることが最近分かったが、「在庫限り」という。残り少ないわけだ。そりゃないだろう。
 
状が同じ電池をフジや東芝が出していて利用できるが、もしその電池を使っていて、その電池の不具合によってカメラ本体が故障した場合、KODAKの保証はあるのだろうか。そんなこんなで私は現在、購入時についていた電池と急速充電器とセット購入した物の2本しか持っていない。私がどこまで心配性で不必要なまでに「備えあれば憂いなし」系であるかは、本DC4800ページの「外部ストロボで万全だ」を読んでほしい。とにかく心もとないのである。
 
かし、世の中捨てたもんじゃない。エナックスである。リチウムイオン電池のメーカーである。使える外部バッテリーが2種類あるじゃない。これですよ。ちょっとかさばるが、許してあげよう。実は買うか買わないかまだ決めてないけれど、これで一安心。ただ、電池のほかに充電器とかも一緒だろうから、モノが身のまわりに増えすぎるかなあ。充電器が大きかったらやだなあ、などと考えている。

外部ストロボで万全 2001.07.15



SB28
SB28とSK6

480EG
480EG.。手前の外部電源が必要

ミニカム
ミニカム。左は充電器。本体は、
発光部(右)と中央奥の物体
どれもこれもヒドいライティング。許して



リングストロボ(ソニックテクノ)
 www.sonictechno.co.jp/camera/compact/

 DC4800の内蔵ストロボのガイドナンバーは9。このクラスのカメラのストロボとしては「まあこんなもん」だろう。KODAKに対して文句はない。しかし、私が肌身離さず携帯するカメラであるからには、もっと力強いストロボが必要なのである。外部ストロボで解決なのである。
 
DC4800にはシンクロターミナルがある。ホットシューがないのはちょっと残念ではある。まあ、このカメラボディーにホットシューがあったとしても、ボディーとのバランスを考えると取り付けられるのはガイドナンバーが20程度のものぐらいだろう。ガイドナンバーが20程度のストロボは光量調節などを設定しにくいものが多い。よって、さほどホットシューの必要性を感じてはいない。
 
かーし、専用ターミナルでボディーとストロボをつなぐ方式のTTL調光ができたらなあ、とは思っている。まあ贅沢を言えばきりがない。TTL調光するなら専用ストロボが必要であるが、実際問題そんなストロボがあったら、ついつい購入してしまうくせがあるので、「買わなくてすんだ」と思ったほうが幸せかもしれない。
 
はもとに戻るが、なぜ、大きいストロボが必要なのか。理由を知って笑わないでほしい。歴史的な事象を記録するためである。夜間、そんな事象を目の前にして「カメラがあるけどストロボの光が届かない」では失格なのである。
 
なわけで、外部ストロボの例。その1。ニコンのSB28(GN36)をブラケットSK6とともに使う。これは現実的で実用的。ワタクシ的には通常の装備である。組み合わせ全体をみて、ある程度の強度がなくてはだめ。マニュアル発光でもいいし外光オートも使えるし、合格。しかし、こんなもんで驚いているようでは、歴史的事件を目の前にして腰を抜かすだけ。写真はモノにできない。
 
は、キャノンのスピードライト480EG(GN48)。ナショナルのものと同じ。ここまでくると、さすがに、「ストロボ付きカメラ」と言うより「カメラ付きストロボ」といった感。強度も十分。大合格。ただし、外部電源も必要になり、大掛かりになってくる。50メートル先までの歴史的事件の撮影向きである。
 
らに、ミニカムである。さて、これはどう取り付けようか。もちろん、「カメラにストロボを」でなく「ストロボにカメラを」どう取り付けるかである。取り付け方についてはまだ悩んでいる。GNは240(ISO400)。外部電源も重い。100メートル先までの歴史的大事件を撮影するのに適してる。ちなみに、個人的にこのストロボを「炸裂(さくれつ)君」と呼ばせてもらっている。わたしゃ、その昔、とある依頼を受け、このストロボを、とある教団の、とある人に向けて炸裂させたことがある。このミッションは、とある理由で歴史的失敗に終わった。
 
