2005.2

(2月13日、某百貨店)
小早川詠那:あ、真琴ちゃん、こんにちは〜。
吉川真琴:あー、詠那。変なところで逢うなあ。
詠那:そうじゃね〜。あ、それ、バレンタインの?
真琴:ちっ、見られたか。
詠那:ちゃんと包装してもらっとるね。冴樹さんあて?
今年はチョコじゃないんじゃね。ハンカチ、かな?
真琴:あー、業者に毎年釣られるんはシャクじゃけーな。そういう詠那は?
詠那:お父さんに、チョコレートケーキを作ってあげるんよ。
今日ここへ来たんはちょっと本を探しに。
真琴:相変わらずじゃな。
でも手作りって豪勢じゃなー。学校のやつにはやらんの?
詠那:別に好きな人おらんし〜。
真琴:ほんまかー?
詠那:うん。
真琴:まあ…確かにおらなさそうじゃけど。
(ていうか、好かれてもゼンゼン気づかんじゃろうな、詠那は)
詠那:でも、そういうんはまだ早いんじゃないん?
真琴:そうかー?
4組の高橋とか、なんかもうすごいことになっとるらしいで。
詠那:はあ〜。真琴ちゃん、そういうのに詳しいんじゃね。
真琴:人を芸能リポーターみたいに言うなっ。噂になっとるじゃろ。
詠那:それは知らんかったな〜。
真琴:いっつもボ〜っとしとるけーじゃ。
詠那:まあ、そういうのはその時が来てからで〜。
真琴:ほんまにマイペースじゃなー。
あ、ケーキ余ったらくれん?
詠那:それじゃ、今日作るんじゃけど味見してくれる?
真琴:え、マジ?行く行く。いくらでも味見する!

2005.1

小早川詠那:あ、美耶子さん。
あけましておめでとうございます〜。
熊谷美耶子:ああ、詠那ちゃん、あけましておめでとう。
詠那:巫女さんやってらっしゃるんですか〜・・・
美耶子:まあね。頼まれてだいたい毎年やっとるかな。
詠那:美耶子さん弓道もされてますし、こういうの似合いますよね〜。
美耶子:そうかな?詠那ちゃんの着物姿も似合っとる思うで?
詠那:そうですか?ありがとうございます〜。
美耶子:今日は一人で来たん?
詠那:母と来てます。今露天で何か買ってると思います。
あ、それおみくじですか?
美耶子:そう。ひいてみる?
詠那:はい〜。これを振って出た棒の番号の籤になるんですよね。
えっと、百円、と。(受け取る)う〜ん・・・(振る)出ました。
美耶子:ええと…それだと、これか。はい、どうぞ。
詠那:ありがとうございます。えっと〜…
美耶子:良かった?
詠那:中吉でした。今年は二年生ですし、こんなものかもしれません。
美耶子:はは、運は来年か再来年に取っといたほうがええかもな。
詠那:はい〜。あ、母が呼んでますので、これで失礼します。
今年もよろしくお願いします〜。
美耶子:ああ、こちらこそ。またビッグアーチで。

南条さやか:兄さん、晴れてよかったですね。
南条冴樹:そうやな。天気予報じゃ雨やったし。
さやか:でも、けっこう寒い…
冴樹:大丈夫か?
さやか:これくらいは、何ともないですよ。
冴樹:山の中やからな。これで天気悪かったら目も当てられんところやった。
遠出でもあるし。
さやか:でも、この冷たい空気のおかげで、本当に清清しい気分になりますね。
冴樹:うん。しかし、さすがに女の人が多いな。
さやか:あー…そうですね。でも兄さん、
この辺行ったことないから暇があったら行きたいって言ってたじゃないですか。
それに、歴史的にも文学的にも由緒のあるところですし。
冴樹:まあ縁結びで有名なところやからなあ。何やこっちチラチラ見られとるし、
あいつら何か勘違いしとるみたいやな。
さやか:えっ…まさか。そんなこと…でも…そう…見えるのかな…
冴樹:何一人でぶつぶつ言うとるんや。行くで。
さやか:(いろいろと妄想している最中)
冴樹:さやか!
さやか:は、はい!
冴樹:何やっとるんや?
さやか:あ、いえ、何も、そんなこと考えてないですよ!
冴樹:そんなこと?
さやか:な、何でもありません!行きましょう!
冴樹:(まったく・・・)


