1975年(昭和50年)8月17日
1回函館4日目 第3競走
サラ3才新馬
1000メートル 9頭  R 59.3
 馬     名 騎  手着 差単勝
テンポイント52鹿戸明 58.8 1.6
グランドヤマトシ52郷原  10身 3.8
ハンピンオー52高橋成1身1/4 7.1
バラベルサイユ52今村   6身 4.9
カズノミドリ52池上1身1/457.8
ヤクモオーショウ51☆五十嵐1身1/239.2
シルバロング52蓑田    頭39.6
グレートリボ52清水英   2身68.0
ヒデノハタ52星野信    大55.1

単160
複110 120 140
連複(2−8)310(1人気)


好スタートから飛び出したテンポイントは絶対的なスピードの違いから
無理することなく自然に先頭に立つ。後続グループはグランドヤマトシ
とハンピンオーがついて来るだけ。余裕をもって直線に向いたテンポイ
ントは鹿戸明騎手に促されるとグンと加速し、函館の短い直線だけで、
後続に10馬身の差をつけた。調教一番時計がそのままレースに結びつ
き、従来のレコードをコンマ5秒詰める大楽勝はテンポイントを生産し
た吉田牧場の期待通りのものであった。              
放送は北海道文化放送が担当。しかし、開局して3年目で競馬中継のス
タッフも素人ばかり。後にこのレースのマザーテープを消去してしまう
という、今から考えたら信じられない大失態をやらかす。映像は、幸い
なことに関西テレビがダビングして保存しており、幻の新馬戦となるこ
とはまぬがれたが、市販のテンポイントのパッケージビデオなどは実況
が差し替えられている。当時の実際の実況を録音した6ミリテープは、
テンポイントの棺の中に一本と他にもう一本の2本が現存するだけ。