3月5日早来2005

今年はいつもの年より、ちょっぴり雪の多い早来でした。
毎年雪どけの泥水を避けながらお墓に向かうのに、今年は完全な圧雪状態です。吉田牧場の奥様の話によると、連日気温の低い日が続いており、3月の声を聞いたというのに氷点下20度前後になるそうです。

テンポイントのお墓の奥にある一族の墓は、去年までは木だった「オキワカ」のお墓が立派な石碑になっていました。それから「マグニチュード」のお墓ができていました。
吉田牧場は去年秋の台風で、牧場のシンボルだった大きな木が倒れてしまい、なんだか背中がスースーする感じでした。今年も同行していただいた鈴香静さんの残念そうな目が印象的でした。桔梗の丘の被害が少なかったのが不幸中の幸いでした。

テンポイントのお墓の前に立つと、本当に時間の動いているのを忘れてしまいそうです。お墓の前で思い出すことはその年によって違いますが、ちょっと落ち込んでしまう年もあれば、気力がわいてくる年もあります。その時の気分や心境によって違うのでしょう。私にとって幸いなのは、ここ数年、テンポイントや一族のお墓の前に立つと元気が出てくることです。

早来にも、今年もまた春がきます。