むらさきぐま日記2004・天皇杯


1.広経大VS三洋徳島9/23




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9月23日 福山市竹ヶ端陸上競技場 曇のち雨
天皇杯・一回戦
広島経済大学VS三洋電機徳島

 サンフが1−4で新潟に惨敗し、川崎が1−0でJ1復帰決定おめ!という夢を見て目が覚めた。なんて夢を見るんだ。でもサンフの得点は駒野のショートコーナーからだったし、今日は駒野は目の異常とかで(大丈夫かよ)」出場しないからまさか正夢になることはあるまい、といまいちすっきりしない朝を過ごし、昼前に家を出た。
 今年から天皇杯が新スケジュールに。今まで11月下旬スタートで毎週日曜日開催だったのが9月下旬からの分散開催になった。そして今年は福山で一回戦開催。対戦するのは広島県代表・広島経済大と徳島県代表・三洋電機徳島。広経大はサンフユースをPK戦で破っての出場。一回戦くらいは突破してくれないと困る。相手の三洋徳島は昨年国見に0−4で初戦敗退のチーム。企業チームだから劇的な選手の入れ替わりはないだろうし、これは勝たないと・・・
 毎年天皇杯時には開放される空き地に駐車。車は結構入っている。陸上競技場へ歩いてゆく。隣の野球場では社会人野球が。リースキンVSJR、リースキンがリード中。
 入り口でプログラム(500円)を買って、スタンドへ。今年のプログラムは、とりあえず3回戦までの簡素なもの。「4回戦進出チームがその試合(J1との対戦)を地元で行うことができる」ということで会場が未決定のためで、4回戦になったらまた立派なプログラムになるんだろう。スタンドへ上がると、ホーム側で広経大、アウェイ側で三洋徳島がアップを行っていた。ホーム側スタンドでは広経大の応援隊が隊列を組んでスタンバイOK。真ん中へんに腰を下ろしてプログラムを読む。阪南大、寄井の名前が。福岡大には大野が。馬屋原、黒飛ともまだ1年じゃメンバーに入れないか。栃木SCの松永一慶、元気でやってるだろうか。佐川急便東京にカト竜さん!まだ大きな声張り上げてコーチングしてるのか。児玉慎二、もう東海大でポジション取ったか。藤吉は琉球か。点取りまくって台風の目になったりするだろうか。とか読んでいるうちにスターティングメンバー発表。
9三山 31山口
10河上
17竹崎     11安永
14森木 30山下
4香川 5菊地 2竹岡
1槙野
三洋は、
GK:21小橋
DF:22野田、25朝日奈、4三谷、13多賀
MF:10上原、5高木、18山側、20井川
FW:9喜来、8中川
 フェアプレイ旗が入場、そして両チームの選手が出てきた。広経大応援団、“Smoke on the Water”でイレブンを迎える。両チーム整列。見比べてみると、三洋、社会人チームにしてはえらく選手の上背がない。高校生みたいだ。プログラムを見ると、180cm台の選手が一人もいない。さらに先発GK以外全員高卒だ。それでか?でもこれなら、普通に勝てるんじゃないだろうか。コイントスで経大がアウェイサイドに入り、そして経大キックオフで試合開始!
 経大フィード、山口が抜け出しかけるがDFクリア、スローインに。左スローイン、河上戻して竹崎が受け突っ込むもGKがキャッチ。三洋左サイドからドリブル突破もカバーされゴールキックに。今度は経大、竹崎がクロスを入れるが三山に合わず。経大フィード、これに左から三山が抜け出す、ドリブルで切り込む、DF二人来る、そのまま撃て!しかし三山右へはたく、中央山口合わない、しかしファーの河上がトラップ、ちょんと中へ持ち込んで左足一閃!
ゴール!!
ゴール右スミに突き刺して前半3分、経大早くも先制!
