むらさきぐま日記2007.その他


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5.U-17日本代表VS清水サテ8/12

8月12日 三保グラウンド 晴
練習試合・U−17日本代表VS清水エスパルス(サテライト)

 上野で国立西洋美術館と芸大美術館を見て周り、科学博物館は待ち時間が長いのであきらめて、ちょっと時間が空いたので秋葉原へ。でもさすがにこの時期はなにも買うものはないので、メシだけ食べて東京へ戻り、14:06発のひかりで静岡へ。帰省ラッシュのため自由席のほうはすでに長蛇の列だったので、列の短い喫煙車・3号車の列に並んで乗車、とりあえず席に座り、一眠り。
 15:08に静岡駅着。服に煙の匂いが染みていたのにちょっと閉口しつつ改札を出る。ここで車に乗せていただき(ありがとうございました!)、一路三保グラウンドへ。
 途中、「おお登呂遺跡」とか「久能山東照宮キター」とか言いながら海岸沿いの道を走り、前の遅い車にイライラしながらも到着。三保の松原の中にあるのか。いい環境。
 天気は快晴で、蒸し暑い。簡素なスタンドに上がる。U-17、清水それぞれの選手たちがユニに着替えていた。清水のトレーニングユニは肌色すぎて、遠目には上半身裸で背番号ボディペインティングしているように見えたwww


スタメンは・・・
U-17日本代表:
GK1廣永
DF8高橋 4甲斐 3金井 6吉田
MF21水沼 17山田 22岡本 10斎藤
FW25端戸 23柿谷

練習試合なので、番号はDFから若い番号を順繰りにつけている。

清水エスパルス・サテライト
GK30武田
DF28平岡 27廣井 5岩下 14高木純
MF28山本 8平松 19原 16枝村
FW9矢島 33アンデルソン

攻撃陣はJでも実績を積んでいるメンバー揃い。


 16:00、試合開始。
 日本は、柿谷が実質トップ下の位置に入る4-5-1といった感じ。岡本がアンカーで、山田が後方から攻撃に飛び出していくという格好。清水は山本ワンボランチのトップ下原一樹、右・平松に左・枝村の中盤ダイヤモンド。
 フィジカルに上回る清水がペースを握る。(当たり前のことだが)矢島・アンデルソンの突破を一対一ではなかなか止めきれない。サイドをえぐってCKを次々取り、平松のキックでゴールを脅かす。清水右サイドへ展開し平松センタリング、クリアこぼれをアンデルソンがミドルシュート、バー直撃して跳ね上がったボール、左に落ちてきたところを枝村がヘッド、これに守備陣が競りきれず、GK廣永もタイミングが合わずバランスを崩してしまいこれにさわれず。前半10分、清水が先制した。

 しかしU-17日本代表、これで意気消沈はしない。トップ下の柿谷にボールを集め、そこからの展開でチャンスをうかがう。柿谷はJ2での試合経験を積んでかなり動けるプレイヤーになっており、軽快なキープやダイレクトのさばきで中盤を落ち着かせる。日本、右サイド素早くつないで柿谷スルーパスに左から斎藤学突っ込む!・・・は通らずも、いい攻撃。
 柿谷は前線からしっかりボールを追い回している。南津守で初めて見たとき(高1のとき)は、左サイドで突っ立ってボールが来るのを待ってるだけのプレイヤーだったが、意識を変えてきてるようだ。
 斎藤キープからスルーパスにFW端戸が飛び出しシュート!・・・かクロスかわからないボールが右に外れた。もっとはっきりー。
 中盤で山田がファウルもらいリスタート、素早く出して岡本が受け、岡本ミドルシュート!左スミ枠捉える、しかしGK武田が横っ飛びでセーブした。左CK、柿谷のキック、クリア。清水カウンター、右へ展開しアンデルソンがキープからクロス、こぼれるところをゴール正面矢島がシュート!はバー直撃!あぶねー。

 清水は右サイドに流れるアンデルソンと平松が体格差による突破を見せる。左サイドバックは小柄な吉田だが、これによく食らいついていた。
 日本、左サイドFK、端戸のキックはDFクリアでCKに。左CK、柿谷のキックは清水クリア。さすがに空中戦ではなかなか勝てない、とこのボールがハーフウェイライン付近最前線のアンデルソンに渡ろうとする、日本も残っていた選手が渡すまいとこれを追い越してクリアに行く、交錯してホイッスルが吹かれアンデルソンのファウル、日本のFK。怪我は大丈夫か・・・大丈夫、FK、吉田が右にはたいて高橋が受ける。前が空いているのを見た高橋はそのままドリブルでタテに持っていく、清水がマークに行く、高橋中へ折り返す、水沼が受けてすかさずスルーパス、これに端戸抜け出しざま左足一閃!

ゴール!!

ダイレクトでゴール右スミに突き刺し19分、日本同点に追いつく!なんという速いパス回し。アシストの水沼とゴールの端戸はともに鞠ユースということもあるが、それにしても一瞬のアイデアのリンクは素晴らしかった。


 右からのサイドチェンジ、左サイド斎藤が受けてドリブルで切り込み一対一になるとヒール、そこへ山田走り込む、持ち込んでクロス・・・は清水DFがさせず。清水、平松から左サイド枝村へ・・・は、通らずタッチライン割る。清水のフィード、矢島が抜け出そうとするが高橋がカット!いい。清水壁パスから左サイド高木がキープし、切り返しで一人かわしてクロス、ファーに回り込んでいた枝村がシュートはDFブロック!こぼれを枝村キープも斎藤が体をぶつけるようにしてカットし岡本へ、岡本から水沼へと展開し中盤でパス交換から柿谷がトリッキーなパスを上がってきた斎藤へ・・・は通らず。
 清水、矢島がキープし中央平松へ折り返すも岡本がカット。


 日本はだんだんボールが回せるようになってきた。山田・岡本のタイトな守備からの展開に水沼・柿谷・斎藤がうまく絡み、フィジカルに勝る相手の中でも落ち着いてボールをつないでいる。こいつらそろいも揃ってうめー。
 右サイドへのフィード、水沼が受けてゴールライン際一対一の勝負、取られそうになる、も素早く回り込んで奪い返し、持ち込んでマイナスの折り返しに走り込んだ柿谷シュート!はGKセーブしてキャッチ。惜しい!
 日本、中盤でパスをつなぎにつないで柿谷から左に流れた端戸へパス、端戸ドリブルからのクロス、ファー、DFクリアしCK。右CK、端戸の左足キック、はGKがパンチではね返す。
 中盤の底でボールをさばく岡本、小柄ながらしつこい守備から両サイドへどんどん飛び出していく山田、そして前線で確実なキープを見せる柿谷のトリオが機能、17歳以下の選手たちがプロ選手たちと堂々と渡り合う。まあ17歳以下のほうにもプロ選手いるけど。

 清水、平松から右へ流れる原へパス、突破できずに戻し、平松が左へ・・・を日本がカット、端戸から水沼へ、水沼ドリブルシュート、清水ブロック、日本拾う、山田からつないで岡本がクサビ、一人スルー、を清水カットしカウンター、右サイドへフィードし矢島走る、吉田が戻ってきてマークにつくがスピードに乗った「重戦車」矢島は止まらない、そのままサイドをえぐって折り返し、中央走り込んできた原一樹がダイレクトで合わせて右スミに叩き込みゴール!31分、清水がカウンター一発から勝ち越した。
 だーカウンターでやられたーああなったら止められんよなーと思っているうちにキックオフ、日本が右サイドでスローインを取る。長めに入れる、受けるべく柿谷走る、でも自分の後ろ・・・と思った瞬間、柿谷は右足のヒールでそのボールを跳ね上げ、目の前のDFの頭を越した。DFも対応してカットしようとしたが、柿谷はその外側をクルリと回ってボールを奪い取りGKと一対一、GKが飛び出そうと踏み出したところをちょーんと浮かせてその右を破り、32分、日本すかさず同点に追いついた。

