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真樹先生語録
*一部、私の記憶を頼りに記載しています。微妙な言い回しが違ったらご勘弁下さい。
 「稽古は続けることが大事なんだぞ。例え月に1回でも1年で12回なんだ。それでも続けたことになるんだぞ。まとまった時間なんて作ろうと思っても出来ないんだ。やれるときにやれ。わかったか?」
押忍。今度先生にお会いするときに胸を張ってお会いできるように、これから生きていきます。押忍。
 「あいつがそう言うならそうなんだ」
あるとき先生が仰いました。弟子の言う事は無条件で信じてくださいました。押忍。
 「仕事をきちんとこなし稽古も頑張りなさい。それでちょうどいいんだ。私も本職は作家だ」
「家族を愛し 空手を愛し 仲間を愛そう」
先生から頂いたお言葉です。まさに真樹先生が実践されていた事です。先生ありがとうございました!押忍。
「わかってる。忙しいんだろ?」
稽古から足が遠のいた時に声をかけて頂きました。先生より忙しい方はいないと思います。懐が深すぎる。何も口にできませんでした。反省、後悔。押忍。
「ご苦労」
先生に「ご苦労!」って声をかけて頂くと疲れも吹っ飛んでいきます。
「金と灰皿はたまるほど汚い」
なるほど。生きていける程度の稼ぎがあればいいです。押忍。
「最近はいじめなんかのニュースが多いが、強い人間は強さをひけらかす事や、弱者をいじめたりしない。本当に強い人間は優しく、人を思いやれるようになるんだ。優しさを得るために辛い稽古をするんだよ」
真樹先生は私たち末端の弟子の事も本当によく考えてくださいます。
「大会で、生まれて初めて今朝あったばかりの人間と闘う。それだけで十分大会に出た目的は果たせている。闘った時点で、恐怖感に打ち勝っているんだ。それでいいんだよ。勝ち負けは関係ない」
大会偏重の空手界に一石を投じるお言葉A。
「俺達は稽古で繋がってるんだ。そうだろ?わかったか!稽古するんだよ」
稽古稽古。稽古です。押忍
「最初から全て開けっ広げて、『俺はこれだけの人間だ。大したことは出来ないけれどついてきたければついてこい』と言うしかない。言わば無手勝流さ。何かを装ったところで何れ化けの皮が剥がれるよ。だから俺には何の計算もない」
2006年7月号のフルコンからいくつか抜粋。ついていきます。
「稽古に目的意識をこじつけるな。流す汗こそに意味がある」
「君よ、共に流す汗だけを信じよ」
「『強くなった』と言うこと自体はたいした意味を持たない。まあ、結果としてそうなっただけ。飯食ったから腹一杯になるのと同じだ。でも、稽古する。やむにやまれぬものに背中を突き動かされてやる。その姿勢に意味があるんだ」
う〜ん深いですね。
「孤立無援が性に合う」
→続き。空手は物を書くのと同じで、組み手の時は誰も頼れない。孤立無援の状態が好きなんだ。
「本が好きな奴は鼻が利くもんだ。本を読め、本を読まない奴はダメ」
文武両道。ちなみに私も本好きです。鼻は利きませんが・・・修行修行です。
「大会偏重じゃダメなんだよ。大会なんて発表会やおさらい会と同じだ。勝つ奴がいるから負ける奴がいる。そうだろ?大会なんてただそれだけのことだ。空手道の修行とはなぁ〜、己に克つと言うことだ(克己心)。他人に勝つこと何て、空手道の修行において大きな意味はないんだよ」
大会偏重の空手界に一石を投じるお言葉。
「本当に強い人間ほど優しいんだよ。優しさを得るために厳しい稽古・修行をするんだ。しかし、当然優しいだけじゃダメだぞ。強さの中に優しさがないとな」
先生は真に強く、優しい方です。
「痛いときほど笑え!やせ我慢するんだよ」
「よ〜し、まかしとけ!」
無限大に頼もしい先生のお言葉です。
「出会いと別れが人生なんだよ、○○。また逢う日を楽しみに」
橋本真也さん急逝の際のお言葉です。○○はご自身の名前を入れてください。
「真樹道場の呑み事は最低10時間ぶっ続けだ!わかったか〜!」
修行です・・・。
「男は一人で歩けね〜ようになったら終わりだ。男は一匹狼なんだよ!」
先生は取り巻きを連れ歩くことはされません。私たちが勝手にくっついていきますけど。
「元は一本。大山先生(大山倍達総裁)だろ〜が」
空手界の現況を嘆いてのお言葉
「稽古から基本や型を省いたら空手道じゃね〜んだよ。基本や型を充分稽古するからこそ空手道なんだ!」
「稽古は稽古そのものが目的であってはじめて意味があるんだ!」
「この、クソヤロ〜!!」
このフレーズに心当たりのある方は多いのでは・・・
「俺ぁなぁ〜、どんなにタバコ吸ってても、稽古で気合い出しているから、肺の中はきれいなもんだ〜!!」
まだ先生が喫煙されていた頃のお話だそうです。今は完全にタバコを止めてらっしゃいます。怒られるかな・・・
「前の日の酒は今日の稽古で出しきる。そしてまた酒を飲む。酒だけ飲んでるからアル中になるんだ。どんなに酒飲んでも、稽古して酒を出しきればアル中にはならね〜んだ!!」
先生が、稽古を欠かしたことはありません。
「あ゙〜俺ぁなぁ、何も酒が好きだから飲んでるんじゃねぇんだ!こうやって飲みゃあ次の稽古は苦しいに決まってんだろ〜が!そうやって自分を追い込んで稽古することに意義があるんだ。そうして負荷をかけて稽古して汗を流す。とまた、肝臓からアルコール受け入れ態勢準備OKってサインが出るんだよ!それに喧嘩してやられたなんて言うのは大体酒飲んで酔っ払った時だろ!そんな言い訳は通用しね〜んだよ!あ〜、わかってんのか?お前!だから飲んでわざと負荷をかけた稽古やっとかなくちゃいけね〜んだぁ!ぐわっははははは〜っ!!」
支部長の記憶です・・・
「自分のペースでやりゃ〜いいんだよ。続けることが大事なんだ!わかったかごらぁ〜!」
稽古でへろへろになった時に・・・先生のお言葉には優しさがあふれてます。
「受験なんかで空手を止めさせないでくれな。勉強の合間に基本だけでも稽古に参加させてやってくれ。勉強ばかりやってても効率は上がらね〜んだよ。頭が飽和状態になったときに、ぱ〜っと汗を流し、すっきりした頭で勉強をする方が効率は上がるんだ。空手は続けさせてやってくれな」
少年部の父兄へのお言葉です。先生は某早稲田大学中退で、作家でもあります。説得力がありましたよ。
「人間って言うのは、長く生きてると浮き世の垢が付くからさ。その中で変わらないでいられる人間は、やっぱりよっぽど馬鹿か、よっぽど素晴らしい自分を持っているもんだな。男の座標軸のようなものをさ」
個性重視。人間って画一化されるものじゃないっすよね、本当は。
「押忍。押さえて忍ぶというのでは、常識的すぎて話しにもならん。押して忍ぶということでありたい。同門の全てのものに対して、いつか必ず乗り越え先んじてみせると心の中では押していながら、堪え忍ぶのが空手之道だ」
先生の著書より抜粋。