テンポイントほど、人間に影響を与えた馬は
後にも先にも出てこないかもしれません。
こんなこと言ってるあたしは、実はまだ未成年だったりします(あせあせ)
でも、あたしの友達の彼氏は、テンポイントが死を迎えたことがきっかけで、
馬の獣医になろうと思ったそうです。
で、あたし自身テンポイントに強く魅かれて、調べたりもしたし、
だからそう思うんだなぁ、とか考えます。
テンポイントのお母さんにあたる「ワカクモ」もすごい運命を背負って
走った馬だということがわかったんで書かせてもらいます。
この馬のお母さんにあたるクモワカ(1951年桜花賞2着馬)は5歳の春、
デンピン(伝染性貧血。強力な伝染病、不治の病と言われる)にかかったと
誤診され、京都府から殺処分が言い渡されました。でも、けっきょく世間には
認められないまま、繁殖牝馬として生活をはじめ、5番目のワカクモが生まれた
半年後にサラブレッドとしての戸籍が帰ってきます。そのワカクモはまるで
お母さんの走れなかった分を埋めるかのようにタフにはしり、桜花賞では1着で
ゴールしました。その後はあまりいい成績を収められませんでしたが、繁殖牝馬
になってからはテンポイントのお姉さん、オキワカを初仔としてたくさんの子ど
もを産み大活躍しました。
一族がこんなにすごい過去を持っているなんてなぁ、と調べるたびに思います。
テンポイントの子どもや孫が活躍して、一族の歴史にもっとページを加えて欲し
かった、とみんな思っているはずです。
何か説明文っぽくなっちゃいまして、本当ごめんなさい…。
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