柿谷キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

ギャラリーから一斉に拍手が起こる。柿谷曜一朗の個人技爆発!最初のヒールはほぼ肩口の高さのボールを脚をはね上げコントロールしたもの。体の柔軟さと足首の柔らかさが素晴らしい。あとの流れは彼のサッカーセンスのなせる業。スーペル。


 日本、左サイドへのフィード、斎藤が受けシュート、清水カット、こぼれに山田が走り込んでダイレクトクロス、清水クリア。清水が右サイドへフィード、アンデルソンが受けるが、これに吉田がきっちりと競って寄せ、ボールを奪ってファウルをもらう。吉田は小柄なのだが、本当によくがんばるプレイヤーだ。
 清水のフィード、右に原が流れて受けるが、日本守備陣がきっちりと戻って対応、原バックパス。平松が受けて出しなおすが、原もまた戻す。そこへチェック、平松はボランチの山本真希へ回す、真希また平松へ、そこへ斎藤が素早いチェックをかけ、平松はDFラインへバックパス。日本、素晴らしい守備。
 日本、岡本から柿谷へ、左サイドに開いてオーバーラップの吉田がクロス、端戸飛び込む!がGKキャッチ、接触で端戸のファウル。
 清水選手交代、平岡に代え11戸田光洋イン。そのまま右サイドバックに入る。

 清水右へ展開、戸田が受けて裏街道で一人抜きセンタリング、合わず。さらに戸田のパスから山本が持ち上がりミドルシュート、左に外れる。さらに清水、右サイド戸田がキープからタテに出し、矢島が受けてキープしクロス、これは中央合わず。
 前半の終了近くは交代出場の戸田が次々にチャンスを作ったが、日本も最後のところで何とか防いだ。そして前半終了、2−2のイーブンで後半へ。



 清水が「マジやって怪我させちゃいけないからほどほどに」っていう遠慮のためかあまりガツガツきていないこともあり、U−17日本代表が互角に近い試合を見せている。U−17相手だし清水はユース選手も出してくるかな・・・と思ったけど、そんなことしてたら不覚取りそうな、そんな感じ。
 ちなみにピッチサイドではGK山本海人が真田コーチとマンツーマンでGK練習していた。リハビリかな?

 さて後半開始。U-17日本代表はメンバーを入れ替えてきた。

GK1廣永
DF7奥井、2鈴木、3金井、8高橋
MF24大塚、17山田、22岡本、20河野
FW25端戸、23柿谷

 清水は、枝村に代えて15久保山、アンデルソンに代えて31長沢。

 中盤で山田がファウルを受ける。彼はよく走ってボールに絡んでおり、前半からいい働き。サンフユースは彼のいる浦和ユースからよく5点も取れたなと思った。
 岡本から左サイドへ展開、河野が受けて端戸へクサビを入れワンツーを狙うが、これは通らず。清水、上がってきた山本真希のミドルシュート、はDFがブロックし、ルーズボールは後半から出場の奥井がクリア。
 河野がスピードドリブルで突破し右へ展開、中へ絞って受けた大塚ミドルシュート!は上へ外れる。今度は大塚がカットからドリブル持ち上がって左へ展開、河野が受けて中央折り返し柿谷ミドルシュート、は左に外れる。
 岡本から河野へパス、後半から左サイドバックに回った高橋がオーバーラップして受け柿谷に折り返し右に出したボールをこれもオーバーラップの奥井がミドルシュート、右に外れ。中盤でちゃんとボールが回るので、両サイドバックも攻撃参加しやすい。

 ここからしばらく清水が左サイドの高木純・久保山を中心に波状攻撃を仕掛けるが、日本もゴール前、金井・鈴木を中心にはね返す。そしてカウンター、左サイドを河野がドリブルで一気に駆け上がり、PA手前で鋭く切り返して一人をかわし中央に入ってシュート!はGKキャッチも、決定的場面。相変わらず河野の突破はスピード・キレ充分だ。
 清水、中央平松から右サイドへスルーパス、大外から戸田が一気に走り込んでDFラインの裏で受けシュート!はGKブロック。今のはプロらしいプレイだった。右CK、平松のキックはニアでクリア。
 中盤こぼれ球を岡本がミドルで狙う、が清水DFブロック。清水、右サイドを戸田がドリブル突破し原へパス、原はいったん後ろへ戻し、そこから左に展開して高木が受け、そこから持ち込んでのスルーパスに原→アンデルソンとつなぐが大塚が競ってファウルをもらう。いい守備。
 清水のクリア、これをDF鈴木が相手と競りつつダイレクトで蹴り返し、これを端戸がDFと競りつつアクロバティックにダイレクトで合わせる!GKの上を越えるか、と思ったがこれは武田がキャッチ、でもいいシュートだ。

 中盤、山田の巧みなキープからのスルーパスに右から端戸が抜け出し、飛び出してきたGKもかわす、シュートだ、が角度がない、右足ならそのまま狙えたかもしれないがあいにく彼は左利き、持ち直す、GKとDFが寄せる、折り返す、が合わず。惜しい!
 今度は岡本から柿谷へパスを入れ柿谷すかさずスルーパスに左から河野が完全に抜け出しGKと一対一、シュート!

正面!

ぎゃあああ正面に蹴るなよー

柿谷、狭いところながら素晴らしいスルーパスを出した。河野の飛び出しも完璧だったが・・・これは惜しすぎる。


 清水のフィード、長沢が抜け出すがオフサイド。清水、カットからボールをつなぎ平松→廣井→高木→平松、平松がクサビを入れるが鈴木がカット!DF陣はたとえクサビを入れられてもしつこくべったりとくっついて相手の自由にさせず、しかもカットできている。いいぞ。
 日本、岡本に代えて5益山イン。そのままボランチに入る。
 右サイドからの折り返し、これを柿谷がダッシュしつつのヒールトラップで右のスペースに持ち出して一気に突破、そこからつないで山田のクロスはDFに当たってCK。

また変態ヒールトラップきたー

この変態っぷり、たまらん。
 右CK、端戸のキックはショートコーナー、大塚リターンを端戸クロス、ファー走り込む、がオフサイド。
 清水、左サイドを高木・原のワンツーで突破、高木が切り返して一人かわしクロス、しかし日本はね返す。いいぞー。日本、柿谷にボールを収めてのいい展開に積極的な山田の飛び出しと、攻撃も好調を維持。
 日本選手交代、端戸・山田に代えて21水沼・9八反田イン。水沼がまたピッチに帰ってきた。八反田はボランチ、水沼はトップ下に入り、柿谷が左、河野が右、そして大塚がトップに回る。

 清水、山本がドリブルで持ち上がりスルーパス、長沢に渡るがDFがカット!
 日本、高橋に代えて16田中イン。右サイドバックに入り、奥井が左サイドバックへ回る。田中サイドバックかい。

 清水、山本が中盤をドリブルで持ち上がり左へパス、オーバーラップの高木純平がフリーで受けそのまま持ち上がってクロス、GK飛び出してパンチも、こぼれをカットした長沢ががら空きのゴールに押し込んでゴール!72分、清水が勝ち越した。
 日本選手交代、柿谷に代え19米本イン、ボランチに入り、八反田がトップ下、水沼が左サイドへ。
 清水、今度は原一樹が左サイドからドリブルで疾走!マークが二人つくが、スピードに乗った原は止められない。原はそのまま二人を引きずりながら突破、最後はPA内で倒されPK獲得。キッカーは久保山、左スミにズバリと決めて75分、清水4点目。さすがに相手の形にさせてしまうと、個人ではどうにもならない。

