題名:ギャラクシー・クエスト
媒体:ビデオ(レンタル)
借りた店:ビデオサンシャイン 勝山店
見た日:2002年2月28日(木)
製作年・国:1999年・アメリカ
上映時間:102分
出演:ティム・アレン、シガニー・ウィーバー他

ドリーム・ワークス製作のおバカなSF映画。
20年前の人気SFテレビシリーズ「ギャラクシー・クエスト」。その人気は今も絶大で、当時の出演者達は、イベント、サイン会に引っ張りだこ。
そのテレビシリーズを「ドキュメンタリー」と信じて見ていた異星人が、彼らに助けを求めてやって来た。イベントへの出演依頼と勘違いした出演者達は、異星人達の戦いに巻き込まれていく・・・というストーリー。
明らかに「スター・トレック」をパロッた作品で、トレッキーを茶化しているような場面もあるが、悪意からではなく、実は彼らを愛している事がよくわかる(というか、多分作り手自身が、熱烈なトレッキーなんだと思う)。
テレビの設定と全く同じに宇宙船を作ってしまう異星人達なんて、オタクの鏡です(^o^)
あくまでも、パロディの姿を借りながら、オリジナルとなる作品が持っていたテーマ(勇気とか友情)といったモノを再確認させる作品。
こういう作品は大好きですし、オススメです。
同様なストーリー展開の作品として、10数年前に公開された「サボテン・ブラザース」がありますが、これもオススメです。


題名:地獄の黙示録−特別完全版−
媒体:映画(アメリカ)
見た場所:松山市 衣山シネマサンシャイン
見た日時:2002年2月24日(日) 18時00分の上映
その回の動員人数:約30名
監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:マーロン・ブランド、ロバート・デュバル、マーチン・シーン、ハリソン・フォード、デニス・ホッパー他

23年前の作品を、監督自ら再編集し、オリジナルでカットしていた部分も付け足したと言う作品。
オリジナル公開当時中学生だった私は、作品を見た5歳年上の兄から「すごく難解な作品」と聞き、その後「いつかビデオでゆっくり」と考えて、(オリジナル版からでさえ)カットされたテレビ放送も見ないで、そのまんまになっていました。
公開から23年、既に中年の域に達した者から見て、当時兄に「難解」と言わしめた作品を見たら、どう感じるかと思いつつ見に行ったら、やっぱり「難解」だった(笑)
全く何考えてんでしょう、コッポラという人は・・・
「特撮を全く使わない迫力」がウリですが、今これと同じ事をしようとしたら、環境保護団体や、動物愛護団体が黙ってないでしょうね。
当時でも、コッポラだから撮れたのかも知れないですけど。


題名:アタック ナンバーハーフ
媒体:ビデオ(レンタル)
借りた店:TSUTAYA BOOKS WILL 宮西店
見た日:2002年2月23日(土)
製作年・国:2000年・タイ
上映時間:104分
監督・脚本:ヨンユット・トンコントーン
出演:チャイチャーン・ニムプーンサワット(ジュン)、サハーパープ・ウィーラカーシン(モン)、ジェッダーポーン・ポンディー(チャイ)、ジョージョー・マイオークチィ(ノン)、ゴッゴーン・ベンチャーティグーン(ピア)、エーカチャイ・ブーラナパーニット(ウィット)、シリタナー・ホンソーポン(ビー監督)

実力はあるが、おかまであるためバレーボールのチームに入れてもらえなかったジュンとモン。おなべのビー監督は彼らの実力を見とめ、県代表のチームに彼らを迎え入れるが、その事からチャイを除く他のメンバーが抜けてしまう。
ジュンとモンの友人達(ノン、ピア、ウィット)達を加えた県代表は地区大会を勝ち抜き、全国大会に出場。
外からは偏見による圧力、中では唯一ノーマルなチャイとの確執の中、彼らは勝ち抜く事が出来るのか?
これ、実話を元にしたお話だそうで、エンドクレジットには本人達が出て来ています。確かに偏見はあるんだろうけど、作品中で出て来た回りの人々とのコミュニケーションを見ても、タイでのおかまの認知度はかなり高いと思います。
チェンマイでおかまさんから声をかけられた事がある私としては、結構素直に受け入れられる作品でした。
笑いあり、涙ありのオススメ作品です。