 経大は中盤のプレスからサイドを使った速攻、またフィードからの中央突破を試みる。三洋は経大のプレッシャーの前にボールをなかなかつなげない。中盤ヘッドの競り合いのこぼれを左に展開しアーリークロスを入れて喜来が飛び込むが、GK槙野が飛び出してキャッチ、喜来と交錯。しかしすぐに立ち上がる。三洋、右サイドのカットから高木が喜来にタテパス、喜来はトップ下の井川に入れてワンツー、右サイド抜け出しゴールライン際からセンタリング!はラインを割る。
 経大、余裕からか中盤のパスが雑になってきた。球足の弱いダイレクトパスをカットされて何度かピンチを招く。しかし中央を屈強なスリーバックが固めているのでシュートまでは撃たせない。応援団、「HIROSHIMA NIGHT」バリエーションの「KEIDAI NIGHT」で鼓舞する。左サイド三山のキープから森木に落とし、森木が突破するところ倒されてFKゲット。ペナルティアーク左後ろ、直接狙える位置。山口と山下が立つ。山口キック!低いボールは左に外れた。再び経大押し込んでくる。左から三山突破、折り返しは大きいがそこから右からのクロス、大きいのを拾って左からクロスと波状攻撃、最後はGKキャッチ。今度は右サイドからサイドチェンジのフィード、左サイド竹崎が抜け出してセンタリング!はDFに当ててしまいCKに。左CK、山下のキック!ゴール前に飛んだボールに正面山口ヘッド!ジャストミートに叩きつけ決まった!と思ったがGK小橋がスーパーセーブ!ゴールライン外にはじき出した。もう一度左CK、山下のキックは中央でクリア。やるな小橋。
 三洋、高木が右オープンスペースに走り込む喜来にフィード、センタリングに井川ヘッド!は当たりきらずに槙野がキャッチ。今度は右サイドバック野田が持ち上がり喜来とのワンツーでサイドを破ってクロス、は当たりそこねたかそのままラインを割ってしまった。さて反撃、ハーフウェイライン付近からおもむろに誰か(公式記録では河上だった)がスルーパス!これが上がり目の三洋DFラインをきれいに切り裂き、中央山口が抜け出す。GK飛び出す、しかし山口は冷静にちょんとボールを浮かせてその上を破った。
ゲット!23分、2−0と突き放す。これはもう勝ったな。
 経大、左のセンターバック香川のミスパスが目立つ。そこでボールを失い、三洋の右サイドアタックを招いているのだが・・・確実なプレイしてほしい。香川、タテへフィード!三山オフサイド、しかしボールに関与せずゆっくりと戻ってくる、入れ替わりに山口が猛然と飛び出す!完全に裏を取り、GKと一対一、そのままシュートだ!しかし山口は余裕こいて切り返してボールを右足に持ち替えようとし、その間に戻ってきたDFにクリアされてしまった。そらあかーん!そのままズバッと左足で叩き込まな!左CK、山口のキック、GKファンブルで今度は右CKに。今度は河上のキック!朝日奈がクリア、これを森木が拾ってもう一度右へ、受けた河上がクロス!ファーへ、大外香川が足を伸ばして折り返す、がGKキャッチ。経大左スローイン、受けた三山が反転しざまシュート!カーブをかけてファーのゴール右スミを狙ったが、GKキャッチ。
 三洋、右から井川がクロス、DFに当たってCKゲット。右CK、キャプテンマークを巻いた山側が左足でキック!経大クリア、そしてカウンター!河上が大きく右に開き安永が突破、クロスに中央三山が飛び込む!がわずかに合わず。惜しい。しかし流れたボールを竹崎が拾い、クロス!しかしGKに近すぎ。ああ捕られる・・・と思ったがGKなぜかパンチング。???そのボールを森木が拾い、切り込むところ倒されてFKゲット。左サイドからのFK、河上キック!ファーに曲がり落ちるボール、正面山口飛び込む、合わない、しかしボールは枠捉えてる、そのまま入れ!・・・GKキャッチ。惜しかった。
 経大DFからのフィード、河上がダイレクトで左オープンスペースに落として三山がドリブル突破、PA内に切り込みDFと一対一!は抜ききれずカットされる。さらにフィードから左サイド竹崎が抜け出しクロスを上げるが、またGKへいってしまう。今日はクロス精度がさっぱりだ。
 三洋、中盤から長いスルーパスを放ったりサイドへのフィードで速攻を繰り出すが、GK槙野がタイミングのいい飛び出しでキャッチ、クリアする。CKも確実に競り勝ちクリア、その後しっかりと守ってカウンターを繰り出し万全の守り。クロスにはつながらなかったがテンポのいいダイレクトパスを中盤でポンポンつなぐ流麗なところも見せた。三洋は前半終了間際にスルーパスから井川が飛び込むが、これもGK槙野が飛び出してキャッチ。井川がこれに激突し槙野が痛んでしばし治療。○。再開してすぐに前半が終了した。