 八反田から左サイドへ展開、水沼が受けてドリブル持ち込みヒールで落とし、八反田ミドルシュート!GK武田セーブ、バー直撃!惜しいい!左CK、大塚のキックは平松クリア、右スローイン、田中が入れて益山が落とし田中クロス、は清水クリア。
 日本、GKが12吉田に代わっていた。いつ代わったっけ。
 日本はメンバーをほとんど入れ替えたこともあり、ボールがつなげなくなってきた。それでも時折鋭い攻撃を繰り出している。
 右サイドを河野がドリブルで持ち上がり八反田へ、八反田が前方スペースへ出して河野を走らせるが、これは長すぎた。清水、右サイドから山本を経由して左サイド高木へ、高木クロスに中央長沢駿飛び込む!がわずかに合わず。長沢、やっぱ佐野からのクロスでないと合わないか?
 清水がボールを回すようになってきた。日本もカウンターを狙うが、最後のところが合わない。
 河野から大塚へ、大塚スルーパスに河野、大塚→益山とつなぐが益山トラップ乱れ、寄せられてバックパス、奥井が受けてパスを入れるが清水がカットしてフィード、これは鈴木がクリア。
 終盤は清水がボールを回し、回しすぎてなかなかシュートを撃たないまま試合終了。2−4という結果となった。


 アジアU-16のときと同じく、スピーディーでいいサッカーをしている。フィジカルが同程度の相手なら、普通に圧倒して勝つだろう。あとはガツガツ来る相手に対して我慢強くつなげるかというところだろうか。
 今日の布陣は4-5-1。岡本・山田・柿谷のトライアングルがいい感じだった。これに両サイドの水沼・斎藤、あるいは河野らがうまく絡めば、世界を驚かせることができるはず。ディフェンス陣も頼もしく、総合力は高い。GK、廣永はちょっと飛び出しの判断などが悪く、まだ本調子ではない?しかしこの世代の正GKとしてやってきているわけだし、コンディションを高めて本番に臨んでほしい。FWはワントップになるのだろうか?端戸か大塚かというところ。ワントップでは端戸のほうがファーストチョイスになるのだろうか。
 でも誰が出てもそうチームパフォーマンスが落ちることはなさそう。総合力は高い。今週末は第一戦・ハイチ戦。ガツンといってほしい。



 試合後は選手たちを見送ったり、おお田坂さんだーと遠くから写真を撮ったりした。今日出場のなかった原くんは第3GKという立場になるのだろうが、キャンプでは廣永くんよりも調子がよかったそうで、表情も明るかった。チームを裏方から支えてきてほしい。
 静岡駅まで送っていただき、皆さんと別れる。毎時14分の静岡着ひかりには乗れなかったので、みどりの窓口に行って列車をチェックしてみたらどうにか日帰りできそうだったので、その列車(名古屋までひかり、それからのぞみに乗換えで23:32福山着)の切符を買ってひとまず飯。でもトップチームの速報を見ていたら気分が悪くなってきた。また奥谷か。彼はアナテマたるべし。でもチームのほうも、高校生でもできる連動性や統一性をいつまでたっても獲得できないな・・・前々から思ってるけど、練習で何やってんだろうか。これじゃ、監督がオシムとかベンゲルとかシュスターとかクライフになっても結局は一緒だろう。
 落胆しながらも安倍川もちを買い、新幹線に乗って帰る。
 福山駅に着くと、車で家へ。むしゃくしゃしていたのでコンビニでヤケ買い。さすがに「うわあ なんだかすごいことになっちゃったぞ」まではやらなかったけど。
 帰って食べて、いつの間にか寝る。

4月15日 高槻市立総合スポーツセンター陸上競技場 晴
関西学生春季リーグ
立命館大VS阪南大

 電王見てからふらりと大阪へ。まず中之島・国立国際美術館の「ベルギー王立美術館展」へ行き、フランドル絵画群をざーっと見て回る。それから梅田に戻り、発車寸前の特急に飛び乗って高槻市駅へ。
 適当なバスがないので、タクシーで総合スポーツセンターへ向かう。スポーツセンターの駐車場は満車のため、近くで降ろしてもらって横断歩道を渡り、陸上競技場へ。
 12:00から行われている桃山学院大VS大阪学院大の試合は後半30分近く。桃学が4−0とリードしていた。流石に強い。
 スポーツセンター入り口から真っ直ぐ入ってきたところはバックスタンド側だったので、ぐるりと半周してメイン側へ。アウェイ側のトラックでは次に試合を行う阪南大の選手たちがアップ中。11番、木原いる。久しぶりに彼のドリブルが見られるのか。
 プログラムを買い、スタンドへ(ちなみに観戦は無料)。スタンド最前列ではOBだろうか友人だろうか、戦況を見ながら大声で選手たちに声をかけている一団が。大学らしいのんびりした雰囲気。ハトたちもピッチのオープンスペースに降りてきてはなにやらついばんでいる。
 試合は終盤に大院大が反撃を見せたものの、ややFW9坂本(C大阪U-18出身、4年)頼みで単発。しかしロスタイムも終わりに近づいた頃、PA外左でFKを取った。最後のチャンス、そのときスタンドから、

「深作蹴れー!」

のシュプレヒコール。途中出場のMF23深作にFK蹴らせろとアピールしてきた。すると、いったんボールから離れたその深作がボールのところに戻ってきて、キッカー交代。
「ベッカムいけー!」
と声がする中、深作がキック!直接ではなく、ファーサイド誰かに合わせるクロス、高さも絶妙、スピードのあるクロスが飛び、ファーから走り込んだ大院大の選手がジャンプ一番ヘッド!抜け出していたが、しかしいまいち叩きつけることができずにボールはバーの上。ここで試合終了の笛が鳴り、4-0で桃学が勝利した。
 田中祐樹は出場せず(負傷のため)でちと残念。シュージの復帰は夏前かね。尚もレギュラーとってほしいところ。作陽から入った宮澤が中盤で溌剌とした動きを見せていた。


 いったん外へ出て次の試合、立命館VS阪南大のメンバー表をもらい、自販機に行って飲み物買って戻る。

立命館:
GK21鈴木
DF18武宮 8深水 11白井 5前野
MF27是井 6前田 7永田 14山口
FW19森井 13古部
リザーブ・・・
GK31金山、DF4下村、3佐藤、MF20有田、15入江、FW2木村、28玉林


福本いないいいい
今週は14・15日と連戦なので今日はお休みなのか怪我なのか。ユースでは素晴らしい黒子ぶりを発揮していた前田カズが先発、金山と将がベンチ入りしている。京都ユースOBの永田はユースの頃見ていい選手だなあと思っていたので、カズとのコンビに期待。

阪南大:
GK1岡田
DF6森山 5久野 2吉川 16宮入
MF11木原 12宮脇 17中濱 9伊藤
FW15高松 13西田
リザーブ・・・
GK21大坪、DF3朴、32澤崎、MF30清水、26永岩、23棚橋、FW27吉田


