じつわ以前にサスペンションアームのブッシュ交換をした時に、エンジンマウントも一緒に頼んであったんです。でもエンジンルームを眺めた限りではエキパイを外さないと交換出来ないような感じがしてどうも手を付ける気にならなくてそのままになってました。
その後LSD交換の際にお世話になったFINE SPORTSさんに遊びに行った時にこの事をBOSSさんに相談した所、エンジンを下から支えてやるだけで出来るよ、とのお話を伺い次回お邪魔した時にやらせて頂くことになっておりました。
その時の記録を書きましたので、ご自分で作業される方の参考になればと思い公開いたします。
(追記)羅針盤MLで活躍されているmhoohmさんのページにもキレイな写真入りで詳しく紹介されていますので参考にして下さい。
必要な工具
購入した部品
部品番号 | 名称 | 個数 | 値段 |
NA0139040A | エンジンマウントラバー | 2.0 | 4,420 |
まずはボンネットをあけて、邪魔な物を外します。私の場合はストラットタワーバー、エアクリーナーボックスを取り外しました。これは上から手が入らないので外したのですが、うまくやれば下からだけで作業出来ますので不要かも知れません。でも初めてでしたらやはり外したほうが見やすいので良いかと思います。
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ちょっと見難いですが、エキパイの向こう、赤く囲まれている部分がエンジンマウントです |
車のフロント部分をジャッキアップしてウマをかけます。
アンダーカバー、ホイールを外します。
エンジンマウントを外してもエンジンが下に下がらないようにオイルパンの下に板を挟んでパンタジャッキでエンジンを支えておきます。少しエンジンが持ち上がるような感じまでジャッキを上げておきましょう。
前準備完了です。エンジンマウントの交換に入りましょう。左右2個あるうちのエキパイ側から外しました。
エンジンマウントのボディ側のナットを外します。下側のサスアームのフロント側支点のすぐ後ろに丸い穴があるのですが、その奥にナットがありますのでソレを緩めます。
エンジンマウントのエンジン側のボルト3本を外します。
この際にソケットのエクステンションが必要になります。全長60cmくらいは欲しいので友達から借りておくなりしておいたほうが良いでしょう。
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私のはかなり固く締まっていましたので、エクステンションでショックの外側まで持ってきておいて、ブレーカーバーという長いハンドルで回しました。普通の1/2ラチェットハンドルではとてもゆるみませんでした。 |
これでエンジンマウントは外れますが、取り出すのが知恵の輪状態で、中で回したり向きを変えたりしながらやっと抜けました。エキパイ側のマウントはエンジンの後ろ側、ロワーサスアームの上から抜けました。
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マウントが抜けましたら万力に固定してエンジン側のブラケットからナットを外してマウントラバーの交換をします。古いほうは写真では分かり難いかも知れませんが全周にヒビが入ってました。
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交換したらさっきの逆の手順で知恵の輪を解いてマウント元の場所に戻し、ボルトとナットを締めておきます。
インテーク側も同じような手順で交換します。インテーク側はオイルラインが邪魔になってエキパイ側よりエンジンマウントの取り出しが難しかったです。私のロードスターはオイルクーラーが付いている為にオイルフィルターがフロントフェンダー内に移動されています。この為にオイルパイプが邪魔になったのですが、クーラーの付いてない方はオイルフィルターを外せばラクに取り出せるのかも知れません。
インテーク側はエキパイ側と逆にエンジンのフロント側から下に抜き出しました。
なぜかインテーク側はボルトの長さが3本とも違っています。間違えないように戻しましょう。
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一番長いのがフロントの下側、次がフロントの上、一番短いボルトが後ろ側となっておりました。 |
交換後エンジンを手で持って左右に動かそうとしてもほとんど動かなくなりました。運転しても振動が少なく、アクセルに対する車体の動きも遊びがなくなったような感じで満足です。
作業中ポイントポイントで助言を下さったBOSS、ひできくん、どうもありがとう。