 2−0。基本的にフィジカルで上回っている。スタミナもこっちのほうが上だろう。中盤もこちらが握っている。あとは何点上積みできるかというところ。サンフユースならもっとボコボコにしてやるのだが。もっとも高円宮杯直前なのでBチームで戦わなければならないけど。それでも、主力を何人かベンチに置いとけば問題なく勝てそうだ。と、仮定はこれまでとして、さあ後半。前半途中からベンチサイドでアップしていた背番号19・小迫が山口に代わって後半頭から投入。新潟のほうもそろそろゲームが始まるか・・・
 後半、三洋のキックオフから開始。経大、ボールを奪うや左に展開、竹崎のクロスに小迫飛び込む!DFクリア、その落ち際を三山がダイレクトシュート!右に外れる。竹崎からサイドチェンジ、右の安永クロスに中央河上飛び込む、がGKキャッチ。後半も頭から攻める経大。ツートップは左に小迫、右に三山。
 小雨が降り出した。前半からの経大のペース変わらず。中盤でボールカットができている。三洋、井川がパス?シュート?これがDFに当たってゴール左スミへ、わずかに外れる。危ない危ない。三洋左CK、喜来のキック、経大ファーで競り合いファウルを受けてマイボールに。経大左サイドからのクロス、ファー安永が受けてタテに持ち出しセンタリング、DFに当たりCK。右CK、河上のキックに中央走り込んだ竹岡が競り合いながら右足で合わせるが、右に外れる。今度は河上がドリブルで持ち上がってスルーパス、小迫が突っ込むがDFにはじかれる。まだまだ、今度は小迫が左サイドからドリブルで切り込みシュート!わずかに左に外れる!全広島決勝戦のゴールを髣髴とさせる場面だった。
 さて携帯で新潟の状況を
MOGINHOキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
 河上のパス、受けた三山がさらに左へパス、走り込んだ小迫スルー、ダイレクトで撃たんかいと思ったがその向こうから走り込んできた竹崎がゴールライン際からセンタリング!低いボールがゴール前に折り返されたが誰にも合わず。河上スルーパス、左から小迫が飛び込むがGKキャッチ。今度は三山がドリブル突破、折り返して小迫が受けシュート!はトラップの間に詰められカットされる。経大が河上のパスを中心に速攻を仕掛ける展開。
 後半17分ごろ、三洋選手交代。FW8中川に代えFW17新田。さて新潟のほうは
もう追いつかれとる_| ̄|〇鈴木慎吾か・・・
 今日の観客数、1357人との発表。三洋の攻撃、しかし経大DF陣がきっちりはね返す。さてカウンター、中央森木がドリブルで持ち上がってスルーパス!これに右から三山が走り込む、DFが来るが、そのまま持ち込んで、シュート!
ゲット!!セーブしたGKの手を弾き飛ばしてゴール左スミに叩き込み、3−0突き放す!よし、これで完全に試合決めたな。ええと新潟は
BETOキタキタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
いい感じじゃん。・・・・・・今のとこ・・・・・・
 左をパスワークで破って竹崎クロスは宇宙開発。ピッチサイドでは7番・中村がスタンバイ。三洋、右に開いてオーバーラップの野田がボールを受け、切り返しからシュート!右に外れる。
 ここで経大、森木に代え中村。
 三洋、右にいた山側がクロス、ニア喜来がスルーして中央井川シュート!右に外れる。経大バックパス、これを受けた槙野が少し余裕を持ちすぎ、FWに詰められてクリアしたが山側にカットされる。まずい!しかし山側のクロスは槙野正面に飛び事なきを得た。竹崎、中村のワンツーから竹崎クロス、はGKキャッチ。
 三洋選手交代。DF4三谷に代わりMF16多賀投入。スリーバックにするようだ。多賀は右サイドへ。
 河上から三山に入り、三山が右の安永に開いて安永は切り込んでいったん戻す、受けた河上がルックアップしてちょん、と軽いクロスをゴール前へ上げる、そこへ小迫ダイビングヘッド!右に外れる。三洋、右からのクロスに喜来落としてさっき入ってきた多賀ミドルシュート!GK正面。カウンターのフィード、小迫走る、GK飛び出してパンチ、これを河上ダイレクトシュート!ゴール左―――わずかに外れた。河上、後方からの浮き球フィードをダイレクトで左へ展開し、竹崎クロスにニア三山スルーし正面小迫ミドルシュート!は当たりきらず。三洋はPA外でボールをキープして右に落とし多賀ミドルも枠を捉えず。三山にボールが入り、三山は左に落とす。竹崎のクロスをまた三山スルー、そして中央走り込んだ中村か山下?がシュート!決定的だったが、大きくふかしてしまった。三洋、PA付近の経大DFクリアが小さいところを山側がダイレクトシュート、しかし左に外れる。