木原先発。左サイドバックの16番宮入は広島ジュニアユース出身(高校は香川西)。23番の棚橋は東福岡出身の1年。

 両チームの選手たちがピッチに出てくる。と、第4主審にどこかで見た顔が。

シュージキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

リハビリ中、第4審判やってるのか。


 さて試合開始。まず立命、左からのパスに右MF27是井(神戸国際大附、2年。読みは「ぜい」)が中央走り込んでくる、GK飛び出してクリア。そのこぼれを立命館拾ってクロス、中央混戦になるが最後は立命FW19森井(鹿児島実、4年)のファウル。今度は阪南、右サイドMF木原のつなぎからのこぼれ球を左サイドへ大きく展開、左MF9伊藤(清風、3年)が受けて後ろへ戻しオーバーラップの左SB16宮入がクロス、これを受けたMF17中濱(C大阪U-18、3年)がシュート!GKキャッチ。
 立命、左サイドでFKを得る。キッカーは永田。素早くリスタートされないように木原がその前に立って遅らせる。永田のアピールで主審が木原に注意。木原、下がっていく。永田のキック、FW13古部(宝塚、4年)が頭で擦らせ、GK取りきれずにこぼすがDFがクリア。

 立命はごっついガタイのFW森井のポストから攻撃を組み立てる。鹿実時代、高校選手権ではDFとしてカレン・ロバートらをマンマークしていたが、さすがに体が強い。森井のキープから右CKを取り、MF14山口(桐蔭、3年)のキック!はGKパンチ、こぼれをDF6森山(G大阪ユース、3年)がクリア。
 阪南は機動力のある2トップ、13西田(鹿児島城西、3年)・15高松(九州国際大附、4年)が突破を図る。二人のパス交換から高松が走り込むが競り合いの中でファウル。
 立命、森井が右サイドでボールを受け、細かいタッチからドリブル持ち上がってゴール前にふわりとしたクロス、DFゴールラインへクリアしてCK。右CK、山口のキックはDFクリア、そのこぼれを山口シュート、DFクリア。

 中盤の競り合いでファウルがあり、カズにイエロー。
 阪南は左サイドの伊藤がよくスペースへの飛び出しを行っている。木原がボールを持つとすぐに相手二人が向かってくるが、彼は持ちすぎることなく簡単にさばいてゲームを作っていた。しかし立命が木原を自由にさせまいと左サイド(阪南の右サイド)を固めていることで、阪南は右サイドからの攻めがなかなかできない。立命が中盤からいいパスを前線に供給して攻めるシーンが増えてきたが、阪南はDF5久野(関大一、3年)を中心にはね返す。
 阪南、木原から高松へ入れ、高松がドリブルでPA突入するが立命カットしカウンター、しかし阪南DF2吉川(守山北、3年)がカット、前線へつないで木原が受け左へ展開、伊藤が受けてキープ、パスをつなぐが立命クリア、スローイン。阪南の左スローイン、宮入がボールを持って助走をつけ、ロングスロー!は流れて逆サイドへ転がる。ジュニアユースの時もロングスロー投げてたけど、さらに磨きをかけているようだ。立命が左サイドでボールをつなぎ、カズがボールを受けて一気にドリブル突破から中央折り返し、フリーで入ってきた山口がひとつ持ち込んでシュート!DFがブロックするも、ボールは宙に跳ね上がるとゆっくり弧を描いて飛び、ゴール左スミに飛び込んだ。
 ゴール!前半16分立命先制。カズのアシスト。


 立命右FK、永田のキック、GK岡田パンチ、その競り合いの中で立命にファウル。阪南、左に開いたFW高松へクサビのパス、高松は見事なトラップ&ターンでマークをかわしてドリブル突破も中央に走り込む人間が少なくクロスを上げられず。ドリブルでさらに勝負を挑むが、クリアされた。左スローイン、宮入のロングスローから中央混戦になるが、立命クリア。
 立命、左サイドをDF5前野(愛媛FCユース、1年)が突破し是井へパス、リターンを前野がクロスはDFクリア。続いて立命、左サイドの競り合いこぼれをカズが拾い、そのままドリブルで突っ込みミドルシュート!はDFがクリアしCKに。左CK、山口のキックにファーDF11白井(桐光学園、4年)飛び込む、がその前でGKキャッチ。
 阪南、右サイドへ展開し木原が受けてクロス、DFクリア。次いで左サイドからタテに入れ、高松が受けて右にはたき西田がPA前でゴールに背を向けてトラップ、右から木原がフリーで走り込んでくる、今だ出せ!・・・と思ったが、西田は中央向けターンしてシュート、当たりきらずにGKキャッチ。木原に出せよう。
 

 立命、阪南のミスをカットし永田がドリブル突破、そこへDF吉川がタックルしたがレイトになってしまいイエロー。FK、永田のキックは阪南クリア。立命、古部→森井→是井とつないで右に出し森井クロスにニア飛び込むがGKへのファウル。
 阪南、こぼれ球を拾って右に展開し西田の落としを森山がクロス、は大きすぎ。立命、永田のFKのクリアを拾ってつないで右サイド是井がクロス、ニア走り込んだ山口のシュート!はDFに当たり左に外れる。左CK、山口のキックはショートコーナー、カズが受けてクロスはDFがブロック、ゴールラインを割ってもう一度CK。山口のキック、中央混戦になる、立命が体を張ってキープ、右に落として角度のないところから森井シュート!は左に抜けていった。
 カズへのファウルで立命のFK。永田のキック、は大きすぎ、阪南クリア。阪南、右サイドでボランチ中濱(C大阪U-18)が粘ってCK獲得、右CK、伊藤のキック!ファーの競り合い、こぼれがゴール正面PA外へ転がり、そこへ木原が走り込む!がトラップがやや大きくシュートを撃てず。
 立命、カズのつなぎから森井にボールが入り、森井反転ミドルシュート!右に外れる。

 立命、ボールカットして左へ展開、古部走り込みPA内DF との競り合いで倒れる、が笛なし。古部はそこそこ身長はあるが(179cm)、スピードもある。 立命が攻撃の速さと精度で阪南を上回り、ペースを握っている。早めに森井に入れてもしっかりキープしてくれるのが大きい。二列目の是井と山口はテクニックがあるドリブラーでどんどん持ち上がるし、その後ろからは永田とカズが確実なつなぎと展開、そしてオーバーラップと、ほとんどミスなくゴール前へボールを運んでいる。
 この試合たびたびいい突破を見せている山口から右サイドへ振って是井が受け、さらに右へ落としてオーバーラップの右SB武宮(桐蔭学園、4年)が受けそのまま深くえぐる・・・ところへ伊藤が戻ってきてタックル、クリアしてCKに。立命右CK、山口のキックはグラウンダー、中央永田シュート!はDFブロック。
 中盤でカズと木原がマッチアップ、木原が抜くところをカズがファウル。阪南リスタート、パスを繋いで右に展開しクロス、ニア飛び込んだ高松が受けるがDFカット。立命反撃、右のスペースに展開し是井が走り込む。しかし長駆戻ってきた宮入がクリア、是井に当ててタッチラインに逃れマイボールに。
 左サイド、ハーフウェイラインの辺りから阪南のFK、久野が右サイドにサイドチェンジし木原が受けてさらに右、サイドバック森山が受けてセンタリング、はクリア。