福原ありす:そーれ!
吉川真琴:負けるか!
ありす:今年は冴樹お兄ちゃんがいなくて残念だったね!
真琴:うるさーい!あの女、妹の分際でお兄ちゃんを誑かしてー!
ありす:鬼気迫ってるなあ…
真琴:それよりも、ホントに負けたら、よっ!
イタリア料理フルコースおごってくれるんじゃろーな!
ありす:武士に二言はないよ〜。それ!
真琴:お姉ちゃん、粘るなー。
ありす:そっちこそ。
真琴:そりゃ!(お姉ちゃん、意外と運動神経ええな・・・よーし)
あー!うわ、野良犬が走ってきたー!
ありす:えーっ!?
真琴:(よし慌てた!)早う逃げにゃ!
ありす:ちょちょっと待っ・・・なーんて!ねっ!と。
真琴:げ、通じん!?とっ、よっと。
ありす:嘘を嘘と見抜けないようでは!
あ、冴樹さん。
真琴:え!帰ってきたん・・・・・・って、ああああーっ!
ありす:勝った!ていうかホントに条件反射なんだね。
真琴:ずるい!だました!
ありす:そっちからやっといて。
真琴:納得できーん!もう一回!正々堂々と!
ありす:これで三度目の泣きじゃけど?
真琴:ううう〜…
(ありすお姉ちゃんがこれほどの手練だったとは…
羽子板なんかやったことなさそうなのに…)ぐすっ…
ありす:(しょうがないなあ)それよりもそろそろ昼だし、
食べに行かない?
真琴:え・・・
ありす:パスタがいい?それともピッツァがいい?
真琴:それって・・・
ありす:新年だし、おごってあげるよ。これはウソじゃないよ?
真琴:(じわっ)お、お姉様ー!お慕い申し上げますー!
ありす:うわ!大げさだなー。それじゃ、これ片付けて行こうか。
真琴:はい、お姉様!

2004.11

(チャット中)
シャロン・フィナン:ハイ、典。元気にしてる?
児玉典:いらいらしとるわ。サンフ全然勝たんし。そっち(ハイバーニアン)はどうなん?
シャロン:13節終わって6勝3分け4敗の勝点21で暫定4位ね。
典:くっ・・・負けてる。
シャロン:あははは、勝った〜。
典:どうせセルティックやレンジャーズには届かんくせに。
シャロン:それはしょうがないし。
でも9月22日のホーム・セルティック戦は2−2のドローよ。
ここまでホーム3勝2分け1敗、アウェイ3勝1分け3敗。いい感じね。
それに9日はダンディ・ユナイテッドとCISカップ準々決勝だし。
典:気分よさそうじゃな。
シャロン:21歳のデレク・リオーダンとギャリー・オコナーが
5ゴール、6ゴールと頑張ってるし、
ガナーズ育ちの19歳、ディーン・シールズも2ゴール!若手が結果出してるのがうれしい。
このままチーム力をアップして行って、スコティッシュ・カップかインタートト・カップで
UEFAカップに出たいなあ。まあ、まだ高望みだけどね。
典:なんか最近こっちはユースでしか気晴らしができんのじゃけど。
シャロン:我慢よ、我慢。一年で帰ってきたとはいえ、J1に戻ってきたばかりなんだから。
ほかの昇格チームみたいに外国人FW頼みじゃなくてあそこまで頑張ってるんだからね。
確かに2nd5位は厳しいけど、その責任は監督や強化部が負うものだし、
サポーターは最後までしっかり選手とチームを応援しなきゃ。
典:そんなことわかっとるけど。あー、勝ち試合が見たい。
ところでシャロンのほうはいまどうしとるん?
シャロン:レポートや論文をまとめる毎日ね。
日本に長かったから、こっちの気候にまた慣れるのにちょっとかかったけど、
もう大丈夫。バリバリ書いてるわよ。
日本のフットボールについてもちょっと書くつもりなんだけれど、
典のこととかちょっとモデルにして書かせてもらうんで、よろしくね。
典:え?ちょっと、ヘンな事書くんじゃなかろうな。
シャロン:別に?「ありのまま」を書かせていただくだけだから、心配しなくていいわよ。
典:「ありのまま」って、シャロンの主観って物凄く歯に衣着せなさそうなんじゃけど。
シャロン:出来たらメールするから、楽しみに待っているように。
典:ヘンな事書かんようにしてな!
シャロン:あはは、了解。
あ、そうそう聞いて。そういえば最近ね・・・・

