メロディーだけのラブソング

作詞 水谷啓二 作曲 小杉保夫

メロディーは浮かんだのに
綴る言葉を見つけられないまま
ハミングで君に聴かせたね
小さな部屋で 二人のヒット曲
たぶん・・・・ラブ・ソング

「淋しい唄にしないで
 Happy Endじゃなくても・・・・」
こだわった君の目は
笑っていたけれど

そして夏が終わる頃
離れ始めてた心は
それぞれに 別々の
言葉を探してた

ラジオから流れ出せば
気づくだろうか ほら、あの日のメロディー
今はもう、二人だけのものじゃ
なくなったけど 唄う時はいつも
君のラブ・ソング

過ぎ去る時の魔術は
スポットライトですべてを
ステージの ひとこまに
美しく変えてゆく

不思議なものさ あの頃
形もなかった言葉を
君にだけ 唄えるよ
三度目の夏がゆく・・・・