 立命、カズから前野へ、前野が一気にサイドチェンジで右サイドに振って武宮がトラップ、是井に預けて一気に上がると是井のキープからのスルーパスで右サイドを破る、DF何とかクリアしCKに。右CK、山口のキックはクリアでもう一度CK。右CK、山口のキックはクリア、こぼれに森山が競ってファウルをもらい阪南のFK。
 立命のFK、クロスを上げるが右に外れる。ロスタイム、右サイドで立命がキープ。永田と森井が落ち着いてボールをつなぎ、そのうちに前半が終了した。
 立命がリードを奪い優勢に試合を進めていたが、阪南のサッカー自体も悪くはない。ただ、リーチをかける段階でミスが多いのと、攻撃にかかる人数が少ないため、なかなか決定機にまで結びついていない。2トップにフィジカルがあればもう少しキープできるだろうが・・・ただ機動力はあるので、それをうまく活かせれば。木原がもっと攻撃に絡めればいいんだけれど。
 立命はとにかく攻撃が速い。あっという間にサイドに散らしたりサイドチェンジしたりしてどんどん前にボールを走らせる。司令塔の永田が攻守に活躍。さすがだ。サンガに入れば(帰れば)いいんじゃないかな。カズもその陰で地味にボールをつなぎ、立命ペースを作っている。アシストでちょっと目立ったか。あと2トップが実に頑丈。森井はいかにも鹿実出身なフィジカルの強さを見せていて面白かった。

 さて後半開始。選手交代はなし。まず立命、是井がルーレットからミドルシュート、枠を捉えず。
 阪南、右サイドに開いて木原が受け、木原は前のスペースへパス。そこへDF吉川が飛び出してきて受けクロス、中央高松が飛び込んできてボディで押し込もうとする、がうまく当たらず、こぼれをDFがクリア。今度は立命、右サイド是井がキープしカズへ、カズがキープするも阪南カットしクリア。次いでカズが中央ドリブル持ち上がって左へパス、受けた山口が一対一勝負から股抜きでPA侵入、しかしカバーに入ったDFがクリア。そして阪南カウンター、西田から右に開く高松へパス、高松追いついてクロスにファーから飛び込んできた伊藤がダイビングヘッド!枠を捉えたがGK鈴木がファインセーブ!上に弾き飛ばしてCKに。左CK、伊藤のキック、こぼれる、木原が拾ってクロス、ヘッドで落とす、しかし立命がクリアしカウンター、是井がドリブルで持ち上がりGKの位置を見てロングシュート!しかし枠を捉えず。
 立命の左FK、白井が右サイドへ振り、是井が受けてクロス、はゴールラインを割る。

 立命、白井から右サイドへサイドチェンジ、是井が受けてドリブルで切り込み、切り返してマークを外すと中央へ持ち込みミドルシュート!上に外れる。阪南、ややプレスが弱い。立命、左サイドつないで前野がクロス、はミス。
 阪南、自陣からフィードしそれが木原の元へ。木原がトラップして前を向く、ドリブル行くか、と思った時木原はぽーんと前方にフィードを放った。と、すでに動き出していたFW高松が俊足を飛ばしてあっという間にDFをぶっちぎり独走、飛び出してくるGKの横をスパッと破ってゲット!
 決まった!後半10分、阪南同点に追いつく!木原ナイスアシスト!

 立命のキックオフ、同時に木原が猛然とダッシュし相手にぶつかってファウル。監督から「その意気でいいぞ!」との声が飛ぶ。阪南、右サイドで木原がボールを受ける。一対二だったが木原はかまわず勝負を仕掛け、強引にぶち抜いたところをファウル受け、FK獲得。それでこそ木原。PA右からのFK、清水のキック、ファーに飛ぶところに吉川がジャンプ!しかしわずかに届かず、その頭にかすったボールは逆サイドタッチラインを割った。
 立命、左サイドから永田がクロス、中央森井がポストで落とすがオフサイド。今度は阪南、左サイドで伊藤がキープ、クリアされるも宮入がフォローしクロス、DFクリア。阪南、徐々に動きが良くなってきた。立命、永田から山口へ、山口は左へ流れてきた森井へパス、森井が落としたボールを永田が折り返し是井がキープ、しかし戻ってきたFW西田がカット。阪南の速攻、右サイドへのフィード、高松が受けてドリブル突破、いったん戻し、そこへ走り込んできた木原がダイレクトでクロス、中央走り込んできたFW西田がジャンプ一番ヘッドで合わせる!

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

見事に決まったピンポイント爆撃、後半15分阪南逆転!木原立て続けのアシスト!

 立命、左に展開して山口のクロスに中央森井ヘッド、当たりきらず。
 阪南がノッてきた。運動量が増え、互角の展開に持ち込む。立命クリア、これが阪南のDFラインの裏に飛び、古部が抜け出すがオフサイド。立命右サイドへ展開、是井が切り返し連発で一人かわしてセンタリング、DF吉川がヘッドでクリア。これがつながり、左サイド伊藤から中央木原へ、木原一人かわして右へ出し受けた高松クロスに中央伊藤飛び込んで合わせる!が上に外れ。
 木原がドリブルで持ち上がり左へパス、伊藤が受けてドリブル突破、キープから戻して宮入クロス、DFクリア。木原が右サイドだけでなく積極的に中央に進出してボールに絡むようになり、それとともに阪南の攻撃が機能してきた。
 立命、左に展開して永田のクロス、鋭いクロスに中央フリーの選手が合わせ、る直前でDFがヘッドでクリア、CKに。右CK、山口のキックをゴール正面永田が少し下がりながらの反転ダイレクトボレー!

ゴール!!
 
後ろへ戻りながら体を捻ってのダイレクトボレー、相当の難度だがものの見事にゴールに突き刺したスーペルゴラッソ。後半22分、立命2−2の同点に追いつく!

 これで試合はわからなくなってきた・・・と、阪南のスローイン。左サイドタッチラインから宮入がロングスロー、クリアされるが宮入がこれを拾って折り返し、PA外ゴール正面西田が反転ボレーシュート!

ゴール!!

ボールはGKの上を越えてゴールに吸い込まれた。スーペルゴラッソの返礼キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!後半24分、阪南すかさず勝ち越し3−2!凄い試合になってきた。

 立命速攻、是井から古部へ、吉川カバー。
 阪南選手交代、宮入に代わりDF3朴帝宣(パク・チェソン。大阪朝鮮、1年)。後半はちょっと是井を止め切れていなかったから仕方がないか。でも勝ち越しゴールに絡んだし、仕事はした。おつかれー。
 中盤の競り合いで立命DF深水が倒れる。担架が入り、いったん外へ。しばらくして戻る。
 後半30分。阪南左スローイン。朴がスロー、PA内で受けた高松がくるっと反転しざまシュート!

ゲット!!

ボールは豪快に右サイドネット内側に突き刺さり、阪南リードを2点に広げる!会心のゴールに高松大喜び。立命は一瞬の隙を突かれてしまった。

 立命選手交代、深水に代えDF4下村(水口、4年)イン。先ほど負傷した深水、プレイ続行は無理のようだ。次いで阪南も選手交代、伊藤に代えMF26永岩(鹿児島実、2年)。右MFに入り、木原が左MFに回る。
 立命、ボールをつないで中央カズから左サイドへ、前野が受けてクロス、中央永田がフリーで受けるもオフサイド。
 立命選手交代、古部に代えてFW2木村(鵬翔、3年)。
 スーパーシュート連発でアドレナリン大量分泌の阪南が波状攻撃をかける。西田が中央抜け出しミドルシュート、GKセーブ、木原詰める、DFクリア、CK。左CK、朴のキックにファー久野がヘッド、上に外れる。阪南、運動量が落ちない。
 阪南選手交代、FW高松に代わりFW27吉田(中京大中京、2年)イン。

