赤壁の戦い

 僕は自転車に乗っていた。そして回りも自転車に乗っていた。みんな自転車に乗っていた。最初は自分が何処に居るんだろうと思ったけど、僕の横には周喩がいた。そうなんだ、此処は呉の軍勢の中なんだ。しかし、なんで、みんな馬ではなくチャリに乗っているんだろう…地面にまきびしでもやられたら、軽騎兵も騎馬…つーか騎チャリ兵も役には立たないと思うけど。僕の目の前を1台のチャリに乗った武将が駆け抜けた。出陣の意味だろう…僕は彼の名を大声で叫んだ。
「孫権!」
…そう、その声に孫権は僕の方に振り向いてにっこりと微笑むと、全軍を上げて出撃に出たのだ。目指すは、赤壁。(因みに、僕はこの運命の出会い(大笑)に付、すっかり孫権&呉ファンになる)

 赤壁だってーのに、大河は流れてなくてなんか水たまりの長いのが延々と流れてる様なのを対岸に挟んで、の曹操の軍が控えている。更に、僕等の隣で劉備の軍が布陣していて……勿論、皆チャリに乗ってるし。で、何双もの船の代りにあるのが軽トラック……何か訳が分からなくなってきたぞ、でも此処は赤壁。でもって僕は劉備軍に伝令に行くのだ。僕が関羽と趙雲の元にたどりついた時、曹操軍から何万もの矢が…矢戦が始まったのだ!その時、関羽と趙雲は僕を後方まで援護して連れてってくれるんだよね。で、段ボールで矢を防ぐ…これで防げるのかしら?なんて言っているうち、南東の風が吹き(亮ちゃんだね)曹操軍に火矢が…!段ボールから軽トラックに引火して…

…という処で目が覚めた。なんて羨ましい夢だ、と鈴田(関羽Fan)とうげつさん(趙雲Fan)に散々言われたっけ。何か時代がとち狂っていたけど、三國志の夢なんか見ちゃったもんなぁ…因みに、この頃僕はMac版"三國志英傑伝"のデモ版をやっていた。


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