題名:アリ
媒体:映画(アメリカ)
見た場所:松山市 衣山シネマサンシャイン
見た日時:2002年5月30日(木) 14時30分の上映
その回の動員人数:6名
監督:マイケル・マン
出演:ウィル・スミス、ジェイミー・フォックス 他

伝説のボクシングヘビー級チャンピオン、モハメド・アリを描いた作品。
正直言って、私はボクシングについては全く無知で、モハメド・アリについては、その名前と元ヘビー級チャンピオンであること、他にはかろうじて「蝶のように舞い、蜂のように刺す」というフレーズと本名が「カシアス・クレイ」だという事くらいしか知らなかった。
今回この作品を見て、「本名 カシアス・クレイ」という言い方自体、彼には失礼なんだという事がわかった。彼にとっての本名は、あくまでも「モハメド・アリ」なんだと。
ブラックムスリムとしてのマルコムXとの繋がりや、ベトナム戦争の兵役拒否をしてタイトルを剥奪された事なども描かれていて、その時代を生きていた人間というのは、その時代の社会と繋がっているという当然の事に今更ながら気が付いた。
かなり骨太な作品で、ウィル・スミスもかなり入れ込んだ様子で名演を見せている。
ただ、監督のこだわりの演出の結果だとは思うが、2時間45分という上映時間は、個人的には少し辛かった。


題名:ドリヴン
媒体:ビデオ(レンタル)
借りた店:TSUTAYA BOOKS WILL 宮西店
見た日:2002年5月29日(水)
製作年・国:2001年・アメリカ
監督:レニー・ハーリン
脚本・主演:シルベスタ・スタローン
共演:キップ・パリュドゥー、バート・レイノルズ 他

劇場公開で見逃して、やっとビデオで見れた作品。
人間ドラマとしては、多少型にはまった感もあるが、レースの疾走感などは、かなり力入っている。
CGを使ってのクラッシュシーンやスピード感と瞬間スローモーションになるシーンなどの組み合わせも絶妙だと思う。
あんまりモノを考えないでいたい時に見るのにお勧めの作品。


題名:KT
媒体:映画(日本)
見た場所:松山市 シネマルナティック
見た日時:2002年5月25日(土) 13時10分の上映
その回の動員人数:約20名
監督:坂口 順治
出演:佐藤 浩市、キム ガプス、チェ イルファ、筒井 道隆、ヤン ウニョン、キム ビョンセ、原田 芳雄 他
音楽:布袋 寅泰

日韓交流年ということで、いろいろな方面で日韓関係を題材にした作品が出て来てますが、これもその一つ。
個人的にはかなり期待していた作品でしたが、あくまで個人の好みから言わせていただければ、ちょっと期待外れでした。
主演の佐藤 浩市を始め、演技陣の演技はすばらしかったですし、劇中で見る金大中の当時の主張と、現在の大統領としての彼の言動や最近の彼の縁者を取り巻くスキャンダルを考え合わせると非常に感慨深いものもあるのですが、事件に関係する人間達一人一人を掘り下げようとするあまり、全体的に散漫になってしまっているような気がします。
出番の多い人達より、むしろ2、3シーンしか登場しない人々の方が印象深かったりしました。


題名:ビューティフルマインド
媒体:映画(アメリカ)
見た場所:松山市 衣山シネマサンシャイン
見た日時:2002年5月22日(水) 15時00分の上映
その回の動員人数:約40名
監督:ロン・ハワード
出演:ラッセル・クロウ、ジェニファー・コネリー 他

やたら腕の太い数学者の精神病に付き合わされる話(^o^)
冗談はさておき、構成もしっかりしているし、演技陣もすばらしいしで、アカデミー賞4部門受賞も納得の出来でした。
ジェニファー・コネリーもホント良い女優になりましたねぇ。ただ、最後に歳をとった状態で出て来た時は、あまりに見事なメイクで、一瞬彼女だと分かりませんでしたが・・・
ラッセル・クロウについては、今まであまり見る機会がなかった俳優さんで、マッチョな役かプレイボーイの役しかやらないのかと思っていたのですが、あまりに失礼な考えでしたね。繊細な演技の出来る、良い役者さんです。
でも、やっぱし腕太過ぎです(^-^)


題名:アンドリューNDR114
媒体:ビデオ(購入・3本 ¥1000)
見た日:2002年5月19日(日)
製作年・国:1999年・アメリカ
監督:クリス・コロンバス
出演:ロビン・ウィリアムス、サム・ニール他

ロビン・ウィリアムスお得意の、ほのぼのとした良い作品です。
ただ、思ったよりシモネタに走っている。
「ロボットに教育をする」と言って、いきなり性教育を始めるとは思わなかった(^-^)
確かに、ロボットと人間の違いを端的に現す部分ではあるけど。


題名:突入せよ! 「浅間山荘」事件
媒体:映画(日本)
見た場所:松山市 衣山シネマサンシャイン
見た日時:2002年5月14日(火) 13時20分の上映
その回の動員人数:9名
監督:原田 眞人
出演:役所 広司、宇崎 竜童 他