 立命、左サイドを木村がドリブル突破しPA突入、そこへ宮脇(帝京三、3年)がタックル、見事にゴールラインへクリア。左CK、木村のキックはGKキャッチ。立命、左サイドから速攻、山口から永田へつなぎ永田クロス、しかし中央に誰もおらず。阪南、カットから右へパスし吉田シュート!GKキャッチ。
 阪南選手交代、木原に代えMF23棚橋(東福岡、1年)。棚橋きたー。木原お疲れー
 後半40分を回った。
 立命、GK鈴木がフィード、森井が競って落とし、木村がキープするところファウル受けFK。左サイドやや遠め、永田がセットする。立命の選手は大半がPA付近に。阪南どう守る、と、永田がいきなりキック!ボールはゴール前に曲がり落ち、完全に抜け出した途中出場のDF4下村がヘッド!
 ゴール!阪南、完全に対応が遅れてしまった。後半42分、立命、望みをつなぐゴールで3−4、1点差に迫る。

 これで勢いを取り戻した立命が攻める、永田のスルーパスに森井抜け出す、オフサイド。阪南、左サイド突破してクロス、混戦から最後はFW吉田がシュート、はその前に吉田のファウル。続いて阪南、吉田のキープから左に展開し朴がドリブル持ち上がりコーナー付近でのキープにかかる、しかし立命取り返してカウンター、カズから左サイドに展開して折り返し、上がってきた永田がミドルシュート!上に外れる。
 シュージが出てきてロスタイム3分を表示。
 立命右サイドでFKを得る。阪南、さっきのことがあるせいか、ちょっと指示とか守備陣形作りがギクシャク。大丈夫か。永田がセットしキック!中央、FW西田がヘッドでクリア!右スローイン、カズ→下村とつないでフィード、阪南クリア。
 阪南はボールを持ったら左サイドに開いてとにかくキープキープキープ。そして選手交代、MF中濱に代えMF30清水(久御山、4年)イン。
 そして立命の放り込みをはね返した所で、試合終了のホイッスルが鳴った。阪南大、4−3の見事な逆転勝利。


 自分はアウェイ側のスタンドにいたが、戻ってきた阪南大の選手たちに、先輩たちだろうか、口々にねぎらいの言葉をかけている。
「正和ようやった!」
木原もほめられている。同点・逆転ゴールアシストは素晴らしかった。
 試合はお互いがその持ち味を出してかなり拮抗していたが、とにかく凄いシュートが乱れ飛んだためにエキサイティングな展開になった。シュートってやっぱ撃てば何か起こるなあ、と再認識。面白かった。
 他会場の試合結果がアナウンスされる。関大は追いつかれて1−1のドロー。関学はびわこに1−2で敗れた。後で調べてみると、関大のゴールは吉村、そしてびわこの決勝ゴールは平野甲斐。平野くんはくにびき出身(高校は立正大淞南)。頑張ってるな。

 外へ出て、バス停でバス待ち。市議会議員選挙の街宣カーが回っている。タクシーが来れば乗ろうかなと思っていたけどやってこず、そのまま来たバスに乗った。
 阪急高槻市駅に戻り、特急で梅田に戻ってJEUGIA&タワーレコードに寄り、ちょっと買いすぎたけどCDを買い、それから書店に行って『デカスロン』の文庫1・2巻、『学校怪談』の文庫3・5巻を買って帰った。

3月21日 広島ビッグアーチ 晴
ヤマザキナビスコカップ第1節
VSガンバ大阪

 横になっても肩がキリキリ痛んでくるという困った状態ながらもなんとか寝つき、起きると8時過ぎ。朝飯を食べたが疲労はズーンと残っているしちょっと寒気もするので、気分が楽になるのを待ってから家を出た。
 高速に乗ったが、どうにも肩がだるいので小谷SAで昼食がてらひと休みし、五日市IC着。下の有料駐車場に停めたものの、また肩がキリキリ締め付けられるように痛くなり、体に力が入らなくなってきたので、ちょっと休もうと横になったらそのまま寝てしまい、はっと気づくと13:50。
 急いで坂を歩いて登っていき(走れない)、バスで広域公園へ。まだ試合に動きはないようだ。気は急くものの走れないので、ぜいぜい言いながらようやくビッグアーチへ。今日は体の調子が悪いのでSB席で見ることにした。土曜日からどれくらい修正してきているのか・・・

 ガンバはアウェイということもあるのか、かなり自重した様子であまり前へ出てこない。それでも播戸とバレーの2トップはさかんに動き回り、守備でも素早い寄せを見せている。遠藤と橋本のドイスボランチは堅実かつ速くボールをつなぎ、加地・安田の両サイドバックの上がりを促す。
 対するサンフは、中盤の守備がおかしい。プレスがかからず、スリーバックではね返す場面が多くなっている。右サイドは陽介が動き回ってボールを追い回し、二川や時折上がってくる遠藤に当たっていってよく防いでいたが、左のほうはダイナミックな動きをする加地や変態・家長の動きをなかなか止められない。浩司の位置がどうにも中途半端で、アオのプレスもいまいち思い切りがない。
 それでも寿人・ピチブーのキレはさすがで、特にピチブーは随所に巧いプレイを連発、大きなサイドチェンジのパスも出したりと一人で攻撃をリード。しかしどうにも単発で、基本的にはビルドアップが絶望的なくらいトロくて、選手の動きも無茶苦茶。そんなんで二手・三手先の攻撃ができるのかっ、というような意味のない動きが多すぎ。その点、ガンバは動き直してボールを受ける動き、それに連動した動きで常に二つ以上の選択肢を確保、ダイレクトプレイであっという間に前へボールを運んでいく。プレスの寄せの速さもガンバが上で、まるでこちらが二人くらい少ないような印象を受けた。DFとFW(とあと陽介)が踏ん張っているのでそう押しまくられてはいないが、中盤のプレスが緩い状態ではいつ失点してもおかしくはない。

 サンフは左サイドに振って右サイドに展開し駒野の突破、という形を何度も作ったが、惜しいところまではいくものの決定的なシュートにまではいけない。ミドルレンジからでももっと狙え・・・と、そういった場面でボールをカットされガンバ速攻、右サイドからグイグイ持ち上がって中央に折り返しフリーの二川へ、シュートレンジだが誰もチェックにいかない、二川はそのまま左足を一閃、下田の手をはじいてゴール右上に叩き込んだ。シュートで終わらないとこうなってしまう。戻りも遅かった。そして前半終了。
 見てはいないが、たぶん万博のときよりはいい出来なんだろう。パスミスはあるが、大きなミスはない。しかし確実にやろうとしすぎて、遅い。モロに2トップ頼みになっている。もうちょっと前でボールを取れないか。

 後半開始。立ち上がりにシュートを撃たれたが下田がキャッチし、右サイドへ展開して駒野がクロス、DFがクリア、中央こぼれたボールに浩司が行くがキープしきれずガンバがカットして速攻、左サイドに展開して家長がにょろにょろとキープして折り返しバレーが蹴り込んで0-2となった。
 サンフは右サイドへの大きな展開から駒野が突破して何度も折り返すが、最後のシュートになかなかいけない。そうこうしているうちにバレーにズドーンと決められて0-3となってしまった。これはいかん。
 早いとこ浩司とアオに代えてクワシンでも一誠でも洋次郎でも投入するしかない・・・と思っていたらまず浩司→纉c。纉cは投入直後のチャンスでは足にボールがつかなかったが、その後は激しくボールを追い回し、勢い余ってイエローをもらってしまった。しかしその意気やよしだ。
 纉cが二列目右、陽介が二列目左。動き回る二人が中盤で存在感を示すことで、やっとサンフの中盤に生気が戻ってきた。アオもボールをさばけるようになってきて、これまでほとんどボールが入らなかった左サイドにも展開できるようになった。そして選手交代、ピチブー→龍一。お疲れさまピチブー、龍一、走れ!
 左サイド高いところのルーズボール、ガンバの選手が拾いに行ったがそこへ龍一が全力でチェックに行った。ガンバはタッチラインへクリアするほかなく、サンフのスローインに。ガンバは3得点のあと完全に流しモードに入ってしまい、中盤でミス連発。それを突いてサンフが立て続けに攻勢をかける。右サイドに展開し駒野のクロス、ファー寿人がコースを狙ったヘッド!決定的だったが、わずか右に外れた。
 龍一は前線でダイナミックな動き。ドリブル、パス、そして強引な突破と持ち味を発揮して攻撃を引っ張る。纉cもPA付近でファウルをもらったりと次々前線へ飛び出し、陽介も独創的なパスを次々放って服部や寿人の突破を促す。三人目の交代、アオに代わって一誠が投入され、前のほうはサンフユースOBスペシャルに。しかし最後まで得点は奪えず、そのまま試合終了となった。