*CISカップ・・・CISインシュランス・カップ。スコットランドリーグカップのこと。
スポンサーの名を冠している、日本でいえばナビスコ杯にあたるトーナメントカップ戦。
もう一つのカップ戦、スコティッシュ・カップよりもランクは下で、これに優勝してもUEFA杯出場権は得られない。

2004.9

シャロン・フィナン:ええと、お知らせです。
このたび私シャロン・フィナンは、エジンバラへと戻ることになりました。
理由はというと、留学の期限が来てしまった、ということなんだけど・・・
ずいぶん長い間だったけど、あっという間な気もするわね。
日本に来ていろいろな所へ行って、とても勉強になったし、楽しかった。
自分の大学へ戻ってまた勉強して、何かの仕事でまた日本へ来たいわ。
向こうへ戻ったらハイバーニアンのサポーターに戻ることになるけど、
もちろんサンフレッチェのことも忘れない。
試合結果は典がメールしてくれるだろうと思うし、ユニも部屋に飾っておくわ。
茂木くん、早く一人前になってほしいな・・・
負けた時には誰か典をなだめてやってほしいけど・・・彼女はあれで結構繊細だしね。
それが心配事かな。今度メールで美耶子に頼んでおこうか・・・
サンフも彼女をあんまり怒らせないような試合をしてね。
それでは、また会う日まで。神の恵みが皆様にありますように―――
Slán agat!

2004.8

南条さやか:クラブユース選手権、ユースは見事に連覇達成!
俊介くんはMVPと大会得点王に輝き、大活躍でした。
私たちも7日、8日の準決勝と決勝を見てきましたので、
そのときの写真をどうぞ。

南条冴樹:自分の携帯のなんで画質はちょっと悪いんやけど、
そこはどうかご寛恕いただきたい、ということで・・・

南条さやか:一部、他の方から頂いた写真を使わせていただいています。
この場を借りてお礼申し上げます。
よろしければ御覧くださいね。


8月7日

8月8日

(容量の都合でリンク切り)

2004.7

南条さやか:笹の葉さらさら軒端に揺れて・・・七夕ですね。
皆さんは短冊にどのような願いを込めましたか?
わたしは今一人暮らしなので笹の木が用意できませんでしたけど、
空の星に願いを込めようと思います。



2004.4

吉川真琴:これで今日から中学生!

小早川詠那:おめでとうございます〜。


真琴:おまえもじゃろ。
全く、入学式でも相変わらずうとうとしてから。


詠那:それは仕方ないです〜。
春眠暁を覚えずって言うし〜。


真琴:いつも覚えとらんくせに。

詠那:まあまあ・・・あ、携帯持っとる〜。

真琴:へっへ〜ん。入学祝いに買ってもらったもんね。

詠那:あ〜、○ァイナル○ァンタジーができるやつ・・・

真琴:えかろ〜。


詠那:結構高かったんじゃないん?

真琴:いや〜、こういう時のために、
普段からお父さんとお母さんがお互いに言えん秘密を
しっかりリサーチしとくもんよ。


詠那:策士じゃね〜。

真琴:小さい者が社会の中でステータスを得るには、
どんな手も使わにゃーいけんのよ。


詠那:たくましい〜。

真琴:まかせとけい!
(携帯を構えて)・・・変身〜・・・


詠那:それは555?○リキュア?

真琴:カイザ。草加の邪悪さが好きじゃったけどな〜。
そーいやお父さんが3万円のファイズギア注文しとったな。


詠那:マニアックなお父さんじゃな〜。
さっき言うとった秘密ってそれのこと?