1972年というと、私がまだ小学校の低学年くらいのことで、リアルタイムでは、この事件の事は覚えていない。
主人公として描かれている佐々淳行氏の書いたドキュメントを原作として、「フィクション」という断りの元で作られた作品。映画を見た後、近くの書店で原作を立ち読み(!)してみたが、ざっと目を通した限りでは、事件全体の流れは流石に忠実に追っているようで、人々のやりとりや軋轢の部分を脚色していた模様。
「連合赤軍」がどういったものかとか、事件が持つ意味を問うなどという切り口ではなくて、あくまでも人間ドラマにスポットを当てた作品で、演技陣もコミカル、シリアスを使い分けて、見応えのある出来あがりだと思います。
個人的には、この事件がきっかけで爆発的ヒット商品になったという「カップヌードル」もしっかり出て来ていたのが、気に入ってます。ただ、エンディングで「日清食品」が協力会社といて入っていたかどうかを見落としてしまいました。どなたか確認していただけませんでしょうか(笑)
あと、宇崎 竜童の部下役で「VERSUSU」のお兄ちゃん役の役者サンが出てた。


題名:五条霊戦記
媒体:ビデオ(レンタル)
借りた店:TSUTAYA BOOKS WILL 宮西店
見た日:2002年5月12日(日)
製作年・国:2000年・日本
監督:石井 總互
出演:浅野 忠信、永瀬 正敏、隆 大介 他

迫力はあるんですけど、なかなか闘わない義経と弁慶を見ていると、盛り上がって行くよりもどかしい気分がした。これだけの内容にしては、時間が長過ぎる。
「新しい解釈での義経と弁慶」との事だったが、途中でなんとなくオチが読めた気がしていたら実際その通りになってしまった。
基本的にチャンバラ好きなんで、それなりには楽しめました。


題名:トレインスポッティング
媒体:ビデオ(レンタル)
借りた店:TSUTAYA BOOKS WILL 宮西店
見た日:2002年5月6日(月)
製作年・国:1996年・イギリス
監督:ダニー・ボイル
出演:ユアン・マクレガー、ロバート・カーライル、ケリー・マクドナルド、ジョニー・リー・ミラー、ユエン・ブレンナー他

感性の部分で言うと、なかなか面白い映画だと思うんだけど、ストーリーとしては今一つ分からない部分が残って、入り込めなかった。
ストーリー展開としては、ついて行けない訳ではないし、「面白い」と感じた部分も多かったけれど、イギリスでは、そんなにヘロイン中毒者が多いのかどうか分からないし、自分自身の身の回りでもそういう話しは聞かない(聞いていたら大変だが)ので、理解出来なかった。
それにしても、ロバート・カーライルという役者は、作品を見る毎に違う印象を与えてくれる、優れた俳優だと、この作品を見て、改めて実感した。
もっと、いろいろな作品を見てみたい。


題名:スパイダーマン
媒体:映画(アメリカ)
見た場所:松山市 衣山シネマサンシャイン
見た日時:2002年5月3日(金・祝) 19時05分の上映(先行レイトショー)
その回の動員人数:はっきり数えられなかったが100名前後
監督:サム・ライミ
出演:トビー・マグワイヤ、キルスティン・ダンスト、ウィリアム・デフォー他

特撮アクションバリバリの作品。
先月「コラテラル・ダメージ」で、特撮を使ったアクションについてアレコレ言いましたが、こういう荒唐無稽な部類の作品での特撮アクションは、全面的に許しちゃいます(節操無し^^)。
この手の作品(アメコミ原作のヒーローもの)としては、多分最年少クラスに属するであろう主人公(何せティーン・エイジャーやもんね)だが、なかなかに重たいものを背負って行く過程の描き方も、見せてくれます。
それにしてもウィリアム・デフォーは、相変わらず顔が怖い・・・


題名:E.T.−20周年アニバーサリー特別版−
媒体:映画(アメリカ)
見た場所:松山市 衣山シネマサンシャイン
見た日時:2002年5月3日(金・祝) 15時45分の上映
その回の動員人数:約20名
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:ディー・ウォーレス、ヘンリー・トーマス、ドリュー・バリモア他

20世紀を代表する不朽の名作・・・でありながら、実は私にとって、またしても未見の作品。
テレビでやっているのも、なるべく避けて、「いつかビデオでも良いからCMで途切れることなく一気に見るんだ」と思い続けていたら、いつのまにか20年経っていました。「光陰矢の如し」とは、良く言ったもので(^-^;A
そんな訳で、2月の「地獄の黙示録」と同じく、どこが新しく加わった部分かはさっぱり分からなかったけど、やっぱり「良いものは、いつ見ても良い」と改めて思った次第。
主人公の妹を演じているドリュー・バリモアが可愛かったけど、よく見ると、基本的に顔はあまり変わっていない気がする・・・