題名:助太刀屋助六
媒体:映画(日本)
見た場所:松山市 シネリエンテ
見た日時:2002年2月20日(水) 15時30分の上映
その回の動員人数:5名
監督・脚本:岡本 喜八
出演:真田 広之、鈴木 京香、村田 雄浩、岸部 一徳、本田 博太郎、小林 桂樹、岸田 今日子、仲代 達矢他

久しぶりに見た時代劇。
好きな俳優さんがいっぱい出ていて嬉しかった。
真田 広之は、主人公を軽妙に楽しそうに演じていたし、仲代 達矢もストイックそうに見えて、ちょっとお茶目な一面も見せてくれた。
余談だが、仲代 達矢とジャン・レノには、いつか「眠たそうな目」繋がりで、是非一度共演していただきたい!
岸田 今日子は相変わらず怪しい・・・
岸部 一徳は、小心者の癖にずるがしこい悪役をやらせたら、相変わらずうまい!
本田 博太郎も、出番が少なくても印象に残る演技は流石!
各々の俳優さんが、楽しそうに演技していて、面白かった。
テレビ局が製作に関わっているので、多分1年以内にテレビ放映があるでしょう。


題名:バーシャ!-踊る夕日のビッグボス-
媒体:ビデオ(レンタル)
借りた店:TSUTAYA BOOKS WILL 宮西店
見た日:2002年2月16日(土)
製作年・国:1994年・インド(タミル語)
上映時間:152分
監督・脚本:バーラクマーラン
音楽:デーヴァー
主演:“Super Star”ラジニ・カーント
共演:ナグマ、ラグヴァラン、ジャナカラージュ他

やっぱラジニ様最高!!
主人公マニカムは、家族思い、仲間思いで温厚なリクシャー・ワーラー(三輪タクシーの運転手)だが、実は過去にとんでもない秘密が・・・というストーリー。
ラブ・ロマンス、アクション、悲劇、喜劇取り混ぜた、インド映画の面目躍如!
いつもアクションシーンになると容赦ないラジニ様ですが、今回は役柄もあって、特にぶち切れてます(笑)
絶対お勧めの逸品っすよ、皆さん。
と言う訳で、多くは語りません。是非、見て下さい。
今回の決め台詞。
「俺が一度言ったら、100回言ったのと同じ事だ!」カッコイイっす。


題名:ソウル
媒体:映画
見た場所:松山市 衣山シネマサンシャイン
見た日時:2002年2月12日(火) 14時45分の上映
その回の動員人数:3名
監督:長澤 雅彦
出演:長瀬 智也、チェ・ミンス他

「日韓交流年記念」として作られた(というのは、タイトルバック見るまで知らんかったけども)作品。
作品としては、あくまでも娯楽作であって、「日韓関係とは」を肩肘はって考えようとする人には、見て物足りないかも知れないけれど、まあ、これはこれでありなんではないかと(笑)。
ストーリーとしては、途中まで複雑に展開して行き、最後のいわゆる一つの「お約束」に結実していく王道パターンとでも言いましょうか。良くも悪くも、安心して見れる娯楽作品です。
「過去の贖罪」なんてものを持ちこまなかったところが、個人的には好きです。
娯楽作に、そういうのは似合いません。
それにしてもラストシーンは、荒唐無稽なオチを狙ったのかもしれないが、かの国の人々を多少なりとも知っている者としては、有り得ないとも言えないところがちょっと怖いかも(笑)