真琴:そーそー。3万円もアレに使い込みしたら、
さすがにお母さんも怒るしな。
まあ、それはそれとして、セーラー服はええなあ。
なんつーかこの、学生っぽいっていうか、
またひとつ大人への階段を登ったとか、そういう感じ?
なんか制服着たらメチャクチャタフになったよーな気がする。


詠那:それはぶっちゃけありえな〜いです〜。

2004.3

児玉典:さやかも美耶子も無事に大学合格、卒業。
まずはおめでとう、かな。

南条さやか:はい。ありがとうございます。


熊谷美耶子:ありがとうございます。

福原ありす:さやかさんは関西のほうの大学なんですよね・・・
寂しくなっちゃうなあ。


典:ま、今年は関西でのゲームも多いし、
万博と長居とユニバーには絶対来(け)えよー。


さやか:は、はい。何とか。

ありす:合格のときはお兄さんと抱き合ったりして、
危うく一線を越えるところだったって、真琴ちゃんが言ってたっけ。

典:ほう。それはなかなか良いニュース。

さやか:そ、そ、それは・・・ええと・・・その・・・


シャロン・フィナン:それ以上からかわないように。
美耶子は県内の大学だよね?

美耶子:はい・・・ホーム戦には今までどおり行けると思いますよ。


典:そりゃ当然。
そういや、美耶子は卒業式のとき大変だったんじゃないん?
あんた女子に大人気じゃし。


美耶子:はあ・・・下級生にヘアバンドやリボンをせがまれて大変でした。
もう、あげるしかなかったですけどね・・・


ありす:美耶子さんがヘアバンドにリボン外したら、
結構「お姉さま」風になるんじゃない?


典:(ジロジロ見て想像してみる)
・・・・そうじゃな。どっちにしても女子に人気があるな、美耶子は。


美耶子:大きなお世話です。どうでもいいですよ、そんなことは。

シャロン・フィナン:ともかく、二人ともおめでとう!
大学生活を満喫するのもいいけれど、勉学を忘れちゃだめよ。


さやか:シャロンさんが言うと説得力ありますね。
もちろん頑張ります。


美耶子:奨学金はあるけど、親にお金を出してもらっとるんじゃけえ、
勉強はもちろんちゃんとせんといけん・・・当然です。


さやか:頑張りましょうね、美耶子さん。

美耶子:ああ・・・もちろん。さやかの方は一人暮らしで大変じゃろうけど、
頑張って。何かあったら、なんでも相談に乗るけえな。


さやか:はい。

典:まあ、入学に向けていろいろあると思うけど、
とりあえずは13日の開幕、ビッグアーチに集まること。OK?


2004.2

In honorem Sancti Valentini
A Feast for Lovers!

2004.1

(携帯にて)
児玉典:あ、さやか。こんばんは。
受験勉強のほうはどうなん?

南条さやか:はい。やってますよ。


典:そっか。さぼっとらんみたいじゃな。
休みの間助けてあげたんじゃけえ、落ちたりしたら許さんで〜。


さやか:は、はいっ。がんばります!

典:第一志望はお兄さんの大学て聞いたけど・・・センターも受けるんじゃったっけ?

さやか:はい。模試の結果判定では兄さんの大学に受かるかどうか五分五分ですし・・・国立の目も残して、そうでなくても自分の力がどれくらいか測るためにも受けておいたほうがいいって、兄さんに言われましたから。

典:ま、みんな受けるしね。
それに、本番の雰囲気にも慣れとかにゃいけんけえな。
センターは今週か。追い込みじゃけど、あんまり夜更かししたら朝に頭が働かんようになるけえ、今週は早めに寝たほうがええよ。
んーと、あと1時間半くらいかな?それが言いたくって。
冬休みの時は、いつまでやるんか、ってくらいやっとったけえ、心配になってな。

さやか:そうですね・・・ありがとうございます。気を遣っていただいて・・・


典:いやいや。さやかはちょっと一生懸命すぎるけえな。
本番はあんまり集中せんで、ちょっと肩の力を抜いてやったほうがええ。
お兄さんみたいに、待ち時間の間にマンガ読んどったいうんは緊張感なさすぎじゃけど。

さやか:あはは・・・でもそれで通るんですから兄さんは凄いです。
リラックス、ですね。心がけます。


典:OK。邪魔してすまんかったな。
美耶子にも電話してみたけど、「大丈夫です。問題ありません。それよりもさやかを応援してあげてください」て言うてたで。
(正月には巫女さんやっとったしな・・・)
あいつくらいの余裕もって、無理せず、頑張って!


さやか:はい!ありがとうございました!

