「十二夜」 (2003.10.11 帝国劇場鑑賞)
■いきさつ
大地真央は以前から知っていたけど、自分から観てみたいッ!とは思えるような舞台に巡りあえなかった(爆)ので、今まで縁がなかった。
でも、友人Tに「一緒に行ってみない?」と声をかけられたこと、そして愛華みれが出ているのがきっかけで、「よし行くか!」とチケットを購入してみた。
■あらすじ
■当日のキャスト
ヴァイオラ/シザーリオ 大地真央 オリヴィア 愛華みれ
オーシーノー伯爵 鈴木綜馬 本田美奈子
マルヴォーリオ 上条恒彦 セバスチャン 岡幸二郎
道化 川崎麻世 侍女マライア 鷲尾真知子
サー・トービー 安崎求 フェービアン 治田敦
サー・アンドルー 山形ユキオ アントニーオ 越智典英
レオナート 秋川雅史
■感想
大地真央は元宝塚のトップスターだったから男装しても似合うだろうと少しは期待していた。(それまで写真でしか見たことがなかったので… (^^ゞ )
愛華みれも元宝塚(男役)のトップスターなんだけど、今回は未亡人という役柄だった。この人の舞台は、以前別の舞台で観たことがあったけれど(詳細はゴーストを見てね)、当時はまだ娘(婦人か)役はまだ早いかなと感じていたので、今回はどうだろうと期待していた。 そしたら、「ゴースト」の時と比べると無理がない演技だったので、成長が感じられたなぁ。これからはだんだん彼女の女性役に違和感を感じなくなるんだろうね。

映画『十二夜』を観たことがあるので、内容は知っていた。そのため、舞台の方も無理なくストーリーを追うことができた。しかし、舞台の方はオリジナルキャラクター“道化”と“猫”がいて、もちろん台詞もオリジナル…。しかも、キーとなるキャラだった…。当然、台詞やなんぞ分かるわけない。それが不満で、ある意味余計なキャラにも見えた。..............( _ _)σ イジイジ

大地真央や愛華みれはもちろんのこと、脇役の役者たちなかなかいい演技を見せてくれた♪
  サー・トービー、フェービアン、サー・アンドルーの3人による漫才(みたいだった)や、その3人と侍女マライアが組んで執事のマルヴォーリオを騙す場面のコメディタッチなとこ ろもあった。また、ラストで檻に入れられた猫がマルヴォーリオと入れ替わってしまうというようなマジックを思わせるところがあり、映画とはまた違った、舞台ならではの楽しみが満載で良かった♪

そうそう、ビックリしたんだけど…。
十二夜に出てくるヴァイオラとセバスチャンとは双子なんだよ〜。だけど、ヴァイオラとセバスチャンを演じた大地真央と岡幸二郎は赤の他人であるにもかかわらず、違和感が全然なかった!
でも、あるホームページで偶然見つけたインタビューの記事を読んでナットク。どうやら、岡幸二郎が大地真央に似るよう(似せるよう)努力しますと会見で話したんだって。 へぇ〜へぇ〜、すごいなぁー。どうやって似るようにしたんだろ…。トレーニング?化粧? まさか整形手術!?(爆)
その秘訣を知りたくなっちゃうよ。

| Home | About | Movie | Play | DVD & Video | エピソード | Diary | BBS | SiteMAP |


「八月の櫻」 (2003.08.30 野方区民ホール鑑賞)
■いきさつ
この公演は手話劇で、友人が出演しているので、声をかけてくれたのだ。
別の友人を誘ってみたが、みんな予定ありというんで、友人Sと二人だけ行ったのさ。 ( -_-)フッ
■あらすじ
八月の暑い夕方。独身サラリーマン・山川啓司は、いつものように仕事から帰ってきた。
いつものように疲れて、いつもと変わらぬ一人暮らしの部屋に。すると、そこには一人の老人が……。そこから山川啓司のいつもとは違う日々が始まる……。
■当日のキャストは・・・待っててね・・・。
サラリーマン(山川啓司) 吉田伸一 老人画家(田原博) 米田陽一
サラリーマン(新田恵介) 古河俊之 新田の女房(新田初子) 小泉文子
新田の愛人(松尾ゆり) 緒方リナ 山川の父(山川喜一) 宮尾喜久夫
特攻隊隊員(風間俊夫) 砂田アトム 特攻隊隊員の許婚(佐伯まゆみ) 内藤理奈
■感想
ささゴンは手話を使う機会があまりないので、知らない手話が多い…。(面目ない) そんな自分でもストーリーを追っていけるか不安だった…。
普段の会話でも良く使われているような手話だったので、なんとかストーリーの把握ができて、ホッとしたよ。
桜は普通3〜4月に咲くが、この舞台上の桜は8月に咲くという。そして、桜に関る人々が時代とともに、人の思い、人の願いが巡り巡って、交錯するというストーリーだった。

まず、現代で桜のある家に住んでいる青年(サラリーマン風)の周りで、死んだはずの父が現れたり、素性の知らぬ女性が部屋にいたり、全く見知らぬ老人が現れたりと奇怪な現象が起き始める。
そしてストーリーが進んでいくと、舞台上の時代が変わって今度は昭和40〜50年代ぐらいの時代になり、また変わって戦争中の時代になるんだ。ちょっとそこが混乱してしまうけどね…。

