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       其の壱 
       …結婚を間近に控えた北野夫妻(当時独身)の嫁さん・沙羅さんが深刻な顔で僕に言ってきた。 
      沙羅「ヤバいよ、式挙げられないかもしれない」 
      僕「何でぇ?」 
      沙羅「実はね……」 
      …………………… 
      僕「何やってんだあんたらッッ!」 
      ……どう言った内容かは省略。目が覚めて僕の一言。 
      「………2次会の準備始めろって事か……」 
      …思い切りため息をついてベットから起き上がった。当時7月。 
       因に、この夢の内容を詳しく沙羅さんに話した処 
      「あんた人を何だと思ってるのッ!」 
      …別に、わざとじゃないって、疲れてるだけだってさぁ(苦笑)因に沙羅さん伝えで聞かされたとりすたんさんも勿論困っておりました。僕の所為じゃありません、疲れてたんです、きっと。 
      其の貳 
       …とある結婚式場に僕がいる。誰かの結婚式って訳じゃなくて、どうやらそれは僕のらしい。あれ、そんな奴(相手)居たッけ?記憶真っ白。(勿論現実に居ないから記憶なんかありませんけど) 
      「準備に行かなくて良いの?」 
      …そう、嫁さんと言う奴は式の主役で(旦那でないのがミソ)もう、良い着せ替え人形である。そこら中のドレスの試着をされ、「これが良い」「あれが良い」……これは本当の話だけど、ウェディングドレスはドレス自体が立っていて、そこに足を突っ込んで着るものだそうだ。姉貴と友人と従姉妹が言ってるんだから間違いじゃない。 
       でもって、僕はそのドレスに着替えさせられ、式場のチャペルに移動……噂の僕のダンナは、中学時代の某バスケ部の女たらしと名高かった男で、「何でいきなりこいつなんだ?」と自問自答。しかし、こういう性格の男が本気でこういう場所に来るか、と考えていると相手は本気くさい。一体是はどう言う意味だぁ〜〜〜〜!と思ったら目が覚めた。 
      「…………時間ねぇよな、内容絞らんと……」 
      …思い切りため息をついてベットから起き上がった。当時7月末。國外逃亡前。 
      其の参 
       ……急げ〜〜〜急がんと間に合わねぇぞぉ〜〜〜〜 
      ♪走る〜走る〜〜俺〜た〜ち〜〜〜流れ〜〜〜る汗もそのま〜ま〜に〜〜〜(爆風) 
       とにかく急がないと間に合わんッつーのに、道端で呼び止められては道を聞かれ(何時もと変わらん…爆笑)とにかく時間がない! 
      「着いたぁ!」 
      ……何とか着いた。そこは小学校時代の同級生達の結婚式2次会会場で、僕は何とか最後の挨拶に間に合って、会場に辿り着いた。取り敢えずおめでとう言って……でももう、疲れたなぁ…と思ったら目が覚めた。 
      「………暫く幹事はやりたくねぇ」 
      …思い切りため息をついてベットから起き上がった。当時9月末。北野夫妻は既にギリシアに行っている(新婚旅行)。 
      其の紫 
       突然だが僕は入籍する事になった。でもって、近くの団地に新居を構える為、引越の準備。膨大な本とか、洋服とか、ゲーム機とか、その他諸々を片付けて、それから台所の整頓もしないとな…なんて思ってました。しかし、問題は僕の相手。ここのHPにカキコした事がある某氏だそうで、何でこの人とそう言う話が何時の間に進んだんだ?と思って、まぁ、向こうがその気ねぇなら俺様一人暮らし〜〜……とか思ってたら、相手方既にきちんと新居にいて、自分の部屋で遊んでるし。しかもアーケードの基板広げて火燵に足突っ込んでゲームやってる……何でや? 
      「あら、なにやってるの?」 
      「ホラ、こんな処迄行けた」 
      ……この辺で起こされた。 
      「………何だったんだ今のは……」 
      …思い切りため息をついてベットから起き上がった。10月中旬。北野夫婦の新居に押し掛け計画迄後7日の事だ。 
      …かと思ったらその次の日。 
       またしても同じ風景、同じ状況、そして同じダンナ……そう、昨日の続きだ。 
       すっかり新居もかたちになって、友人も呼んで火燵で団欒。ああ、平和な内容だ……否、俺個人的にちっとも平和じゃない!この状況は何故だ! 
      「最近太ったなぁ〜〜〜」 
      …と、鏡を見ると、本当に自分冗談に見えないくらい太ってる(当社比1.5倍)……どころか、顔に酷い吹き出物まで!見ればダンナも同じ症状!こいつぁ、揃って虫にやられたかッ!薬〜〜〜〜 
      ……この辺で目が覚めた。 
      「………本当に何があったんだ、俺……」 
      …思い切りため息をついてベットから起き上がった。前日、久し振りに電話があった西宮の友人Rちゃんと北野夫婦を肴に盛り上がっていたからって、続きを見てしまうとは一体…… 
      
      こんな夢を見てしまうと、目が覚めて本気で思う。 
      「きっと俺は疲れてる」 
      …そうでもないと、こんな訳の解らん夢は見れないから。
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