2003.11

シャロン・フィナン:日本の秋は素敵ね。
山の中、夕暮れの淡い光に包まれる中を
風に吹かれた落葉が散り行く光景、
そしてその落葉が川面を彩って流れてゆく光景・・・
これだけ素晴らしい風景が身近にあるのに、
どうしてみんな観に来ないのかしら。
「・・・今はサンフで心が一杯じゃけえそんな暇あるか!」
って典は言ってたけど、
人間、いつもどこかに余裕を持ってなきゃいけないわよ。



2003.10

(10/19は南条&福原の通う高校の体育祭)
南条さやか:疲れた〜・・・でもありすちゃん、足速いね。徒競走1番おめでとう!

福原ありす:そりゃあ毎日自転車通学で足動かしてますから。任せてくださいっ。

さやか:
わたしは運動が苦手だから、体育祭はちょっと憂鬱になっちゃうんだけど・・・
ありすちゃんは勉強も運動も両方できて、本当にうらやましいわ。

ありす:さやかさんは料理とか編み物とかが凄く上手じゃないですか。
それにとってもしっかりしてるし。
そっちのほうが勉強やかけっこよりずっと尊敬できることですよ。

さやか:ありがとう。でも運動はしなきゃって思ってるんだけど・・・

ありす:そういえばさやかさん、大学受験のほうはどうなんですか?

さやか:今のところ、兄さんが行ってた大学を第一志望にしてるけど・・・
模試の結果だと、受かるかどうかわからないって感じね。

ありす:え?推薦で行かないんですか?さやかさんなら十分いけるでしょ?

さやか:兄さんは、「推薦なんかで楽できるか、実力で通ってやる」って言って
合格したから、わたしもそうしようかなって思ったんだけど・・・

ありす:(うーん、これもブラコンっていうのかな。さやかさんらしいけど・・・)
そ、そうですか。頑張ってくださいね。

4月6日 4月9日
ありす:またまたまた勝ったッ!!3連勝で首位ーっ!

典:ま、今回はいいゲームじゃったね。

ありす:お、今季初のお褒めの言葉!

シャロン:やっと気分が晴れたってところね。
とても難しい試合だったけど・・・

典:こーゆー難しいゲームを制してこそプロじゃね。
まだプロじゃにゃーけど、ユースの高萩くんも見事最年少出場果たして、
さやかも喜んどったし。
「雨のサンフ」再び、ってとこかな?

ありす:雨のサンフ?

典:昔は雨の日はあの磐田を破ったりして、ほぼ負けなしじゃったんよ。

ありす:へえー。

シャロン:次は水戸ね。トゥーリオとうちの攻撃陣の勝負・・・

典:こっちのホームよ。前回の天皇杯みたく蹴散らさにゃー。
(注:2000年の3回戦で対戦、7−0で勝利)
トゥーリオにも稽古つけたらにゃーね。


ありす:
大きく出たねー。

典:毛利が徳川に負けてたまるかー!
こっちには高杉じゃにゃーけど高萩がおるでー?

シャロン:平日のゲームにツアー組んでくるなんて、あっちもかなり本気ね。
堅い守備に手を焼くと思わぬ失点を喫するかも。
気を引き締めていきましょう。

ありす:またまたまたまた勝ったッ!!4連勝で首位キープ!

典:細かいこと言ったらキリないけど、ま、快勝ってことで。

シャロン:最初は専守防衛の水戸に手を焼いたけど・・・
先制点が美しく決まったのがグッド。

ありす:水戸の新外国人パンチョも見られたし、いい夜だったね。
パ〜ンチョ〜。

典:でも大事なのは次!新潟戦。

ありす:第1クールの山場、だね。

典:絶対に勝って、主導権を握らにゃー!

シャロン:
でもアウェイで、遠い新潟。
無理せず、確実に勝点を取りに行くべきね。
新潟はもう2敗してるし、引き分けでも充分戦果といえるわ。

典:なーにー!目にした敵は必ず殺す!が戦いの鉄則でー?
サーチアンドデストローイ!


ありす:
おおっ、噴いてる!

典:天皇杯で「充分戦える」なんてぬかしたインテリヤクザ反町
目にもの見せたらァー!

シャロン:インテリヤクザはともかく、
新潟の大サポーターの雰囲気に呑まれないように・・・
「敵をのんでものまれるな」よ。

典:シャロン、『逆境ナイン』読んでんの?恐るべき留学生・・・っ!


