テンポイントのこと・・・
それは今も子供の頃見た夢のように脳裏にある
それはきっとこれから先も変わることなく
1頭の馬のことについて
これほど思ったことがあっただろうか
これから先もないのではないだろうか
どうしても語りたくなる1頭の馬のこと
けっして強い馬ではなかった
けっして速い馬ではなかった
それでも強く脳裏に焼きついている
あの時代に同志のように走る君の姿が
まるで故郷の山や川のように
それはテンポイント
思えばもうあれから25年が経ちましたが、どうしても忘れることができない馬。そ
れがテンポイントでした。まさしくテンポイントは自分の分身としてターフを走って
いたように思います。けっして最強馬ではなかったけれど、挫折を克服して弱い自分
の中に「闘志」
を掻きたてて走っていた・・・。たった一度きりの「夢」、一篇の「抒情詩」ではな
かったかと思います。
四日市市 空飛ぶクジラ |
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