題名:模倣犯
媒体:映画(日本)
見た場所:松山市 衣山シネマサンシャイン
見た日時:2002年6月30日(日) 12時30分の上映
その回の動員人数:約40名
監督:森田 芳光
出演:中居 正広、藤井 隆、木村 佳乃、山崎 努 他

話題作ということで見に行った作品ですが・・・う〜〜〜ん・・・
語り口は変わっていて面白いと思ったし、山崎努さんは相変わらず渋くて素晴らしい俳優さんだと思いましたが、作品そのものは・・・どうなんでしょ。
原作は、まだ読んでないのですが、過去に数作(数少ないですが)読んだ宮部みゆきさんの作品内容と単行本2冊という原作の量を考え合わせると、この上映時間の作品にまとめるのは、無理があったんじゃないかという気がしますが・・・
出来あがった映画を見て思うのも何ですが、原作は相当面白そうな感じが伝わって来たので、そのうち読んでみるつもりです。


題名:陽はまた昇る 
媒体:映画(日本)
見た場所:松山市 衣山シネマサンシャイン
見た日時:2002年6月30日(日) 10時5分の上映
その回の動員人数:15名
監督:佐々部 清
出演:西田 敏行、渡辺 謙、真野 響子、中村 育二、緒方 直人、篠原 涼子、石橋 蓮司、夏八木 勲、仲代 達也 他

頑張る日本のお父さんの映画。
NHKの「プロジェクトX」でも取り上げられたようですが、日本ビクターのビデオ事業部の部長が、部下をリストラさせないために、本社にも内緒で家庭用VTRを開発していく、実話に基づいた作品。
「会社の為」ではなく、あくまでも「自分自身が納得できる事」を貫こうとした人のお話。「会社の為」になるのは、あくまでも結果なんですよね。ある意味、サラリーマンの鑑のような方の生き様です。そういう人生は人に感動を与えます。
同じサラリーマンとして自分の身に置き換えた場合、反省しきりです。それじゃあ、今後悔い改めてこの主人公のような人生を歩むべく努力するかと訊かれたら・・・まあ、他人は他人ということで・・・(^-^;A
出演陣でも日本を代表する俳優さん、女優さんのオンパレードです。個人的には、劇団カクスコ(解散してしまったのが残念)の中村育二さんが、地味ながら良い役どころで出ておられたのが、うれしかったです。


題名:マイアミ・ガイズ−俺達はギャングだ−
媒体:ビデオ(レンタル)
借りた店:ビデオサンシャイン 勝山店
見た日:2002年6月26日(水)
製作年(国):2001年(アメリカ)
監督:マイケル・ティナー
出演:リチャード・ドレイファス、バート・レイノルズ、ダン・ヘダヤ、シーモア・カッセル、キャリー・アン・モス 他

若い時はムチャをしていた元ギャングのオヤジ達が、枯れた生活に嫌気がさして、またムチャをするというお話。
出演者達が、また芸達者な方々です。
軽妙に進んで行く、洒落たオヤジ達のやりとりもなかなか楽しいです。


題名:自殺サークル
媒体:映画
見た場所:松山市 シネマルナティック
見た日時:2002年6月22日(土) 20時40分の上映
その回の動員人数:はっきり数えなかったけど12名位
監督:園子温
出演:石橋 凌、永瀬 正敏、さとう 珠緒、野村 貴志、宝生 舞、ROLLY、嘉門 洋子、萩原 明、余 貴美子、迫 英雄、麿 赤兒 他

えー、最初に見終わってからの感想を言うと・・・見るんじゃなかった・・・(オイオイ)
好きな人がいるのは分かってるんですが、私基本的にスプラッタ系はダメなんです。
今回、この作品を見に行ってみようと思ったのは、前回上映館(シネマルナティック)に行った時にもらった上映作品案内で、以前「バーサス」の上映の時に来館されてお話もさせていただいた三坂 知絵子さんが出られていると知ったからで、作品の内容も監督の作風もよく知らずに行っちゃったんですが、実際見てみると、三坂さんはほとんどスポット出演で、あらかじめ知らされてなければ、もしかして気付かなかったかもという感じでした(スミマセン)。しかも、エンドクレジットで名前まちがってたし(「知恵子」になってたよ〜〜〜)。
最初の集団自殺に至るところのテンポなんかは面白かったし、随所で見入る部分もあったんですが、何だかずっと胸の中を掻き回されてる感じがして、ラストの終わり方も、私としては好きな終わり方ではなかったです。
これが、園子温という監督さんの持ち味かと思いますし、客観的に見てものすごくはまっていくファンが付くタイプの作品だと思うんですけど、私個人としては・・・ゴメンナサイ・・・です。


