1977年(昭和52年) 3月27日(晴重)           
2回阪神2日目 第8競走
第30回鳴尾記念 (5才以上・ハンデ)
2400メートル  9頭  R 2.27.1

馬      名

騎手

着  差

単 勝

テンポイント

61

鹿 戸

2.32.6

2.8

ケイシュウフォード

53

清水英

54.9

クラウンピラード

53

佐々昭

3身1/2

8.5

クライムカイザー

59

橋 口

1身1/4

4.4

ホシバージ

55

福 永

3身1/2

3.2

キスリーエイト

52

田島良

5身

17.8

エリモジョージ

62

池 添

2身1/2

5.4

ヒダロマン

53

夏 村

3身

23.5

サクセンオー

51

柴田見

1身3/4

81.6

単280
複140 1000 280
連複(3−7)6970(16人気)                 



春の天皇賞へ向けての大事な一戦。テンポイントは61キロのハンデを背負
った。トップハンデはエリモジョージ。レースはそのエリモジョージの逃げ
で始まった。大逃げを打つエリモジョージに対してテンポイントは離れた2
番手。後ろには福永洋一のホシバージがぴったりとつけ、後方からは59キ
ロのクライムカイザー。けっして見掛けほど楽な展開ではなかっただろう。
エリモジョージは前半の3Fを36.3で引っ張ったが、重馬場にしてはハ
イペース。3角を回ると一杯になって逃げ脚が急激に衰えた。これを見てテ
ンポイントはゆっくりと馬場の中央に持ち出して抜け出した。      
テンポイントに楽勝を期待したファンであったが、ここはハンデ戦。しかも
重馬場。内を突いて重上手のケイシュウフォードが伸びてくる。ハンデ差は
8キロ。しかし、追撃もここまで。着差はクビだったが、テンポイントは危
なげなく振り切り、天皇賞へ向けて確勝体制は整った