現代は青年、昭和50年代は青年とそのお父さん、
  昭和40年代は幼馴染夫婦と画家と愛人、
  戦争時代は飛行隊員とその幼馴染と、みんな環境も育ちも全く違う。
しかし、ラストに向かって進めていくうちに、みんな共通しているのは“桜”であることが分かってくる。
・青年は桜のある家に住んでいて、その青年のお父さんは桜が満開だったころに交通事故で死んだ、
・幼馴染夫婦の夫と愛人は桜の散るごろに心中を図り、幼馴染の妻と画家は結婚前に桜の下で会う約束をしたが連絡のズレ違いで逢えず、
・飛行隊員とその幼馴染は一緒に桜の花見をしようと約束を交わした…と。
それぞれの思いが青年の住んでいる8月に咲く桜に集っていくんですよね。

手話もそんなに難しくなかったし、内容もそんなにカタクなかったので、すんなり楽しめた。
内容がちょっと暗そうに感じるけど、役者たちのちょっとした漫才的な行動、表情によって、カタイイメージを崩したようだった。
・青年が帰ってくると死んだはずのお父さんがテレビを見ていた。そのテレビはピンクレディーが映っていたという設定だった。それを観客側に分からせてもらうためなのか、青年とお父さんは一緒にピンクレディーの振り付けをしていたよ。舞台上にテレビがなくてもその振り付けで、テレビがありテレビにはピンクレディーが映っていると分かるし、思わず笑っちゃうので、
不思議と力みが抜けてしまうのでますます見入るようになる。うん、一石二鳥だね。

ちょっと頭が混乱しそうだけど、意外と分かりやすいストーリーだったんで、友人たちにも見てもらいたかったなー。ちょっと残念に思う。
友人の話では、なかなかの好評のようだったので、機会があれば再演したいと。
再演することがあれば友人にも誘いたい。

| Home | About | Movie | Play | DVD & Video | エピソード | Diary | BBS | SiteMAP |


「レディゾロ」
■いきさつ
誤解されてしまいがちだが、元宝塚の匠ひびきだからじゃなく、「レディゾロ」というタイトルに惹かれて、見てみようかなと購入を決心したのだよ。
■あらすじ
舞台は18世紀末。独立前のカリフォルニア。
いまだスペインの支配下にあり、日々民衆は圧制に苦しんでいる。
町の広場で理不尽な政治に反対した罪もない民衆の死刑が執行されようとする、まさにその瞬間、一筋の鋭い剣が囚人を救う。
死刑台にたたずむ黒い影。人々も民衆も一斉にその名を叫ぶ。
  「ゾロ!」
そんなゾロの前に立ちはだかったのは、なんともう一人のゾロ。
黒マントに黒マスクのゾロに対し、こちらはマスクだけが目の醒めるような赤。混乱のなか、互いに激しく衝突する二人のゾロは、姿を消し・・・
もう一人のゾロは、果たして敵か?味方か?
■当日の配役表はこのとおり♪
タニア・ヴェガ(レディ・ゾロ) 匠 ひびき ルイス・バステス少佐 藤本 隆宏
ジュリアン・エステバン 杉浦 太陽 ジェシカ・トーラス(レイモンドの妻) 土居 裕子
マリア・エステバン
(ジュリアンの妹)
久遠 さやか ドン・レイモンド・トーラス(スペイン総督) 草刈 正雄(二役)
トニー・ビーラ軍曹(町の警備隊隊長) 六角 精児 ルドルフ・アンジェラス(ゾロ)
ベルナルド(アンジェラス家の執事) 治田 敦
■感想
“ゾロ”は映画にもなったことがある。
アラン・ドロン主演の『怪傑ゾロ』アントニオ・バンデラス主演の『マスク・オブ・ゾロ』という映画で、どちらも観たことがあるので、少しは理解できるだろうと予測していたが、大違いだった…。

この「レディゾロ」は、初代ゾロの死後、その後を描いたようで映画とは全く違ったオリジナリティーとなっていた。
オリジナリティーでもそれなりの楽しさ、面白さがあるので、私は嫌いじゃないけど、この「レディゾロ」はちょっと複雑で
あまり楽しめなかったなぁ。

前もってあらすじを読んでいても、後半になって、ストーリーの進行についていけなかった…。
草刈正雄が農園主とスペイン総督の二役を演じていたため、どっちの役なのか把握できなかったからである。
農園主役は右利きスペイン総督役は左利きと書いてあっても、“敵を欺くはまず味方から”ということわざがあるように、
わざと逆に持ち替えたりするので、ますます把握できなくなってしまったのだよ。

タイトルはすっごくいいのに、ストーリーがあまりパッとしないので、もったいないなぁと思ってしまった。
映画と同じようにしろとは言わないけど、映画を覆すような面白いストーリー、演出して欲しかったな。

| Home | About | Movie | Play | DVD & Video | エピソード | Diary | BBS | SiteMAP |


copyright 2002-2003.Sasaogn All Rights Reserved.