あ、あとは参考までに、スタジオ用ストロボももちろん使える。これは歴史記録には向いていないかもしれない。接写用リングストロボ(ソニックテクノ製、価格は知らない)もあるんだって。

1/1000秒で同調するぞ 2001.07.15 2001.07.25

一応、それらしい写真にはなっているが、
フォトショップで暗くした。正直。ストロボの
当て方がいいかげん


4800 PHOTO 1に、同じ方法で
キョウチクトウを撮った作品を
掲載しております2001.09.23
 っくりこいた。DC4800は1/1000秒でストロボが同調するんだねえ。機械に疎い私にはどうしてできるのか分からないが、とにかく同調する。そこで2001年夏、実験しますよ。ほらほらよくあるヒマワリの写真。手前に大きくヒマワリを配置して青空を濃い青に描写するあのステレオタイプの写真。シャッタースピードをマニュアルにして絞りもマニュアル。そして外部ストロボ、PLフィルターかワイドコンバージョンレンズでOKよ。多分。撮ったら載っけますから待っててね。DC4800オーナーの方もやってみてちょ。
 、やってみました。散歩の途中、ヒマワリ畑を見つけて「そうだ、ヒマワリの写真を撮ってアップしなくっちゃ」と宿題を思い出したのであります。だた、この日は気温が36度ぐらいあったんじゃないだろうか。とにかくちょっと歩くだけで汗が噴き出してくる。こんな日に散歩する私も相当な変わりモンではある。
 PLフィルターとかワイコンとか使うなんて先に書いたが、そんな悠長に撮影できるコンディションではない。暑すぎる。また言い訳。もうフィルターの類はなしで、シャッター速度1/1000、絞りf8に設定して外部ストロボをマニュアルでパカッ。トットと撮影した。ちょうど午後4時ごろで、ちょいと太陽は西に傾き加減。左のヒマワリの上に太陽がある状態だ。だから実際、ヒマワリの後方の空の見え方は白っぽい。この露出設定で空を青く描写するにはチト無理がある。実はこの写真、フォトショップで暗くしております。この辺がデジタル画像の怖さであります。
 NDフィルターか、ND代わりにPLフィルターをレンズにカマして撮影すべきであった。ついでに太陽も右上あたりにドカーンと入れるべきだった。次回また挑戦することにした。
実験、対向列車の乗客を撮る 計画 2001.07.15
 んな実験、別にDC4800でなくてもよいわけだが、DC4800で取り組むことに意義を見出しているのである。銀塩ではフィルムの無駄もいいところ。結果がすぐに確かめられることが一番である。やり方はこうだ。新幹線に乗る。対向列車とすれ違う際、窓越しにストロボ一発。対向列車の乗客の姿を撮るという趣向だ。もちろん決行は夜間かトンネルの中だ。
 
ルスピードですれ違うのがいい。このとき対向列車との相対速度は時速500キロ以上にもなる。そのスピードなら1秒に約140メートル、1/1000秒でも14センチ移動するからブレるのは当たりまえ。ストロボの光だけで撮影だ。ストロボの発光時間はかなり短いから乗客をブラさずに撮影できる。というのが私の理論である。ストロボの発光時間がもし、1/10000秒だったら移動距離は1.4センチ。ブレはするが、まあ許容範囲としよう。対向列車の乗客までの距離を3メートルとし、窓ガラスでのストロボ光の減衰を計算して露出を決める。
 果はおいおい、このページにのっけます。ヒマなDC4800ユーザーさんは是非やってみてください。可否のご連絡を待っています。
対向列車の乗客を撮る その結果  2001.07.23



























