妙な日本語 その2

ちょっとひどいぜ困惑編


その1では、誤植をご紹介した。
次は、なぜこういう事になってしまったのかよく分からない例をご紹介したい。


商品名 : 「脆の果」
製造地 : 中華人民共和国広東省恵州
入手地 : 中華人民共和国
入手時期 : 1996〜97年
中国でよく見かける例。
「○○の××」と書けば、とりあえず日本語になると考えているんじゃないかと思われるが、こっちは何の事やら分からないという好例。
実際、何なんでしょうか?


商品名 : 「哈蜜瓜酥」
製造地 : 中華人民共和国広東省花都市
入手地 : 中華人民共和国
入手時期 : 1996〜97年
誤植との組み合わせタイプ。
「ナロン」は「メロン」で間違い無いとして、「クーキ」は多分「クッキー」の誤植と思われる。ただ、「脆クッキー」という日本語はどうか?
一つ上の例も含めて、慣れてくると「脆」という字がつくと「サクサクとした柔らかいタイプ」ということが分かっては来るのだけれど・・・


商品名 : 「白沙緑茶」
製造地 : 中華人民共和国海南省
白沙黎族自治県白沙鎮
入手地 : 中華人民共和国
入手時期 : 1996〜97年
ぐいずのお気に入りの逸品!
絶妙である。
まず「緑茶」を「みどりちゃ」と言い切っているのが良い。
そして「白沙」。音読みなら「ハクサ」ピンインをなぞるなら
「バイシャ」になるところを間を取って(?)しかもシンプル
に「バサ」・・・もう狙ってるとしか思えない味わい深さだ。
「バサみどりちゃ」
しかもこのお茶、中国国内では結構出まわっている人気
商品のようで、これを持って雲南省に旅行に行った時、
天津から来ていた日本人留学生と、
「あ、それバサみどりちゃですよね。」
「あ、飲んだ事あります?バサみどりちゃ。」
「ええ、天津にもありますよ。バサみどりちゃ。」
「結構いけますよね。バサみどりちゃ。」
「ええ、友達も何人か飲んでますよ。バサみどりちゃ。」
という会話が成立してしまったほどである。
恐るべし!
「バサみどりちゃ」
皆様も中国にお越しの節は、是非
「バサみどりちゃ」
をご賞味下さい。




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