題名:スコーピオンキング
媒体:映画(アメリカ)
見た場所:松山市 衣山シネマサンシャイン
見た日時:2002年6月14日(金) 11時15分の上映
その回の動員人数:13名
監督:チャック・ラッセル
出演:ザ・ロック、スティーブン・ブランド 他

元々「ハムナプトラ2」に出て来たキャラクターですね。
あの時は、伝承として戦士の姿で出ていた時は、かなり魅せるキャラだったのに、最後にあんな姿で出て来た時には、目を覆いたくなりました(結構マジで)。
ストーリーとしてはありがちでしたが、素直に楽しめる娯楽作に仕上がっていたのではないでしょうか?
ポスターや予告編を見た時は、仇役がちょっと弱そうなイメージでしたが、本編ではそれなりの冷酷さも見せてくれましたし。
プロレスはあまり見ないので、このザ・ロックというレスラーのことは、「ハムナプトラ2」見るまで知りませんでした。
作品のカラーや「筋肉を見せる」点からも、デビュー当時のアーノルド・シュワルツネッガーを思い浮かべますが、「演技力」は当時のシュワちゃんよりは上だと思います。このあたり、「筋肉を見せる」だけのボディビルダーと、より「エンターティナー」に近いプロレスラーの差でしょうか。
今後、役者の道に進むかどうかは知りませんが、もし進むのであればちょっと注目して行きたい一人です。


題名:オースティンパワーズ デラックス
媒体:ビデオ(レンタル)
借りた店:TSUTAYA BOOKS WILL 宮西店
見た日:2002年6月13日(木)
製作年・国:1999年・アメリカ
出演:マイク・マイヤーズ、マイケル・ヨーク、ロバート・ワグナー、ティム・ロビンス(特別出演) 他

劇場で近日公開作の予告を見ていたら、近々パート3があるようなので、まだ見てなかったパート2をビデオでチェックしてみたが・・・
パート1の時にも思ったんだけど、どうもこのオースティンパワーズのノリは、イマイチついて行けない。
おバカ映画好きだし、悪役側のシーンや途中のシモネタ繋げて行くところなんかは面白かったのだけど、主人公が出てくると何だか乗れない。あくまで、個人の好みの部分だし、どこがどうと具体的には言えないんですけど。
そういう訳で、パート3も見るならビデオになりそう。


題名:ザ・ワン
媒体:映画(アメリカ)
見た場所:松山市 シネリエンテ
見た日時:2002年6月4日(月) 15時30分の上映
その回の動員人数:7名
監督:ジェームス・ウォン
出演:ジェット・リー(リー・リンチャイ)、カーラ・グジーノ、デルロイ・リンド、ジェイソン・ステーサム 他

「少林サッカー」と同日に見たのは、「少林寺」がデビュー作だったリー・リンチャイの最新作でした。
作品のアイディア的には、名作にして後に迷シリーズと化す「ハイランダー」と時空旅行ものを足したような感じで、展開もある程度読めますが、肩肘張って見る作品でもないので、これも有りかなと(笑)。
全体としては、割と真面目に作っている気がするのですが、そんな中で途中に出てくるリー・リンチャイの百面相が妙に浮いていて笑えました。
是非、250世界全ての顔写真と、その人生の履歴書をセットにして出版していただけないかと考えるほどに、個人的にはツボにはまりました。パンク風やドレットヘアのリー・リンチャイって・・・うぷぷ・・・
それにしても、「リーサルウェポン4」の時も思ったけれど、リー・リンチャイって「少林寺」の頃からほとんど変わらない坊ちゃん顔なのに、結構悪役が似合いますね。



題名:少林サッカー
媒体:映画(香港)
見た場所:松山市 衣山シネマサンシャイン
見た日時:2002年6月4日(月) 10時25分の上映
その回の動員人数:15名
監督・主演:チャウ・シンチー
共演:ン・マンタ、ヴィッキー・チャオ、ティン・カイマン、ウォン・ヤッフェイ、パトリック・ツェー 他

久々に文句無し大笑いの香港映画。
チャウ・シンチーは私が中国留学当時に学校の講堂で見た映画(確か「破壊之王」これにもン・マンタが出ていて師弟関係だったと思う)ではまってしまった俳優。
あまり数は見てないけれど、彼の作品の「ベッタベッタ」のノリは、私が非常に愛している部分です。
ちょっとシモネタに走っている部分もありますので、そういうのに嫌悪感を抱く人にはどうかと思いますが、そういうのを気にしない人には絶対お勧めの作品。
是非とも劇場の大スクリーンで、最新SFXを駆使した、スケールの大きな、ベタな笑いをお楽しみ下さい。