テスト撮影。防音壁がかすかに写っている



カーブでせいで、ボディーしか写らなかった。
悔しい




停車中に撮影。こんな感じでいきたいね



駅を出る車両。ちょっと距離あり



これが最終作品。乗客がいれば最高
 、やってみた。いつものフレーズだが、これほど大変なことだとは思ってもみなかった。先日、新幹線に乗るチャンスを得た。しかも夜。こりゃ都合がいい。自由席に乗り込むや、右の窓際の席を確保した。主役のDC4800とストロボをセット。ストロボはニコンのSB24(GN36)。ちょっと古いものである。DC4800とストロボをケーブルで接続。「外部ストロボで万全」の項のように、ブラケットは使用しない。窓ガラスにレンズの先端とストロボの発光面をピッタリとくっつけるためである。
 して、シャッタースピード、絞り、ストロボの光量の設定である。計画段階では、「ガイドナンバーから計算」なんていっていたが、実に適当。もう感覚というか「失敗すれば設定を変えればいいや」である。それで、DC4800のISOを200、シャッタースピードは1/1000秒、絞りは8、ピントは遠景モードに設定した。ピントは、2、3メートルに固定にしておいておくのが正解だと思うが、DC4800はそうはできない。遠景モードにしておいたのは、f8ならある程度のピントは来るだろうとの判断である。ストロボの光量はマニュアルで1/2である。当然、1/1000秒、f8なら、車内の明かりを拾うことは無く、完全にストロボの光だけを感じることになる。
 あ、撮影開始。まずはテスト。新幹線がいい走りになったところで一発。ちょっと暗いがイイ感じ。向こうの防音壁が写っている。露出はこれぐらいでいいだろう。「よっし、いくぞえ」と、意気込んだその時、「あれ? 何なんだい? 今、対向列車とすれ違った。こりゃ撮れないぞ」。この間、わずか2、3秒。「おいおい、これ、どうやって撮るの?」。そりゃそうだ。時速250キロ同士ですれ違う場合、長さ400メートルもある新幹線がわずか3秒弱でいなくなってしまう。「まずいな」。悠長に構えていては撮れない。
 にかく、いつでもシャッターを切れる態勢にしておくことが不可欠である。レンズとストロボを窓ガラスに押し付け、シャッターボタンを半押し。これで事態に備えるのである。シャッターボタンを半押しにしていないと、遠景モードへのピント移動、シャッター速度1/1000秒の設定までに、ちょいと、0.5秒ぐらいか、ラグが発生してしまうのである。いつすれ違うともわからない状況で、常にこの態勢。結構つらい。
 れでも、対向列車は何本か逃してしまう。コーヒーを飲んだり、タバコをふかしていたり、車掌が近づいてきたとき、こんな間隙をついて、対向列車はやってくる。粘りも必要だ。そして「よし来た!」である。「そりゃー!」。瞬時に対応した。「写した!」「ん?」「なんじゃこりゃ」。ボディーしか写っていない。ショック。しかし、露出はいいぞ。問題は右カーブにあった。新幹線はカーブの際、かなり傾いていることがある。レンズを窓ガラスに押し付けているから、右カーブの場合なら、対向列車の窓より下を撮ってしまうことになる。こりゃまっすぐ走っているときでないとマズイかもしれない。うーん。運を天に任せるしかない。
 ラストレーションがたまる。その解消のため、どこかの駅に停車したときすぐ隣に停車していた列車に一発。駅に入る際、出発するちょっと離れた列車に一発。こんな安易な状況で喜んではいられない。あくまで高速すれ違いである。
 いに、その時がやってきた。「どうだっ!」「いいぞ」「やったぞ。さすがプロ!」。やっと苦痛から解放されたと思いきや、「えっ?客がいない?」「悔しーい。悔し過ぎる」。シートが見えている。これなら乗客を写すことができたはずだ。それにしても、タイミングは神頼みである。うまく窓のところを撮るのは難しい。偶然の産物である。車両の連結部分なんてこともありうる。ここまでやったんだから、これでよしとするか。乗客のプライバシーもあるだろうし。またまた言い訳。へへへ。
 客を撮影するところまでは、できなかった。さすがに疲れる。カメラを構え続けること1時間半。俺は何をやっているのか。自問した。車掌が近くにいるときは模範的な乗客を装ったが、他の乗客は不信に思っていたに違いない。ストロボをパカパカやってしまう無神経な振る舞いをお許し下さい。旅はゆったりと楽しむものです。もうしません。でも、われこそはというDC4800ユーザーの挑戦を拒むものではありません。その際は他の乗客にご配慮を。
そんなにノイズが気になる? 2001.07.15
 イズって何ですか。世間の人たちはDC4800のノイズを気にしていたのですか。わたしゃプロカメラマンでありながら機械には疎い。ノイズって何ですか、とは大げさだが、まるっきしダメ。無頓着。確かにISO400に設定するとノイズが出やすいでしょうね。ほとんどあたしゃ、ISO100。まあそれでも低輝度域ではノイズが出ているんだろうが、その状況をその状況として受け入れておるのです。たとえ、ISO400でノイズが出てもそういう場として受け入れる。超自然体でございます。
 
