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        東京・新宿の、とあるマンションの一室に5人の少年達がいた。別に兄弟でも従兄弟同士でもないが、何かの因果関係……彼等は何かしらを受け継ぐもののようであって、近場に一緒に住む事になったらしい。その一室は、どうやらその少年の中の1人の部屋のようだ。 
       5人のうち2人は少女、しかも一人は「日本人趣味の癖に金髪碧眼」の美少女で、どうも彼女と対局にいる青年と恋仲らしい。この外見で剣道の師範代、居合い斬りの達人ときたもんだからたまったものではない。もう一人の少女は、どうやら他の人達より1個程年上らしく、一同の仲ではまとめ役のお姉さんの様で、5人の中で自分と対局のものを受け継ぐ少年の世話焼きをしている…おせっかいもありそうだったけど。5人の中で、一番頭の良い少年はマイペースで、かなりのねぼすけ。この集まりも予想通り遅刻。勿論、世話好きな彼女が叩き起こしに行ったのは言うまでもない。最後の1人はメンバー中一番の大食漢だけど、義に熱い、更に何だかんだ言って集団生活と言うものをよく理解していて「人に合わせる」事も得意……世話好きな彼女とも角を付き合わせることがないのである。 
       まず、金髪碧眼美少女と世話好き少女が、少年の部屋に食材をもって行って、料理を始める。 
      世話好き「じゃ、下ごしらえお願い。まず此処かたしちゃったら、もう作り始めちゃって」 
       世話好き少女が金髪碧眼美少女にお願いすると、金髪碧眼美少女は 
      金髪碧眼「解った、ではそちらを頼む」 
       ……とまぁ、かなり固い口調。これが普通らしい。色々準備して少しづつ料理が出来てくる頃、大食漢の少年が登場。 
      大食漢「お、これ、うまそーじゃん」 
       つまみ食いをするところを金髪碧眼美少女に嗜められる。 
      金髪碧眼「まだ途中だ。それ位待てないのか?」 
      大食漢「ちぇ〜〜〜きびしいのぉ!」 
      世話好き「ねぇ、主役はまだ来ないの?」 
      ……主役、と言うことは、どうやら彼等、その部屋の主の少年の誕生日かなんかなんだろうか……? 
      主役「あれ、まだ支度してたの?」 
      世話好き「ごめん、主役に手伝わせるのもナンだけど……お皿とかもうちょっとないかなぁ?足りないんだけどね」 
      主役「すまん、紙皿とかも買ってないし、第一俺一人でいる部屋だからさぁ」 
      世話好き「じゃ、僕の部屋に行って取ってくるよ」 
      ねぼすけ「……今、エレベーター工事中だぜ?」 
      金髪碧眼「遅い!今更来たのか?!時間は守らんか!」 
      ねぼすけ「いや、悪ぃ。俺は低血圧だから、どうしても朝は弱いんだ」 
      金髪碧眼「解っているなら、こういう時位前日には早めに寝ておくものだろう?」 
      世話好き「……まぁまぁ。それなら確か、此処の梯子(部屋の壁にある梯子を示し)で上まで行けたよね?こっちで行くよ」 
      ねぼすけ「おい、それ掃除用の梯子だぜ?確かにそれでも行けるけどなぁ…」 
      世話好き「……柵があって、乗り越えられないんだけ……?行ってみるから」 
      ……とまぁ、世話好き少女が上がって見るけど、案の定階段の端には柵があって上がれない。結局非常用階段を使って(何故最初からそうしない?)部屋に戻るんだけど、鍵とか靴の履きかえとか、それがいちいち面倒な構造だったらしい……だから余り使いたくなかったんだろうな。 
       その時、彼女の部屋にあった水色の水晶の様な玉が光っていて…… 
      世話好き「大変!何かあったんだ!」 
      ……その玉をもって慌てて部屋に戻る。主役の少年の部屋にあった赤い水晶の様な玉も、勿論光っていた。 
      主役「現われたか?!」 
      大食漢「何だってこんな日に…!」 
      ……大食漢は、ポケットの中に同様の玉を入れていてそれがオレンジに光っていた。 
      金髪碧眼「彼とも連絡をしてみる」 
      ……彼女も玉を持っている……色は緑の光。 
      ねぼすけ「敵に気付かれたらまずい。慎重に、だ」 
      金髪碧眼「わかってる……」 
      ……ねぼすけも懐から何かを取り出した……青く光る同様の玉。 
      世話好き「空から、何か見えないかな?」 
      ねぼすけ「取り合えず俺は空から行く。水辺は任せた」 
      ……この後、彼等は折角の食事会も不意にされ、部屋を飛びだしていくのだった……その玉の力で戦闘用パワードスーツの様な姿になって。 
        
        
        
      ……と、この辺りで目が覚めましたが………はい。何故か『サムライトルーパー』なんです。彼等はあのトルーパーズ達の2代目ということで、各々鎧の意思と心を受け継いでいるんです。四魔将達も勿論改心していますから、彼等とは別の処で鎧の意思を次の代へと受け継いでいたんですね。 
       で、僕は何故か『水滸のシン』の2代目の世話好きでした。『烈火のリョウ』の2代目の少年(名前はリョウのままでした)を可愛がっていまして、『金剛のシュウ』2代目少年は仲の良い友達みたいな感覚でした。別にリョウ2代目くんが好きだった訳でなく、保護者気分でしたけど。『光輪のセイジ』2代目少女(ストレートの金髪が綺麗な美少女)は『闇魔将アスビス』の2代目青年と恋仲。『天空のトウマ』2代目少年は年上ねーっさんが好きだったのか?ナスティの親類っぽい女性に思いつつ、水滸2代目にも(年上だったし)……と言う様子。『女妖邪カユラ』2代目ちゃんとも仲良しっぽかった。 
       しかし、何でいきなりトルーパーなんだろ……しかも、僕はどう考えたって、『信』ではないと思うんだけど……多分、『義』か『仁』が近そうだと。 
       ついでに僕は「光輪×ナスティ」「烈火×迦遊羅」なんですけど………(でも光輪×水滸も読む)
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