題名:ボーン・アイデンティティー
媒体:映画(2002年 アメリカ)
見た場所:松山市 松山シネマサンシャイン
見た日時:2003年1月29日(水) 14時50分の上映
その回の動員人数:31人
監督:ダグ・リーマン
出演:マット・デイモン、フランカ・ポテンテ、クリス・クーパー、クライヴ・オーウェン 他

最初、予備知識無しで題名を見た時は意味が分からなかった(笑)
主人公を演じるマット・デイモンという役者は、私の中では「オーシャンズ11」くらいしか印象になくて、何だかひ弱な坊ちゃんタイプだと思っていたのですが、今回はマッチョな役をよくこなしていましたね。
個人的には、敵役の3人の殺し屋(?)が召集される部分の演出がカッコ良くって気に入ったのですが、登場シーンのカッコ良さの割に、割とあっさりやられてしまったのが残念(笑)
終わり方がちょっとあっさりしすぎているような気もしますが、ハッピーエンドで終わらせるには、あれしかないかなって気がします。


題名:カンパニー・マン
媒体:映画(2001年 アメリカ)
原題:Cypher
見た場所:松山市 シネリエンテ
見た日時:2003年1月21日(火) 15時10分の上映
その回の動員人数:4人
監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
出演:ジェレミー・ノーザム、ルーシー・リュー、ナイジェル・ベネット、ティモシー・ウェッバー、デビッド・ヒューレット 他

「面白い」と聞きながら見逃してしまって、未だに見てない「CUBE」の監督が作ったと聞いて、見てみた作品。
宣伝文句くらいしか予備知識として入れていなかった事もあって、かなり新鮮な気分で見れました。
ストーリー展開としては、見終わってから考えると決して目新しいものでもないのですが、演出の妙からか私が単に鈍かっただけなのか、ギリギリまで読めませんでした。
主演のジェレミー・ノーザムという役者さん、正直言って初めて意識する名前なのですが、同一人物のキャラクターによる演じ分けが見事でした。
明らかに近未来が舞台なのですが、「西暦何年」とか「何十年後」とか一切言わずに、小物や背景で語って、ずんずん進んで行くやり方は、個人的にかなり好みです。


題名:T.R.Y.
媒体:映画(2003年 日本)
見た場所:松山市 衣山シネマサンシャイン
見た日時:2003年1月11日(土) 14時45分の上映
その回の動員人数:100人くらい
監督:大森 一樹
出演:織田 裕二、黒木 瞳、邵 兵、孫 暢敏、今井 雅之、伊武 雅刀、夏八木 勲、渡辺 謙 他

清朝末期の中国・上海で革命のための武器をペテンで調達せざるを得なくなったペテン師のお話。この手の作品についてあまり語り過ぎるのはルール違反なので、ストーリーについて語るのはやめておきます。
この手の映画というのは、それまでに同種の優れた作品を見たことがあるかどうかも、ストーリーを楽しめるかどうかの大きな要因になるかも知れません。
私の中では、今のところ「スティング」を越える作品は出て来てないです。


題名:K−19
媒体:映画(2002年 アメリカ)
見た場所:松山市 大街道シネマサンシャイン
見た日時:2003年1月7日(火) 15時20分の上映
その回の動員人数:12、3人
監督:キャスリン・ビグロー
出演:ハリソン・フォード、リーアム・ニーソン 他

少し遅れ気味で映画館に着いたけど、予告編があるから間に合うだろうと思っていたが、入ってみるともう始まっていた。しかも、本などに書いているあらすじからするとクライマックスに至る部分のようで、時間を間違ったかと思ったけど、チケット売り場の時刻表では始まったばかりだし、他のお客さんも普通に見ているので、「クライマックスを最初に出して回想シーンに入るパターン」の演出かと思いそのまま見ていたが、いつまで経っても回想シーンにならない。
私が入って20分くらい、始まってからは30分近く経ってから、電気が点いて映写が止まり、映写技師さん(?)が出て来て、
「フィルムを掛け間違えていました。申し訳ございません。始めから上映し直しますので、30分ほど上映時間がずれますが、ご容赦ください。」
と言って謝ったが、お客さんは誰1人として文句を言わなかった。
いやあ、やっぱ日本人(ちゅうか松山人)はおとなしいわ(笑)
おかげで、最初からゆっくり見れました。
で、作品の方ですが、舞台になるのは、1961年当時、ソ連の最新鋭潜水艦だったK−19。
ガッチガチの頭のカタイ、当局から急遽派遣された方の艦長がハリソン・フォードで、元々は艦長でありながら、整備不良のせいで起こった訓練中のトラブルの責任を取らされ、副長に甘んじる役がリーアム・ニーソン。原子炉の事故を背景に、この2人を中心とした艦内の人間模様が描かれて行く、というもの。
堅物艦長とヒューマニスト副長の対立、狭い潜水艦内の人間模様、核というと、「クリムゾン・タイド」が思い浮かびますが、舞台がソ連海軍で、実話ベースというのが大きな違いでしょうか?
物資不足のソ連軍だから起こった事故(事件)だとも言えます。
良い作品なんですけど、今の時期だけに「軍人の責務」を前面に押し出している感のあるこの作品に、ある種のプロパガンダ性を感じてしまうのは、私の考え過ぎでしょうか?
あと、本編のストーリーとは直接関係ないかも知れませんが、劇中でクルー達が英語で、ハリソン・フォード演じるボストリコフの事は「commander captain」、リーアム・ニーソンの方は単に「captain」と呼び分けていたが、字幕の方では、その時のニュアンスによって「艦長」になったり「副長」になったりしていた。字幕付ける方も苦労したんでしょうね。
なお、余談ですが、私ずっと「captain」というのは「大尉」のことだと思っていたのですが、先日読んだ漫画「日露戦争物語」とこの「K−19」で疑問を感じ、今更ながら辞書を引いてみて、「captain」が、陸軍と空軍では「大尉」、海軍では「大佐、艦長」の意味を持っていると知りました。同じ呼び名で軍によって階級に違いがあるというのは不思議な感じがします。