だ、ノイズが出やすさについて声を大にすることは、今後のカメラ発展のためにはいいことであると思っている。皆さん、よろしくお願いします。わたしごときには、カメラ発展のため役立つことはできません。各カメラの画像をどんどん比較して研究していただきたい。わたしも勉強させていただきます。
プリンタはオリンパスで決まり 2001.07.15
P400
左がP-400。右はPM920

 メラがDC4800に限ったことではないと思うが、印刷にはオリンパスのプリンタP-400がいいんですね。デスクの上にオリンパスP-400(左)とエプソンPM920の2台のプリンタが並んでいる。どっちもいい機械だが、やっぱりP-400。何が一番違うかというと、画像の暗部、露出がアンダーとなっている部分の表現能力の差。機械に疎いだけに理由はわからないが、階調がぎりぎり残る暗部をうまく表現するのである。
 
かい、高価、ランニングコストも高い、ほぼ写真向けに限定される用途など、やっかいなプリンタではある。ランニングコストはおそらくP-400がA4を1枚印刷して200円弱とPM920のほぼ倍。このP-400、あまり売れているとは思えない。実機を店頭に置いているパソコンショップは極めて少ないと思う。当然、インクリボンなんてどこにも置いていない。
 
れってDC4800の境遇に似てない? P-400はそろそろ製造打ち切りではないのか。大丈夫かいな。もう製造を打ち切っていたりして。ニューモデルが出ればいいのだが、オリンパスがこのP-400を最初にして最後にA4昇華型プリンタから撤退したら非常にまずい。やっぱり10万円近い価格が問題なのか。みなさん、このプリンタをじゃんじゃん買って、今後のオリンパスの製品展開に活路を見出させてやってくれ。頼みますよ。

料理写真でメディアデビュー 2001.07.15
料理1
サーモンのサラダあえ

料理2
スープ。何のスープだったか
忘れてしまった。

上記2点とも、メディアデビューを
果たしたコマとは違いますが、
まあ、こんな感じの写真です

 月某日、料理写真を撮ることになった。冷製サーモンのサラダあえとスープの2点の撮影だ。某印刷メディアに掲載するのである。どこかのレストランのシェフとお弟子さんたちが作ったものである。DC4800も仕事のお伴。首からぶらぶらして、所在なさそうに出番を待っている。当然、お仕事銀塩カメラの出番となる。逆光ぎみで、手前はレフで起こしてなどとブツブツ言いながらセッティング。シェフとお弟子さんたちの視線を背中に感じてしまう。ストロボ使ってパコパコ撮影。ここいらでOK。
 
して出ました、DC4800。オートフォーカスで主題にピントを慎重にロックする。息を止めてキコキコとシャッターを切る。「こんな感じだよ」と同行のライター(文章を書く人)さんに、DC4800の液晶モニターを見せる。「フムフム」とライターさん。「撮影終了です」と私。帰って、DC4800のファイルをパソコンのモニターでチェック。「あれま。DC4800で写すとき、手前をレフで起こすのを忘れてる」。「まずいな。ピントも浅いし、ちょっと甘いな」。考え込んでしまった。
 