 経大、DF竹岡に代わりDF3堀イン。
 河上が中盤でカット、右に開いて安永が突破しクロス、ニア三山がシュート!GKセーブ、バーに当たってゴール前にはね返る、そこへ河上走り込んでシュート!これも決定的だったが、あろうことか右に外して(ていうかクリアして)しまった。経大、三洋のフィードをDFがバックヘッドでGKへ。しかしこれが小さく、それに走り込んだ喜来が落ち際をシュート!飛び出していたGKも反応できなかったが、わずかに左に外れた。そこらへんははっきりプレイしないと。この時間帯、試合の行方が決定していたこともあり、ちょっと弛緩していた。しかし43分、右センターバックの堀からフィード、右サイド安永が突破してクロス、DFに当たってCKゲット。右CK、河上キック!これにファーから走り込んだ山下がフリーでジャンプ、完璧に頭で合わせてゴールに突き刺した。4−0、これがとどめの一撃となった。
 三洋はフィードから喜来が抜け出し、折り返しを山側が左足シュートも枠を捉えず。経大は最後に河上のスルーパスから左サイド三山が抜け出し、切り込んでシュートも右に外れる。そしてそのまま試合終了、広島経済大が完勝で二回戦に駒を進めた。
 ミスは多かったが、相手を圧倒しての勝利、まずはよし。しかし次の相手は富山県代表・JFLのアローズ北陸。今日のような戦いでは、ミスを突かれて大量失点することもありえる。26日はアウェイの戦いだが、集中力をもっと高めて臨みたい。
 腹が減ったので飯を食いに。新潟のほうはなんとかリードしてるみたいだ・・・けど・・・
得点:エジミウソン(新潟)
ざわ・・・・・・
得点:ファビーニョ(新潟)
_| ̄|〇
後半34分ベット負傷交代
絶句
交代投入はハンジェ
この期に及んで守備の心配してどうすんだ
後半38分やっと俊介投入
遅すぎる
そのまま負け
負けたか
 家に帰り、TSSで一報を見る。決勝点の場面、エジミウソンのドリブルにズルズルズルズル下がってPAすぐ外でやっとディフェンス四人がわーっと群がったところをちょんと外にはたかれて、どフリーのファビーニョがズドン。小学生じゃないんだから・・・・・・ドリブルへの対応の仕方知らんのか。小野監督も、動けば裏目、動かなくても裏目、と完全に悪魔のサイクルにハマってしまっている。どんどん「山本化」が進行しているぞ。このままでは命(監督生命)に関わる。誰かケアしてやってくれー。横内さんとかが笑かしたりして少しでもリラックスさせてやってくれ。まだまだウチには小野さんのような「戦術家」よりも、エディのような「カミナリオヤジ」が必要だったんだろうな・・・と思った。でも現状で何とかするしかない。
 川崎は負けたか・・・サンフが負けるトコだけ正夢になった(あとゲームの総得点も)。
 それからBSでFC東京VS浦和見た。息詰まる攻防だった。FC東京の「強靭な守備」に感嘆。同じ4バックでも、こうも違うものか。さてもさても・・・

 寄井の阪南大は高知大に敗北。何てこった。おう、大分U−18勝ってる!相変わらずのしぶとい戦いぶりのようだ。新潟のJSCも勝利。あそこはアルビの傘下みたいなものだから、二回戦のジェフアマとの対戦は新潟・市原下部組織対決というわけか。中国勢は山口の山口教員団が敗れたほかは、広島経済大、SC鳥取、三菱自動車水島とも勝利。島根のFCセントラル中国は二回戦からの登場。
 26日13:00よりの二回戦は、

広島経済大 VSアローズ北陸(富山県代表、JFL)、富山県総合運動公園陸上競技場
SC鳥取 VS栃木SC(栃木県代表、JFL)、栃木県グリーンスタジアム
三菱自動車水島 VS佐川印刷SC(京都府代表、JFL)、京都府立山城運動公園太陽が丘陸上競技場
FCセントラル中国 VS静岡FC(静岡県代表)、松江市営陸上競技場


アウェイゲームが多いが、ぜひ突破して大宮とか鳥栖とか仙台とかと戦おう。セントラル中国だけは札幌大とHondaとの勝者との対戦になるけど。いってこーい。
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