3月19日:

ありす:勝った勝った勝った〜っ!!J2初勝利〜っ!!

典:あ〜ん?あんな勝利でうれしいかこの小娘ェェ〜ッ!!

ありす:あ、痛い痛い痛い!

シャロン:アウェイで勝ち点3入ったんだからいいじゃない。

典:完勝ムードが何でヒヤヒヤ逃げ切りモードにならにゃいけんのんじゃー!
何じゃあのセットプレイの守りはー!!どフリーでやらせてからに!しかも井手口に!!
貧弱!貧弱ゥ!!

ありす:ひえ〜、す、吸い取られるゥ!!

シャロン:JOJO第1部?

典:ん?日本文化に造詣が深いわね。

ありす:文化て。

シャロン:ま、今のうちはいろいろと問題もあるけど、
「信念さえあれば 人間に不可能はない! 人間は成長するのだ! してみせるッ!」(ジョナサン・ジョースター)
という言葉もあるし、これからに期待しましょう?
今から完成してるチームなんて、最後には研究し尽くされてジ・エンドよ。

典:上手う(注:うもう。うまく、の意味)引用で締めたなあ。
んじゃ、あたしたちも、
ふるえるぞハート!
ありす:
燃えつきるほどヒート!!
シャロン:
刻むぞサンフレッチェのビート!!でまた来週ね。

3月:

今年も男を見せてーよ、沢田さん! 華麗にゲットだ、キムタツ! 福原ありす:新ユニ発表!

児玉典:胸のロゴにもう少しパンチ力が欲しかったけど、
見慣れりゃそう悪いもんでもにゃーかな。

シャロン・フィナン:別にユニフォームで勝てるわけでもなし。
キャンプも始まったし、プレイヤーのみんなには
自分たちの目指すサッカーを確立させてほしいところね。

南条さやか:去年みたいに怪我人が出ませんように。

典:そういや、初戦の川崎フロンターレには、
大分から山根が行ったんよなあ・・・何で彼を出したんじゃろ。
昇格の功労者なのに。

さやか:どうなんでしょう・・・
でも懐かしいですね。サンフでは2列目からの飛び出しで
ゴールを狙ってました。大分ではボランチでしたけど、
ここぞというところで重要なゴールを決めてました。
できればJ1で対戦したかったですけど、
川崎のために頑張ってほしいですね。

ありす:もちろん、うちは負けんけどね。
あっ、あたしは今年は34番をつけることにしたけーな。

典:ああ、キムタツくんね。まあ久保がいなくなったし・・・

ありす:新しい「タツ」ってことで。

シャロン:これで、「夏でも長袖」の苦行からめでたく脱出ね。

ありす:ちょっと淋しいけど。

さやか:龍朗さんは去年、サテライトの試合にも出て
ゴールを決めてましたから、1年目からトップに出てくるかも
しれませんよ。広島の新しい「ドラゴン」になってほしいですね。

典:いい新人も入ってきたし、若手もそろそろ開花しそうだし、
今年のサンフはサナギマンからイナズマンって感じ?
それじゃ、今年も頑張って行こう!!

ありす:って、典さん年いくつ・・・
茂木くんには、ワールドユースで世界に注目されるようになってほしいわね。 公太さん、今年は怪我しないでフルシーズン頑張って下さいね!