かしである。パソコンモニターをライターに見せても、周囲の人間にみせても「なかなかいい」というのである。また、印刷メディアへの初登場を心待ちにしているDC4800のことを考えると、「この写真を使ってやらなくては可愛そうだ」となってしまったのである。掲載する写真のサイズは小さいし、「ピントはこの程度でOK」と納得してしまったのである。
 
日、この写真を掲載した某メディア見ると、それがなかなかいいんです。予想通り掲載サイズが小さかったのが幸い。こんな調子でDC4800は印刷メディアデビューを果たしたのであった。今、考えてみると、この状況ではDC4800には荷が重かったというのが正直な気持ちではある。しかし、DC4800で撮影できる条件であっても、DC4800だけで撮影に臨むのはちょいと難しい。プロカメラマンはそれなりの装備をしていないと、「腕は大丈夫なのか」とか「ばかにしてんのか」などと相手に思われてしまうことになりかねない。
 
回の料理撮影では、DC4800で撮り始めると、背後で「デジタルカメラはまだまだらしいよ」と話すお弟子さんたちの声がしていた。液晶モニターをライターに見せて「こんな感じ」などと言うシーンを見たお弟子さんたちは、「デジタルカメラはポラロイドのように写真をその場で確認するために使っているんだ」と思ったことでしょう。こうしたわけでDC4800で必要十分な撮影条件でも、お仕事デジカメをお伴させなくてはならないのであります。

航空写真だっていけるぞ 2001.07.15
空撮1
なかなか、いいぞ。右下部分には
ヘリのスキッド(脚)が写り込んで
いる。地球は丸い?

















空撮2
ちょっとオーバー目か














ヘリ
気持ち良さそうでしょ

月某日、ヘリでちょっと郊外の航空撮影の機会があった。当然、DC4800も空のお伴。もちろん仕事第一。撮影ポイント上空を旋回しながら、お仕事銀塩カメラでパカパカ撮影。なかなかDC4800で撮影するチャンスがない。次の撮影ポイントに移動する間が出番だ。しかし、空での距離感は陸上と大違い。地図上ではかなり遠いと思える距離なのに、ヘリとなると「あれっ。そこに見えている」ほどの近さ。PLフィルターでシブーい色でも出してやろうと当初は考えていたが、装着することまで気が回らず、離陸時から装着していたワイドコンバージョンレンズを使っての撮影となった。
 
リの窓は開けっ放し。あー気持ちいい。高度は2000フィート(600メートル)ぐらいだろうか。DC4800の焦点距離を遠距離モードに設定。ISO感度は当然100。露出も色温度もオート。液晶モニターでアングルを確認しながら、キコキコと2、3枚シャッターを切った。撮影画像をみると「シブい」。いいではないか。いい色ではないか。遠距離モードにして撮影しているから、撮影画像を拡大してのピントチェックは不要とふんでいたが、結果もやはりOKであった。
 
リやセスナなどでの遊覧飛行では、ワイドコンバージョンレンズは必携かもしれない。ヘリやセスナの機内は狭い。セスナは軽自動車よりキュークツである。機内での記念撮影では、普通のデジカメで焦点距離を広角いっぱいに設定しても、上半身が撮れれば上出来。眼下の風景とともに彼女が「にっこりピース」で収まっているという空中散歩の雰囲気漂う写真が撮れると思うと大間違い。その点、ワイドコンバージョンレンズを装着したDC4800は超広角の17ミリまでカバー。これなら使える。
 