題名:マイノリティ・リポート
媒体:映画(2002年 アメリカ)
見た場所:松山市 衣山シネマサンシャイン
見た日時:2003年1月3日(金) 12時55分の上映
その回の動員人数:約200人
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:トム・クルーズ、コリン・ファレル 他

世間一般はもとより、私の周りでも評判の高かった作品ですが、予告編を見た時点では、私の中ではさして評価が高くなかった作品。
ジャンル的には私の好きな作品なんですが、「明らかに合成と分かる本物に見せかけようとした仮想画像」の中で、主人公が「多少高い段差」から飛び降りてもハラハラもドキドキもしないし・・・
「ストーリーが2転3転して面白いんだよ」という話しも聞いたので見に行ってみましたが、「2転3転する」と聞いちゃったがために先の展開が読めてしまいました。「予言された殺人」部分のケリがついた時点で犯人も分かっちゃいますし。。。変に人の言う事なんか聞かないで、公開直後くらいに見に行っていたら、それなりに楽しめたかもしれないですけどね。
この手の作品としては、オーソドックスな(決して意外でも奇抜でもない)ストーリー展開でまとまってるし、トム・クルーズ始め演技陣も悪くないし、スタッフも一流だし、画像処理にも金かけてるので作品としては間違い無くヒットするでしょう。ただ、オーソドックスなだけに「ブレードランナー」や「ターミネーター(1作目)」や「マトリックス」のように長く語り継がれる作品にはならんと思います。


題名:とっとこハム太郎 ハムハムハムージャ幻のプリンセス/ゴジラXメカゴジラ
媒体:映画(2002年 日本)
見た場所:松山市 衣山シネマサンシャイン
見た日時:2003年1月1日(水・祝) 14時20分の上映
その回の動員人数:目いっぱい(笑)250人くらい?
(以下「ゴジラXメカゴジラ」データ)
監督:手塚 昌明
出演:釈 由美子、宅間 伸、小野寺 華那、高杉 亘、白井 晃、水野 久美 他

新春1発目は、やっぱりコレ!!(笑)

しかし、ゴジラっちゅうよりハム太郎の力なんですかね?この観客動員の凄さ!
元旦からこんなに映画見に来る人が多いとは!
まあ、入場料1000円っていうのもあるんだろうけど(ミもフタも無い・・・)
昨年同じカップリングで見た時は、ハム太郎の方でミニハムズが出て来て延々歌い出したところで寝ちゃったんですが(汗)、今年は作り手の方でも反省があったのか(?)、導入部の歌は短めで寝ずに済んだ。。。というか、最初座れず立ち見だったので、寝れんかっただけかもしれないが。。。
しかし、子供向けアニメでヒロイン張るには、あの王女さまは現実的すぎるんじゃないかと思うんですが、最近じゃあれが普通なんかなぁ・・・(遠い目をしてオッサンモード)
しかし、ミニハムズでは物足りずモーハム+ごハムを引っ張り出すとは流石(笑)
一方、今回の我らがゴジラ君は、ひたすらやられキャラっぽかった。
ゴジラファンとしては、もっと憎々しげで強いゴジラでいて欲しいんですが、今回は主役が釈 由美子とメカゴジラっぽかったんで、仕方がないか・・・
それにしても、最近ゴジラ映画は、一本一本が独立していて、違う歴史観の上に立っている。大体1作目だけを正史としてその他の作品は無視する(?)形ですね。今回は「モスラ」と「サンダ対ガイラ」を正史として取りこんでいたあたり、なかなかマニアックな選択でしたが・・・
まあ、なんだかんだ言っても、釈 由美子が可愛かったんで許す!(・・・て、良いのかオイ)
チケット買った時に貰った「メカゴジハム君」は、前回貰った「ゴジハム君」と一緒に大事に保管しておこう(笑)