 今日もガンバのほうがすべてにおいて上回ったゲームだった。サンフは、キャンプや練習で走り込んでいるわりには、走ることでもガンバに勝つことはできなかった。守備の要のシジクレイまで交代されるという屈辱。
 というか今日は中盤がいけなかった。3-5-2ではなく、3-1.5-2といっていいくらい。終盤に纉cが入ってようやく3-5-2になったが・・・特に浩司はいったいどうしたのかというくらいに精彩がなかった。アオもやはりコンディションがかなりきついのだろう、ミスが多かった。このチームはアオが悪いとパフォーマンスがガタ落ちする。それに浩司もあれでは、さすがにきつい。フクアリではこの二人を休ませてやりたいが、この二人を同時に休ませたらアンカーがいなくなってしまう。一誠ひとりではさすがに荷が重いし、吉弘を3バックの中央に置いて戸田を中盤へ上げた布陣を見てみたいが、さすがにそれはない。
 陽介と洋次郎のドイスボランチにしてトップ下ピチブー、2トップを寿人と龍一にし、戦況によって浩司や纉c、一誠を投入・・・とか考えたが、何にせよまず走らないことには始まらない。全員、寿人や陽介くらい走れ。話はそれからだ。

 ぐったり疲れて帰ってくると、また肩が苦しくなってきた。

3月11日 吉田サッカー公園 晴
Jサテライトリーグ
VSアビスパ福岡

 11日、サテライトリーグも開幕。初戦はホームで相手は福岡、ハチミツ・ダービー。福岡はトップもサテライトも戦力的に遜色ないのでいつも苦戦している。
 前日の雨がうそのような快晴。家のほうの用事を片付け、昼過ぎに家を出る。体が疲れているので、なんか景気付けになるようなものを聴きながら・・・ということで、某いかテーを聴きつつ吉田へ向かう。テッカマーン。

 試合開始直後に吉田到着。いい天気。でも寒い。

サンフ・・・
GK:河野
DF:槙野、吉弘、ダリオ
MF:田村、洋次郎、一誠、纉c、和真
FW:平繁、俊介
sub:(木寺)、マナ、遊佐、上野、ウジン

アビ・・・
GK:内藤
DF:本田、柳楽、長野、柴村
MF:宮崎、久永、ハファエル、城後、古賀
FW:リンコン
sub:ノグチピント、金古、多久島、安田、釘崎

そして主審は

辺見康裕

ちょwwwwwおまwwwwwなんでこんなところにwwwww



福岡は左から古賀が迫力のドリブル突破、右から宮崎がスルーパスに反応し飛び出してくる。ハファエルはがっちりした体でボールキープしてきっちりつなぎ、リンコンもしっかりポストプレイ。その後方ではベテラン・久永が素早くボールを回しており、サンフはサイドを圧迫されてかなり窮屈。
 福岡右サイドでダイレクトパス、宮崎が飛び出して抜け出しセンタリング、DFクリアしてCKに。右CK、古賀がセットする。あんた何でサテの試合に出てるの。この左足は要注意・・・と思っていたら、低い弾道で撃ち出されたボールをゴール正面長野が右足で合わせてゲット。8分、福岡があっさり先制した。ヘッドで決められるならともかく、足で合わされるとは寄せが足りん。

 サンフのカウンター、纉cから和真に展開し和真がダイレクトでクロス、DFクリアでCK。右CK、洋次郎のキックは左へ流れる。サンフが拾って放り込むがGKキャッチ。
 福岡がボールをよく回してペースをつかむ。中盤でサンフのファウル、福岡の選手がセットしたとき、戻ってきた吉弘がそのボールを蹴って遅延行為のイエロー。
 一誠から洋次郎を経由し右サイド田村へ、キープから中央折り返して俊介が受けて平繁とワンツー、リターンをダイレクトシュート!は左に外れる。
 中盤でパスを回すところ福岡がカット、しかしそのこぼれに走り込んだ平繁がダイレクトシュート!わずかに左に外れた。惜しい!
 平繁は前線で活発に動き回り、ボールを引き出している。ユースの頃の、「オレんとこに出せよ」と言わんばかりに王様然と突っ立っていた姿とは正反対。彼はジュニアでもジュニアユースでも10番と、ずっと並ぶもののないエースだったが、ユースに入って俊介に出会ったとき「ヤック・デカルチャー!」と衝撃を受けてこれに心酔、2年の終わりまでは本当に俊介の真似ばかりしていた。そしてトップの練習に呼ばれると、今度は今まで走らなかったのが嘘のようにガンガン走り回り、ミシャからも高評価を得ている。「オレ様」的キャラではあるが、どうも自分よりレベルが上のものに対しては超謙虚になる性格らしい。でもそういうのは実にプロ向きだと思う。

 福岡のカウンター、左サイドから折り返して久永ミドルシュート、上に外れる。FWの田村にはアウトサイドは本職ではないので、歴戦の猛者である古賀誠史を止めるにはやや荷が重い。運動量があって体が強いので、できないことはないとは思うけど。
 サンフ、右サイドから洋次郎に入る、洋次郎はダイレクトで前方にクサビを入れそのまま猛然とPA向けダッシュ、受けた俊介はスイッとボールを引いて反転するとその流れのまま右足でシュート!左に外れる。洋次郎のパス&ゴーの姿勢がよかった。
 福岡のクリアミス、これを俊介がカットしてあっという間にGKと一対一、シュート!・・・・・・はGKセーブ、平繁が拾うがDFが戻ってきてクリア、CKに。左CK、洋次郎のキックはファー合わず。
 福岡のカウンター、左から久永がドリブル突破しPAに入るが、確実にシュートしようとしたかやや持ち込みすぎ、全速で戻ってきた吉弘に追いつかれクリアされる。左CK、古賀のキックはGK河野がパンチ。いい判断。


 サンフのカウンター、纉cが中央ドリブル突破するところ、後ろから倒されて福岡にイエロー。中央やや右、遠め。俊介がセットする。洋次郎も立つ。ちょっと距離があるから、ここは洋次郎がいったほうがよくないか・・・と、洋次郎は離れて壁のほうへ。俊介が蹴るのか・・・
 俊介キック!しかしグラウンダーでGK正面。蹴りそこなったか。
 再びカウンター、纉cがドリブルでPA前まで持ち上がって右に落とし、フリーで走り込んだ田村ダイレクトシュート!は上に外れる。それは枠に飛ばせ!ていうか今のはまず纉cがミドルを撃たんといかん。コースあったし。
 洋次郎がクサビのパス、平繁がダイレクトではたいて纉cが受けドリブル持ち込んでミドルシュート!わずかに左に外れる。惜しい!!それでいいぞクワシン。