してパイロットに頼んで旋回してもらうことを忘れてはならない。30度ぐらい機体を傾ければ窓越しに地上が広がるはず。シャッターチャーンス!である。注意点といえば、余り機体を傾けすぎると笑顔でピースとはいかなくなることである。普通の人なら45度ともなると、「いつまでも笑ってられへんでー」状態に陥って顔はひきつるはず。また、ヘリパイロットに「彼女と一緒に記念写真を撮ってちょうだい」などとくれぐれもお願いしないこと。ヘリパイロットは両手両足を使って操縦しているから頼む側もちょっとした覚悟が必要になる。セスナなら手放し操縦は5秒ぐらいOK?かもしれない。ほんまかいな。
 
にかく、遊覧飛行の記念写真で勝負しようとするなら、軽自動車の後部座席に乗り込んでリハーサルをするのがいい。日中シンクロに自信がないなら同時に試すといい。機内の人物と機外の風景の露出を合わせるためだ。しかしそのリハーサル姿は考えてみるだけでシブすぎるぞ。

これがDC4800スタイルだ 2001.07.15
4800M6
愛機のKODAK DC4800 ZOOMと
LEICA M6。













注)2001.7.30 D1Hを実戦配備した。
DC4800とD1H。どっちの色がいいか
まだ試していない。私の予想はDC4800。

DC4800のカラーはシアワセ色であります
 「やっぱりニコンだろう」。「いやライカだよ」。「ツァイスで決まり」。なんて声が多い。でも、わたしゃ「DC4800」。これでいいのよ。これで。手にして以来ここ1年、DC4800なんだなあ。初めに書いたように「情が移る」「だめな子供ほど可愛い」である。ニコンやライカ、ツァイスと違うのは、自慢にならないところなのである。自分の子供が変なヤツでも可愛いものだろう。そんな感覚なんだなあ。親権者の責任というものもある。雨風をしのいでやりメシを食わせ義務教育を与えて「なんとか、コイツをそれなりに育て上げなくては」である。
 
ちろん私もプロカメラマンの端くれ。デジカメ仕事では、ニコンD1、D1Xを使っている。そろそろD1Hも実戦配備である。銀塩仕事ならキヤノン、ニコン、ライカ、コンタックスも使う。DC4800がお手上げ状態なら、しょうがない。D1Xに登場を願うのである。要するに適材適所。DC4800に過大な要求はしないのである。「おまえにはこんな仕事もできないのか」なーんて言ってたらグレてしまう。しかし、こちらのアシストでDC4800が活躍できるフィールドも広がっていく。こういうことなのであります。わたしゃ、どこに行くにもDC4800と一緒でございます。
ミニルクスクラブに続け 2001.07.15
ミニルクスクラブ
 www.kikuyashoji.co.jp/
 miniluxclub/index_e.html

*現在、アドレス不明
 イトを一見して、スゴイ。うますぎる。さすがだ。プロもいれば、ハイアマチュアもいるのだろう。海外のメンバーもいる。ライカのミニルクスというコンパクトカメラで撮影した写真を掲載したウェブページである。IKKOMANはこのサイトでこのようなコーナーも立ち上げられればいいがなあと思っているが、ちょっと路線が違う。
 