題名:東京攻略-Tokyo Raiders-
媒体:ビデオ(レンタル)
見た日:2002年2月9日(土)
借りた場所:ビデオサンシャイン勝山店
製作地:香港
出演:トニー・レオン、イーキン・チェン、ケリー・チャン、仲村 トオル、阿部 寛、遠藤 久美子、セシリア・チャン他

実は2000年2月に香港に行った時に、現地の映画館で一度見たもの。
現地公開のものを見たので、もちろん広東語で、字幕が普通話と英語という代物で、いわゆる「香港活劇」なので、言葉が分からなくても、ある程度の筋は読めるし結構面白かったのだけど、やっぱり細かな部分で理解できなかったところが多かったため、今回ビデオを借りて見返してみた。
日系アメリカ人のフィアンセ(仲村 トオル)に結婚式をすっぽかされた女性(ケリー・チャン)が、彼を探しに日本にやって来る。彼らの新居を手がけ、未払いの代金を回収するという、イーキン・チェン演じる自称デザイナーと共にフィアンセを探し始める。謎の男達に襲われたところを、やはりフィアンセを探しているという日本語が出来ない(!?)中華街の名(?)探偵(トニー・レオン)に助けられ、一緒に彼を探していく、というストーリーで、実は登場人物それぞれに、いろいろな秘密がある・・・という内容だけれど、一部を除いて、あくまでコメディ。
トニー・レオンの演技の幅の広さは今更言うに及ばないけど、この作品ではコミカルな役どころを楽しんで演じているように見える。
そして、この作品でのイーキン・チェンはよく喋る!
「中華英雄」や「決戦 紫禁城」では、影のある寡黙なヒーローという感じだったが、ぺらぺら喋るイーキンも結構いいかも知れない(笑)
日本人俳優では、阿部 寛がヤクザの親分を演じていて、なかなかイイ味出している。遠藤 久美子は、かなり動き回る役なんだけど、もし吹き替えなしでやっているなら、彼女に対する認識を相当改めないといけない。こんなに運動神経良いと思ってなかった(失礼)。
さて、ケリー・チャンですが、見た目は言うまでもなく美人だし、全般的な演技はともかくとして、結構長い間日本に住んでいたと聞いていたんだけれど、その割に日本語下手すぎ(笑)。ま、いいんだけどね。


題名:WASABI
媒体:映画
見た場所:松山市 衣山シネマサンシャイン
見た日時:2002年2月8日(金) 14時40分の上映
その回の動員人数:6名
監督:ジェラール・クラヴジック
出演:ジャン・レノ、広末 涼子他

正直言って、つい最近劇場で予告編を見るまでノーマークだった作品。
ジャン・レノと広末が競演するというのは聞いていたけれど、「生き別れになっていた親子が再開する話し」と聞いていたので、もっと叙情的な作品かと思って興味の対象から外していた。
予告編を見て初めて、製作がリュック・ベッソンで監督が「TAXI2」を撮った人だと知り、かなりアクションに重点を置いた作品だと知った次第(お恥ずかしい)。
実際、ストーリー展開にはかなりムチャな部分もあるけれど、ノリとスピード感で乗り切って、かなり楽しめる映画になっている。
ジャン・レノは、相変わらず眠たそうな目をしながら(失礼)、時にはお茶目に、時にはクールに決めてくれるし、広末もちょっとプッツンしているけど、根は素直(らしい)な役柄を、かなり可愛く演じている(もしかしたら地かも・・・)。
結構印象に残る部分の音楽として、鬼塚ちひろやPUFFYを使っているのにも、ちょっと驚いた。


題名:リトル・ニッキー
媒体:ビデオ(レンタル)
見た日:2002年2月4日(月)
製作国:アメリカ
出演:アダム・サンドラー、ブル・ドッグ、ハーベィ・カイテル、クェンティン・タランティーノ他

