血に餓えた犯人

 何かサスペンスのタイトルみたいですけど、差程サスペンスって訳じゃあありません。でもちょいとこわかったなぁ。
 その時、街中で壮絶な殺人事件が起こっていました。現場はもう血まみれ。返り血が、地飛沫の後が凄まじくて…どうも猛獣の様なものが殺りくを繰り返してるって感じでした。飢えた魔物に食われ尽くすかの如く、数をます被害者。僕は何とかしてそれを止めようとするんです。何となく、その殺人鬼の正体が分かる気がして、何とか殺すのではなく捕えることを考えてるんです。それにしても僕、どうも忍者かなんかの特殊技能を持ってるのか、跳躍力はもの凄いし、体術使いだし…だからこそ、被害を食い止めようと、数人の同志たちと共に計画を練るんです。
 まず、僕が囮になって奴を誘いだします。そこで液体チッ素をかけて奴を氷漬けにして捕えるという方法。僕は巧妙に奴を誘いだし、被害を出さない様気をつけながら、液体チッ素をかける装置の部屋まで誘い出しました。そして!上手く奴を捕えることが出来たのです!チっ素をかけられて(チッ素が液状化するためにはマイナス…何度でしたっけ?忘れたけど、人間なら凍傷or凍死するんじゃないかと)氷漬けにしたは良いものの、どう処理をするか考えるんです。でも、ほかに氷漬けにされた人が出たこと、どうしても一瞬はその装置を停止させなきゃならなくて……一瞬、機械を止めるんですが、仲々脱出できる人がいなく、遂に気温が上がり出して溶けるじゃないですか!戸惑う僕たち。とにかく逃げないと、作戦立て直し!僕たちはアジトに逃げようとするのですが…奴にアジトの場所がバレ、僕はアジトに戻るのをためらい、他の処に逃げました。案の定、アジトは血の臭いでいっぱい……
 更に、奴は僕の家の方に向かってる……このままじゃ僕の両親が危ない!なにも良い作戦がないまま、僕は自宅に向かい奴を追いかけるのでした……

と、いう処で目が覚めました。朝、すぐ親に話ちゃいましたよ。
「あんたゲームのやりすぎじゃない?」
……うーむ……返す言葉がない。



戻る