 そして前半終了。立ち上がりに失点したものの、途中からは中盤が奮起してペースをつかみ、終盤はボールキープして攻めつづけた。ただ、なかなかシュートにまでいけなかったので、最後のところの工夫が必要。
 一誠がほとんど流れに絡めなかったのがちょっとよくない。個人的には、洋次郎がアンカーやって一誠が前にいたほうがより力を発揮できると思うが・・・
 さて後半。サンフは田村に代わって遊佐イン。そのまま右アウトサイドに入る。福岡はGKがノグチピント・エリキソンに代わり、またハファエルに代わって釘崎イン。エリキソンて結構男前だな。
 まずサンフ、右サイドFKゲット。ダリオが入れて洋次郎→俊介→洋次郎、洋次郎が右サイドにスルーパスを放ってそこに猛然と上がってきた遊佐、受けてクロス、DFに当たるがこぼれを拾って左足に持ち替えクロス、ファー走り込んできた纉cがダイレクトシュート!は上に外れるも、素晴らしい流れ。
 続いて平繁・俊介の二人で中央突破、ワンツーを繰り返してどんどん上がり、PA前で受けた俊介がふわりとDFラインの裏に放り込みそこに平繁飛び込んでダイビングヘッド!の寸前でDFクリアでCKに。左CK、洋次郎のキックは福岡クリア。
 フィード、俊介が競ってDFライン裏にこぼれたボールを平繁が拾ってドリブル、PAに迫ると右へパス、洋次郎が受けてさらに右に出し、走り込んできた遊佐がシュート!は右サイドネット外側。
 惜しいな、と思っていると、向こうのほうで柳楽と和真がもめていた。双方とも激昂していて、お互いに掴みかからんばかり。両チームの選手が必死に止めている。主審の辺見といえばそれを見ているだけだったので、誰かが「主審早く止めろ!」と叫んだのを聞いてやっと割って入った。ちゃんと裁けよ、辺見。それにしても柳楽、センターバックがそんな熱くなりやすかったらやっていけんで。
 右サイドから素早く左サイドに展開、和真が折り返して上がってきたダリオがタテに入れる、それに反応した俊介がPAに入った――ところ、DFともつれて倒れた。笛が鳴り、主審はペナルティスポットを指した。PKだ。そしてイエローが出る。
 PKというにはかなり微妙な接触だったので、PKはあってもカードはありえない場面だったが・・・彼の基準はようわからん。
 さてPK、俊介がセットする。GKはピント。決めろよー・・・俊介、ゆっくりと助走開始、GKをしっかり見ながらキック!


ストップ


ちょwwww


ものの見事に止められてしまった。前フリ長くてそれかいっ!


 遊佐が入ったことで、福岡の左サイドは封じられた。遊佐はガンガン動き回り、ボールホルダーに対してはお得意のスライディングタックルを遠慮会釈なく次々とぶちかます。古賀に最初にかましたものはスタートが近すぎ、スライディングの体勢(足が伸びる)になる前に古賀にガーンとぶちあたってしまったというもので、「こいつヤベェ!」と思われたのか、それからの古賀はおとなしくなってしまった。福岡の大きな武器が欠けたことでいよいよサンフペースに。
 福岡選手交代。その古賀に代わって金古イン。おお、金古だ。金古はボランチに入り、久永が左サイドに張った。
 サンフのカウンター、右サイドハーフウェイライン付近で洋次郎が相手ボールをカット、そしてそのままドリブル突破。どんどんPAに迫り、PA前でちょんちょんとコントロールすると左前方へスルーパス!俊介がニアに走り込んだためそのスペースはがら空き、そこへ飛び込んだ平繁がきっちり押し込んで1-1の同点に追いついた。
 追いついたサンフだったが、左サイドでの競り合いで纉cが痛んで倒れ、担架で外へ。すぐには自分で立ち上がることができないようだ。大丈夫だろうか・・・
 このFK、洋次郎がゴール前に上げて俊介がヘッド!はGKキャッチ。纉cに○が出た。どうやら大事ないようだ・・・と思っていたら、福岡の釘崎が右サイドから不意にミドルシュート、GK河野も反応が一瞬遅れてニアを破られ、失点してしまった。1-2。
 キックオフ前に纉cに代えて上野イン。サテライトリーグで無理をする必要はない。これでサンフは3-4-3になる。
 サンフのフィード、俊介がキープ、クリアされるも俊介また拾ってゴールライン際から一対一の勝負、抜く、別のDFがクリア、こぼれを洋次郎シュート!GKキャッチ。次いで右サイドへ大きな展開、飛び出してきた遊佐が受けてクロス、これが流れてGKの上を越え――バー直撃。逆サイドへこぼれるところへ和真が競り合うがラインを割りゴールキックになる。
 福岡選手交代、リンコン→安田。
 纉cがいなくなったため中盤が薄くなり、福岡が立て続けに決定機を得るが、DF陣が踏ん張ってギリギリのところではね返す。
 福岡選手交代、久永→多久島。
 左へのフィード、誰もいない・・・と思ったが洋次郎が全力疾走で追いこれをトラップしセンタリング、ニア競ってファーこぼれるところを俊介ボレーシュート!しかしGKセーブ!惜しい。
 洋次郎から左に開き和真が受け、和真が前線へフィード。これに反応して中央飛び出した一誠、DF二枚に挟まれながらも巧みにボールコントロール、PA内抜け出しシュート!GKも反応してセーブするが、ボールはその手をはじいてゴールに突き刺さった。
 ゲット!一誠の一撃で後半37分、サンフ再び追いつく!このゴールにはギャラリーも拍手喝采。

 右サイドへ展開し遊佐が受け、俊介へ預けてパス&ゴー、スルーパスを受けて裏に抜け出し・・・はオフサイド。でも遊佐は聞こえないふりしてそのままシュート、ゴールネットを揺らした。
 洋次郎がドリブル突破し右へスルーパス、遊佐が飛び出して受けドリブル、DF二枚につかれるが粘り強くキープ、ボールがこぼれるがこれを俊介がカット、中へ持ち込み左足シュート!・・・完全に俊介の形だったが、これもわずか左へ外れてしまった。今日はどうにも入らない。
 俊介が高い位置でキープし右へはたいて一誠シュート、GKキャッチ。続いてサンフのカウンター、右サイドから洋次郎がドリブル開始、一人タックルに来るが、洋次郎は素早くボールを前に出すやそのタックルの上をひらりと飛び越えてかわし、着地すると右サイドを疾走してクロス、中央平繁飛び込む!がその前でDFがクリア、ゴールラインに逃れた。洋次郎はつくづくエレガンツ。右CK、俊介のキック!低空ライナーで中央へ、混戦になるが福岡クリア。
 洋次郎がドリブル持ち上がってミドルシュート、DFに当たる。中央でパスをつなぎ洋次郎がクロス、フリーの俊介がダイレクトで合わせるがGK正面。一誠のカット、左に開いて平繁が受けクロス、DFクリア。
 ダリオが上がり目の位置でファウルを受けFK。左サイドFK、洋次郎のキックはファーへ、槙野がジャンプ一番ヘッド!は槙野オフサイド。
 右サイド、遊佐が上がってくる洋次郎にパス、洋次郎がドリブルで持ち上がる、撃て撃て!しかし洋次郎スルーパス、ゴール前平繁飛び込みシュート!はGK詰めてセーブ、CKに。左CK、洋次郎のキックは福岡クリア。そして試合終了。
 
 逆転はできなかったが、終盤の怒濤の攻勢は見ていて楽しく、終了後には大きな拍手が起こっていた。毎回こういうサッカーができれば、どんどん底上げができるだろう。

1月28日 吉田サッカー公園 晴
練習試合
VSレノファ山口、徳山大学