1月1日

南条さやか:あけましておめでとうございます!
児玉典:去年のサンフは残念な成績じゃったけど、
     今年は地道に努力してJ1に戻るけえ、みんなよろしく!
福原ありす:そうすれば、J1、J2両方で優勝した初めてのクラブになるもんね!こりゃすごい!
さやか:典さんやありすちゃんは、元旦は何をしてましたか?
     わたしは、宮島に初詣してきましたよ。
典:あんたんとこって、みんな遠出するの好きじゃね〜・・・真琴もついていったん?
さやか:はい。
典:あんたのお兄さんにぞっこんじゃけえね、真琴は(ニヤリ)。
ありす:大好きなお兄ちゃんにまとわりつく真琴に、さやかさん、激しく嫉妬!?
さやか:あ、あはは・・・(苦笑)真琴ちゃんは鹿を見つけたらブーイングしながら追い掛け回してましたよ。
ありす:宮島の鹿には罪はないんだけどね〜。ま、でも京都勝ったし。
     ウルトラマン黒部のゴールは凄かったなあ。
典:京都はパク・チソンがアイントホーフェン行っちゃうし、どうなるかな?まあゲルトさんがおりゃあ大丈夫か。
  あ、あたしは普通に護国神社じゃったけえな。おみくじは結構よかったで。内容はヒミツじゃけど。
ありす:恋愛成就とか?
典:(ジロリ)下世話な。明日は草津八幡宮に行ってみるかな?児玉氏ゆかりのとこじゃしね。
  んで、あんたはどっか行ったん?
ありす:いや〜、「ゼルダ」がめっちゃ面白くって、毎日やりまくってるんだけど。
典:こら〜!あんたは今度受験じゃろ!学業成就のお守りでも買って、キリキリ勉強せえ!!
ありす:ひえ〜!
さやか:・・・と、とにかく、今年もよろしくお願いしますね。

12月25日

シャロン・フィナン:さあクリスマス。サンタもいいけど、私たちは東方三博士に扮してみました。
熊谷美耶子:♪サバより王ら来たりて、黄金、乳香、没薬を捧げたり。アレルヤ!♪
吉川真琴:♪わが持ち来たれる 尊き黄金を メシヤの冠りの飾りとなさん♪
      へへ〜、金の箱っ!
シャロン:三人の博士は、明るく輝く星を頼りにキリストを求めてはるばる旅をしましたが、
熊谷美耶子:サンフも、来年はJ1復帰を目指して長い旅。道標となるべきスターは現れる?
吉川真琴:そーゆーこと考えんで、せめてクリスマスくらいは楽しく祝おうよ!
      あっ、でもプレゼントは元旦決勝がええなあ。

12月1日

(初冬の暖かい昼下がり。児玉典のアパートにて、典、シャロン・フィナンと熊谷美耶子がティータイム中)

典:あ〜あ・・・

シャロン:まーた溜息ついて。せっかくのお茶がまずくなるわよ。

典:だって、サンフは落ちちゃうし、ユースもPK戦で負けるし・・・

シャロン:しょうがないでしょう、今季の出来で残留できたら奇跡よ。そして、奇跡はそう簡単には起こらない。

典:ずいぶんそっけなく言うじゃん・・・

美耶子:仕方ないね・・・

典:あーっ二人してサッパリしすぎ!!何で悲しゅうて泣いてしもうて眠れんで寝覚めが悪うて気分が晴れんとか、
そういうことないんか二人とも!

シャロン:覚悟はしてた。

典:くっ、所詮は「ダブリンの人々」か・・・

美耶子:ジェイムズ・ジョイスですね?

典:冷静に言うな。あんたは?

美耶子:情けない負け方だった・・・

典:・・・・・・・。
さやかとかありすとか呼べばよかった・・・

シャロン:さやか呼んでたら今ごろお葬式状態よ。ユース負けたんだから。

美耶子:ありすは高校受験で忙しいみたいですよ。

典:どうせ勉強しとらんくせに・・・この悲しみを分かち合ってくれる者(もん)はおらんのか・・・

美耶子:それは悲しくて悔しいに決まってます。でも、悲しんだって今さらどうにもならないじゃないですか。
15日から天皇杯が始まりますし、それに向けて気持ちを高めていかないと。

シャロン:ミヤのいう通りね。多分新潟が来るだろうから、そのことを考えましょう?

典:うー・・・


典:新潟戦かあ・・・

シャロン:前に戦ったことあるんだった?

美耶子:昨年のナビスコ杯で。某銀行員どもが酒飲んで騒いで大いに問題になったやつですね。

典:あ〜、あったそんなこと・・・
あの時はユース代表トリオ(森崎兄弟&駒野)と豪州代表コンビ(ポポヴィッチ&コリカ)が代表に行っとって、
服部・川島・梅田とかが怪我で、本当に人がおらんかった時期じゃったっけ。そうそう、宮崎が出とった。

美耶子:2戦とも2−0で勝ちました。
ホームでは高橋と久保がゴール。新潟はDFセルジオやMF鈴木慎吾(現京都)が目立つくらいで、
かなり引いていたものの前半のうちに勝負をつけてました。あのころはサンフの敵じゃなかったですね。
J2でも引き分けが多かったですし・・・

シャロン:でも今年はサポーターにも後押しされていいサッカーをしてたね。もう一歩で昇格だったけど。

典:反町監督の戦術が浸透したいうところね。来年の続投も決まって士気も高そう、かな?

