Act.13 対戦家への長く険しい道のり

 NETをはじめ、3rdの発売も決まり、僕はNETで更にスト3を求めての交流を始めた。金曜日以外は辛い思い出のある街のゲーセンや、態度の悪い人の多かった地元ゲーセン、時間があるときは魔界都市にも行ったりした。上手い人、セコい人、凄い人、自分と差がないかも知れない人、色んな人と戦って、自分の欠点を見つけ、その改善に勤めた。最初のたった7日間の放浪でもかなり成果は出たらしく「なんか上達したね」とのお褒めの言葉を皆から頂いてしまう。放浪中に新たにヤン使いの女性と息吹使いの女性と知り合ったりした……いや、同人方向は避けていた筈なのに(Act.11の「あるもの」の関係で)何時の間にか正体バレてるのは何故だったんだぁ(泣笑)。数週間続いた放浪で、ようやく某氏との接触も消すことが出来た。NETや口伝達も使った交流の影響で、スト3好きな対戦家さんとの接触が増えてくる。一時はたった一つしかない対戦台で物凄い状態になった事すらも……

 長いブランクからどうしてもSAが安定せず、暫く雷震に固定していた。が、読みあい、感の鋭さ等を統合してやはり星影の時が一番調子がいい……僕は此処で星影に落ち着く決心をした。負けようが何だろうが、僕には星影が一番だ。3rdではゲージも短くなって回転率も上がったって話だし、めっちゃ楽しみだ。

 そんなある日、W松氏のお誘い&お勧めで「スト3」の大会というものにいった…どういった対戦が見れるか、きっと僕にとっていい勉強になるだろう、との事からだった。勿論ギャラリーである。僕は「見てみたいなぁ」といううげつさんと一緒に大会の有るというゲーセンにいった。その時に、RIRI女史&ユータ女史に逢ったのが運のつきだったんだろうか?気が付くと、何故か僕も参加者としてエントリーすることになっていた……おかしいなぁ(そうなると思ったよ…byうげつさん)。「百見は一戦にしかず」とは良く言ったもので、僕は「大会」というものをその身で良ぉ〜〜〜〜〜〜く理解したのであった………………まだまだ僕は大会出れる程の腕前じゃないよ。

 対戦家への道は、遥か先、長く険しい………(何時辿り着けるのやら)

 

 ……余談だが、この大会の日、野試合の最中にユンを使って、RIRI女史命名「つまんねぇなぁEX鉄山靠(PAからEX鉄山靠)」をやたら某対戦チームのメンバーにぶちかました。そのインパクトが凄まじかったらしく、一時期PAから必殺技を出すのを「だてどーむ式」とまで言われてしまった……なんだそりゃ。


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