っぱTOHOHO系の写真のコーナーがいい。その他、どーでもいい系、自己満足系、失敗しました系、苦労してもこんなもん系、単なる記念写真系などなど、寛容の精神や心に余裕のある人だけが見て耐えられる写真をのっけるコーナー。露出がどうの、アングルがどうの、タイミングがどうの、そんなの無視。どうですか。DC4800オーナーの皆さん、こんなコーナーはいかがですか。もし集まるようであればコーナーを作りたいと思います。集まらなきゃ、自作のトホホ写真だけになる。孤独から抜け出せない。
とうとう歴代カメラの仲間入り 2001.07.18
(*)ワイコン、クロースアップレンズの
自作方法がDC4800 TALK &TALKに
あります
 7月17日、KODAKのウェブページを見ていたら、なんと、とうとう、やっぱり、DC4800が歴代カメラのコーナーに入ってしまっていた。来るべく日がついに来た。ここ最近というよりかれこれ半年、店頭にも置いていなかったから予想はしていた。発売からほぼ1年。デジカメの世界では当然のことといえば当然なのだがちょっと寂しい。生産打ち切りのころになって、このDC4800のサイトを立ち上げるってことをどう解釈すべきなのか。うーん。複雑である。そういえば、期待していたファームウェアのバージョンアップは、もうないんだろうなあ。
 いでに、アクセサリー類も続々在庫切れになっている。フィルターアダプター、ワイコン、テレコン、クローズアップレンズ、日本語版取説。現時点で残るのは、英語版取説、電池ぐらいのもの。どちらも在庫は少ないらしい。一番心配なのが、プラスチック製フィルターアダプターの破損である。これは修理を受け付けてくれるのだろうか。なんといってもフィルターアダプターが使えなくなったら、ワイコン、テレコンの類が無用の長物と化してしまう。これが怖い。
防水ケースを買っちゃった 2001.07.27

これがAQUAPAC。袋の上部にストラップが
付く。
DC4800にネックストラップが
つけたまま入る。
ワイコンを付けて入れるのは難しい
どのぐらいの耐久性があるか?


これはニコンD1Hで撮影。
導入したばかりのD1Hにとって
幸か不幸か初の撮影画像である
 古屋にお邪魔する機会を得た。Tカメラへと足を運んだ。どんな品揃えかと店内をくまなくブラブラ。悪いことに見つけてしまった。防水ケースである。このコーナーの「どうなってるの?」でDC4800用のハウジングがないことを嘆いたが代用品となりうる。イギリス製の「AQUAPAC」である。モデルは445。「100% waterproof digital camera case」とある。店頭にある説明書きには水深5メートルまでOKとある。CANONのixyの純正の透明樹脂ケースとは違って、ビニルの袋のようなものである。レンズの前面もビニルであるからにして画質が良いわけがない。しかし安い。お手ごろ価格の4080円。この手の防水ケースの存在は知ってはいたが、目の前にしてついつい買ってしまった。
 質の話は別にして、これで私のDC4800も水陸両用全天候カメラの資格を得た。備えあれば憂いなし。もう雨の日も砂漠でも大丈夫。集中豪雨や台風下での散歩が楽しみだ。しかし、以前失敗したメダカの泳ぐ姿の撮影ごときに再挑戦するなどといったことは考えていない。当面、雨しのぎや水辺で使う方針。私は基本的にアウトドア派ではない。よほどの必要にかられない限り水中での使用には考えが及ばない。「水中?」。そういえば風呂があった。うーん。いいかもしれない。いろいろ用途がありそうだ。ムフ。「あれれ」。説明書を読むと、「浴槽内での使用はおやめ下さい。湯温により素材が変形し浸水の可能性があります」とあるではないか。こりゃいかん。でも風呂であっても、浴槽内でなければいいんだ。ムフ。
 れにしても、こういう買物をしているから、身のまわりにモノがたまってくるのである。あふれ返すのである。「備えあれば憂いなし」とか言いながら、いざ何かが必要となった時、探し出せないのである。本当に悪いクセである。
 談。この日、Tカメラに在庫限りとしてDC4800があった。69800円。生産中止カメラとしては、ちよっと高くはないか? また、驚いたことにオリンパスのプリンタP-400のデモ機が店頭に置いてあった。
液晶フードも買いました 200107.31