美耶子:ここは、来年のことを見据えて、恐怖心を植え付けるくらいの試合をしておかないと。
・・・レギュラーメンバーで。

シャロン:それは当然の事ね。

典:レギュラーね・・・どうなるかな?

シャロン:下田が眼窩底骨折だけど、代わりは尾崎かな、林かな?

典:最近の第2GKは林じゃし、林が出るんじゃない?あのキック精度は魅力的よね。

美耶子:フィードがどんどん相手陣内の味方に渡ってましたからね。
上村のゴールを導いた駒野のFK、あれを得たのも林のロングフィードからじゃった。

典:上村のゴール、駒野直接みたいじゃったけど・・・(笑)。ともかく、サンフのGKらしからぬ精度ね!

シャロン:下田の前のGKもひどかったの?

典:多くは語るまい。

シャロン:さいですか。

美耶子:DFはどうなるかな・・・スリーバックか、フォーバックか・・・

典:フォーバックは危ない!スリーバック!

美耶子:札幌戦でひどく痛めたみたいな上村の足が心配じゃけど・・・

典:それもあるけえ、スリーバックにしたほうがええ。
上村がいけるんなら、彼と八田・トゥーリオで。不安があるなら、クワさんをリベロにするんも手ね。
駒野は当然、サイドに戻す。ビロングは、リスキーね・・・

シャロン:八田が使えるようになったのは、小野コーチの大ヒットね。

典:うん。これで「鉄人18号」も卒業かな?「鉄腕やっち」あたりに昇格かも。

美耶子:来季はユース代表の大久保が入ってくるし、河野が伸びればディフェンスは大丈夫。
・・・井原なんか獲ってみるのも面白いかも・・・・

シャロン:ふふっ、面白いけど、どうかな?
さて、中盤はどうなるの?3−4−3なら、コマ、カズ、浩司、公太?

典:クワさんを入れて、浩司はFWで使いたいな。沢田さんも使いたいけど・・・えーと・・・
右に沢田さん、左にコマ、真ん中にクワさんとカズで、前に浩司、久保、公太でどう!?

美耶子:それは悪乗りしすぎです。見てみたくはありますけど。

典:はいはい。相手が相手だけに、シャロンので充分と思うけどね。
できれば沢田さんかクワさんを入れて、カズと浩司にはもっと前でプレイしてほしいな。
来季には、中盤の底に強力なボランチの補強がいるかな?外国人の。

シャロン:FWは、中盤セントラルに森崎兄弟の場合は、久保・高橋・茂木かな?

美耶子:大木はまだ負傷中ですからね。

典:藤本が一向に戦術に馴染まないのが困ったところね。
中盤で不用意にキープして囲まれて潰されたり、無理矢理なパスをカットされてカウンター食らったり、
PAに近づいても思い切ってドリブル勝負せずにキープしてパスしようとして失敗したり・・・
もっとシンプルにやってくれんかなあ・・・今の状況じゃレギュラーは無理ね。

美耶子:来年は阪南大のスピードスター・松浦が入ってきますね。スリートップの一角にはピッタリかも。

シャロン:中盤に沢田か桑原が入った場合は浩司がFWに入ってくるのね。
11月と同じ布陣だけど、このサッカーを続ければ、絶対に勝てる!

典:控えには、GK尾崎、DFはビロング、MFならハンジェ、恭平、西村、FW藤本あたりかな?


10久保
7浩司 26茂木
17服部 8カズ 4桑原 5駒野
6トゥーリオ 19上村 18八田
21林

リザーブ:GK33尾崎、DF31ビロング(DF22河野)、
MF23ハンジェ、MF15松下、MF14山形、FW9高橋(MF29西村)、FW11藤本(FW16梅田)


・・・・・・・・・ベンチには、来季を見据えて選手を入れてほしいなあ。
とにかく、快勝せんとね!つけあがらせるわけにはいかんけえ!

シャロン:気分も乗ってきたみたいね。あ、カモミールティーおかわり。

典:うまく乗せられた気もするけど、まあええか。はいは〜い。


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