私的には、主人公の父親であるサタンを演じるハーベィ・カイテルと要所でひょっこり出てくるタランティーノの怪演が嬉しい一本。
ストーリーとしても、かなり笑える部分はあるのだけれど、アメリカの人気テレビ番組やスポーツ界、音楽界などのネタを使っている部分が多くて、それらの方面にあまり明るくない私としては、もひとつのめり込めなかった。
逆に言うと、そういう方面に明るい人には、かなり面白い作品かも知れない。


題名:オーシャンズ11(イレブン)
媒体:映画(アメリカ)
見た日時:2002年2月4日(月) 16時45分の上映
見た場所:松山市 衣山シネマサンシャイン
その回の動員人数:約50名
製作国:アメリカ
監督:スティーブン・ソダーバーグ
出演:ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、ジュリア・ロバーツ、アンディ・ガルシア他

超豪華スター達の競演をウリにしている作品。
確かにその通りの作品だが、実際に見て感心したのは、出ている役者が皆でしゃばり過ぎずに、作中の登場人物と同じように、自分の役どころをきちんと演じていて、大物俳優がゾロゾロ出てくる作品にありがちな、鼻につく部分や、おざなりな部分がないところ。
賞を狙うような作品では無いかもしれないが、娯楽作品として第一級の「大人な映画」だと思う。
それにしても、ブラッド・ピットという役者、どうしてだか最近まで彼の作品をほとんど見ることなく過ごしてしまっていたのだけれど、ビデオで「スナッチ」、映画で「スパイ・ゲーム」、そしてこの「オーシャンズ11」と見て、骨太でいて繊細な演技の出来る、素晴らしい俳優だと認識した次第(ブラピファンの人には「今更何言ってんの!」と言われるだろうが)。
これから作品を見に行く事が多くなりそうです。


題名:traveling
媒体:DVDシングル(購入)
見た日:2002年2月3日(日)
製作国:日本
監督:紀里谷 和明
アーティスト:宇多田 ヒカル

以前からテレビで見る機会が多く、ビジュアルとして非常に気になっていたが、通しで見られる機会がなかった。
今回、DVDシングルとして発売されたので、早速購入した。
ちなみに、宇多田 ヒカルの曲は、過去にCDなどを購入した事はない。
このDVDには、メイキングも収められていて、製作スタッフへのインタビューや撮影風景なども見れて、なかなか面白い。
メイキングに収められているカットからすると、撮影中は、もう少しストーリー性を持った映像としての流れがあったようだが、最終的には、ストーリー性も残しながら、ノリ重視の編集になったんじゃないかな?と思わせる節がある。
いずれにせよ、CG、アニメ、クレイアニメなどを駆使した映像はクウォリティが高く、すばらしい出来だと思う。


題名:ラットレース
媒体:映画(アメリカ)
見た場所:松山市 衣山シネマサンシャイン
見た日:2002年1月27日(水)
製作国:アメリカ
監督:ジェリー・ズッカー
出演:ローワン・アトキンソン、ウーピー・ゴールドバーグ、ジョン・クリース他

私の大好きな監督の一人、ジェリー・ズッカーがヒト癖もフタ癖もある俳優達を集めて作ったドタバタコメディ。
ジェリー・ズッカーと言えば、名作「ゴースト」が有名だが、昔から兄デビット・ズッカーやジム・エイブラハムと共に、「ケンタッキー・フライド・ムービー」「フライング・ハイ」「トップ・シークレット」など、下品でアブナイ作品を数多く作ってきた人で、今回の「ラットレース」の中でも、移植用の臓器運搬や、精神病患者を絡めたアブナイ笑いを盛り込んだ、期待通りの出来で楽しめた。
俳優達の出番についても、出て来るだけで強烈なインパクトを与える、ローワン・アトキンソンなどは出番を少なくして(それでも存在感はすごい)、それぞれの出演者に見せ場が用意されている。
良識などを気にせずに笑いたい人には、お勧めの一本。