付けるとこんな感じ。
 し訳ありません。液晶フードも買ってしまいました。Kenkoのデジタルカメラ専用液晶フード(980円)である。「次から次へモノを買わないで写真を撮ってなさい」なんてもうひとりの自分が叱責している。申し訳ありません。液晶モニター派の私としては、どうしてもこれを試したかったのであります。しかも安い。「くっきり みやすい ワンタッチ」のキャッチがそそる。買わない手はないのである。
 外での使用はまだだが、980円の威力はいかなるものか今後レポートするとするか。
マイブックづくりに挑戦 2001.10.23
マイブック
www.mybook.co.jp
 れにしても、このMAINのページへの追加は久しぶりである。まず説明から始めなくてはなるまい。マイブックとは、写真のデジタルデータをウェブで送信すると、1週間ほどで、写真集になって手許に届くというものである。縦横約19a、20ページ。写真は表紙を含めて21点。1冊2800円。DC4800で撮った写真を写真集にしてみるとするか、とあいなった。
 ょうどいいことに、娘を撮った写真が21点あるんですぅ。あの4800 PHOTO 1で「ブレ、ボケ写真の効用」で使った写真の一連のコマである。たまたま、21点撮っていた。ワタクシ、このサイトでは親バカだけにはなるまいと決心しいたが、しょうがない。この際、親バカさせていただくことにした。
 戦したのはいいのだが、説明通りにやっても、データを送信できないのである。困ったもんである。機械に疎いこの辛さ。ネットに弱いこの辛さ。分かっていただけるであろうか。どうしても出来ない。出来ないのである。とりあえず、挑戦していることを報告して、その後の奮闘ぶりをまたアップしたい。・・・と書いて、もう一度チャレンジしたらどうにか送信できた。しかし、何がマズかったのか、分からない。あー悔しい。
 イブックをつくるためには、まず、ウェブページから編集ソフトをダウンロード。そして写真をレイアウトして送信するって仕組み。写真のファイルサイズは自由。このソフトがファイルの大きさを適当なものにして送信してくれるらしい。ワタクシの場合、データを送信するのに、エッジ(64k)で約8分かかった。電話代はいったいいくらだったんでしょ。
 、1週間で届くということだから、到着したらまた紹介いたします。
できた! マイブック 2001.11.1

表紙には、写真も使用可。縦横
どちらでもOK。
色はピンクで注文。表題も入る



とまあ、中はこんな感じ



縦写真なら、こう



これが、おしまい部分

以上、マイブックの一番シンプルな
もの。それぞれの写真の下には
文章も入れられる。
 いたよん、マイブック。注文から8日、超親バカマイブックができた。まず、第一印象。「ブレ、ボケ写真」を21点も集めれば、これはもう芸術の域。そんな写真でも堂々と写真集にまでしてしまえば、それはもう芸術家、フォトグラファーであーる。もう怖いものは無い。
 評である。周囲のみんなが、うなっている。写真にうなっているのか、マイブックにうなっているのか。いやいや相乗効果である。シブチンのウチのカミさんも納得の一冊である。「もう1匹の子供のものも作ってヤレ」と早くもご指令をいただいた。やるときゃやるねえと自己満足。鏡を見てみると、顔に大きく勘亭流の文字で「大」「満」「足」と浮かび上がっている。
 ち着いて、細かい印象を述べよう。写真の解像度は元データより、ほんの少し落ちる。色合いは期待通り。いい。DC4800の「シアワセ色」をストレートに出していると思う。印刷自体に色の偏りがない、とみた。今回は、表面がツルツル仕上げ、写真のプリントで言えば、グロッシーで注文した。もう一つの艶消し、シルキーでもいいかもしれい。それに、装丁はまさに本。これもワタクシ、合格と判断した。
 もこの印刷、どんな機械を使って印刷しているのだろう。サイトには記述がない。「完全印刷による1冊からの写真集」「通常のグラビア印刷とほぼ同等の175線相当で印刷」「全ページにコーティング加工を行っていますので、長期間変退色いたしません」などとある。どんな機械を使っているか知りたいところではある。
 のマイブック、いろいろ使い道があるとみた。ワタクシ、月に1冊ぐらい作りたいぐらいである。マジで。ホレました。ワタクシ、マイブックのマワシモンではないが、久々にホレるべくものを見つけた。こりゃ写真を撮るのが楽しくなるゾエ。皆さんも、話のネタに一度、お試しあれ。でも、このマイブック、子供に見せられない。ボロボロにされてしまいそうだ。