2011年3月5日 早来

北海道石狩地方から早来のある胆振にかけて、3日、4日は大荒れの天気。
雪が降り続き飛行機も欠航が相次ぐなどしたため、車に長靴や除雪道具一式を積み込んでの墓参となりました。

去年は除雪されていなかった牧場への道は今年は除雪されていて、ほっと一安心。雪が少ない年はこの道は大きな水溜りができてドロドロになるのですが、今年は圧雪状態です。

一年ぶりのご無沙汰となってしまったテンポイントが眠る丘
昨日はタクシーでお墓参りに来た人がいたそうですが、その後に積もった雪で足跡ひとつありません
まずは「参道」をと、ダウンジャケットを脱いで除雪を始めましたが、新しい雪は意外と積もっていません。
堅雪(かたゆき:積もった雪が春近くなり日中融け夜に凍りを繰り返して表面が堅くなったもの。大人が雪の上を歩いても埋まらない)の上に新雪が10センチくらい乗っている状態で思いのほか楽でした。

テンポイントのお墓は真っ白な雪にラッピングされていました。
とりあえず包装を解きます。
凍っている部分が無かったので天気のいい日が続いたのでしょう。
他の馬達も雪の中で静かに眠っています。
除雪をしないでこのままにしておいたほうがいい?
そんなことを考えましたが、今年は道をつけることにしました。

テンポイントの眠る丘は桔梗の丘と呼ばれていますが、考えてみれば桔梗の季節に訪れたことは一度もありません。今度は桔梗の季節に来てみましょうか。
除雪が終わってにわか参道も開通し、最後にもう一度手を合わせて、柏の古木に守られたテンポイントをあとにしました。
牧場を守る母馬たちに見送られながら。