●Leica<ライカ>
ドイツの顕微鏡メーカー、「エルンスト・ライツ社」が小型カメラの第1号機種ライカA型を発表したのは1925年、第1次世界大戦が終わってからまもなくの事だ。ライツ社のカメラだから「ライカ」と呼ぶ。技師オスカー・バルナック氏が開発したこのカメラは、映画用35mmフィルムを使用した初めてのスチールカメラで、現在ある35mmカメラの歴史はここから始まった。その後、改良に改良を重ね、圧倒的な人気を誇っていたバルナック型ライカだが、1954年、ライツ社は新製品ライカM3を発表し、カメラ界に旋風を巻き起こした。1973年にスイスの精密光学メーカー「ヴェルト社」に経営権譲渡で時代を区切る。利便性光る魅力は健在。

芸能人ライカ度

福山雅治さん/ハ−ビ−山口さん(B-PASS やロック・イットの写真家さん←19もとってるよ♪)
他、大塚寧々さんなど多数

●Contax<コンタックス>
打倒ライカの会社「ツァイス・イコン社」(以前ライカを設計したバルナック氏がいた会社)は大学を卒業したばかりのハインツ・キュッペンペンダー氏を設計主任に抜粋、特別チームを編成し、新モデル製作にあたる。そして1932年、新小型カメラ「コンタックス1型」が誕生。性能はライカ以上とも評価される。のちに名門の威厳を取り戻すが、第2次世界大戦後にドイツが東西に分裂したために、ツァイス・イコン社も東西に分裂の打撃をくらう。その後も、いろいろすばらしい一眼レフカメラを発表するが、1972年に経営悪化で廃業に。したし、翌年に「ヤシカ」と提携。ツァイス・イコンという社名は消えるが、コンタックスは今も健在。

●Nikon<ニコン>
「ニコン」の前身である「日本光化学工業」の創立は1917年。カメラメーカーとして花開く技術力が、第1次世界大戦後ドイツから8人尾義歯を招き本格的開業を始めたのがきっかけ。第2次世界大戦後、敗戦によって需要を失う。そこで1946年軍需転換として本格的な小型カメラの研究・開発に着手。っということで、軍需機器メーカーから世界の花形カメラメーカーに転身を遂げたニコンは様々なニコン神話で彩られる。ニッコールレンズも有名。カメラマン支持率はライカのM3(1954年)についでニコンF(1959年発表)が有力。ん?六花さんの「ニコマート」は....、参考資料なし。^^;

参考資料:世界文化社「写真に強くなるAよくわかるクラシックカメラの実践撮影術」
     マガジンハウス「an・an」他