塗料が熱やブレーキフルードにやられてしまうのではないかと思いテスト期間が終わるまで公開していませんでした。作業をしてから半年、何度かブレーキのエア抜きもしてるし、パッドを1セット使い切っても塗装の状態は良い状態を保ってますので今回公開する事にしました。

注意:このサイトを見てくださった方の知り合いでメーカーの開発の方がいらっしゃるようなんですが、キャリパーなどの梨地部分に塗装すると放熱性が多少なりとも落ちるのであまりオススメは出来ないとのコメントを頂きました。もっともな話しですのでもし自分でやってみようと思った方がいらっしゃいましたらそのへんを十分考慮して下さい。(08,31,2001)

ブレーキキャリパーのOHおよびキャリパー塗装
(作業日 12,15,2000)

必要な工具

購入品

名称
個数
値段
Soft99 耐熱ペイント シルバー
1缶
1000円位
Soft99 ホイールカラー W-33 キャンディブルー
1缶
1300円位


夏にオーバーホールしたブレーキキャリパーですが、左リアがサイドブレーキ引いてもまったく効かなくなってしまい、半日に一度は調整しないとサイドターンが出来ない状態でした。
壊れたのはピストン内部の分解してはいけない部分で、Cリング溝の角が丸くなってしまったのが原因です。
とりあえず調整すれば半日は大丈夫でしたのでだましだまし使ってましたが、羅針盤MLで竜田さんがNA8のブレーキキャリパーに交換されたのでNA6のが余っておられるとの事で、お言葉にあまえて譲って頂きました。

今回はバラしてすぐに組み付ける必要がないので前からやってみたかったキャリパー塗装をやってみたいと思います。キャリパー専用の塗料が販売されているようですが、僕はまだ見た事ないです。通販という手もありましたが、どうも手に取って見てみないと買う気になれなかったのと、5000円もするらしいので近場にあるものでなんとかしてみたいと思います。

ブレーキキャリパーを分解してゴムのシール類を全て取り外してから灯油で洗浄します。
乾いたら耐熱のシルバーで塗装します。この状態だとバイクのキャリパーみたいでキレイです。
シルバーが乾きましたらその上にホイール用のキャンディブルーを塗りました。
どうせ表からは見えないのと、エア抜きの際にブレーキフルードがかかる場所を塗ってしまうと塗料がフルードに侵されてブクブクになっちゃうかも知れないという事でブレーキローターの表側に出てくるキャリパーの爪の部分とキャリパーサポートの部分だけを塗装しました。
キャリパー塗装が終わり組み立てた状態です。
ピストンの部分はどうせ見えないしエアー抜きの際にブレーキフルードがかかりそうなので塗装していません。
プロジェクトμの新しいタイプのカラーを狙ったんですが単なる明るいブルーメタリックになってしまいました。
車両に組み付けた状態。ケーハクー!(笑)
う〜ん、どうでしょうね。
キレイな事はキレイなんですが、耐久性も心配ですしこのままテストを続けて春になったら残り3輪をどうするか考える事にします。

7月になりました。塗装は綺麗なままですので耐久テストも合格です。が、今度は赤に塗りたいなぁなどと考えています。作業をした際はまたこちらで報告したいと思います。


注)ブレーキ整備のミスはそのまま命にかかわります。自信のない方は気軽に行わないで下さい。