福耳 (2003.10.13鑑賞 - Japanese Films)
■情報
監督:瀧川治水
出演:宮藤官九郎/田中邦衛/高野志穂
    司葉子/坂上二郎/谷啓/室田明
2003年/日本/110分
■あらすじ
29才の里中高志はフリーターで、前に入院した先の看護師だった信長珪に一目惚れ。
彼女のそばにいようと彼女の勤め場所を探し当て、浅草にあるシニア向けマンション内にあるレストラン「タイムマシン」で働くことになった。
バイト初日、高志は入口で奇妙なジイさんに話しかけられるが、その老人・藤原富士郎は既に亡くなっているという。富士郎は生前好きだった神崎千鳥への想いをあきらめる事ができず、高志にとり憑き、彼の体を使って想いを遂げようというのだ。
■感想
母が観たい観たいとしつこいリクエストがあったんで、たまには付き合ってやるかという気持ちで一緒に観に行ったんだ。

ささゴンは主人公の宮藤官九郎(世間ではクドカンと言っているらしい)を知らなかったんだ…。(^▽^;)
けど、共演の田中邦衛は「北の国から」「学校」でよく観ていたので、演技がうまいというのは前から知っていたため、ちょっと期待して観に行ったんだ。また、チラシのあらすじからコメディっぽく感じたので、これなら字幕がついてなくても楽しめるだろうと思ったんだよね。

それが…、コメディというより人間ドラマの色が濃かったので、この映画はやっぱり日本語字幕をつけて欲しい!と強く思ったんだよ。

田中邦衛とクドカンのカラミ、クドカンと谷啓&坂上二郎とのカラミ、室田明のオカマぶりと漫才らしきコントがクスクスと笑わせてくれた。その場面は、字幕がなくても身振りがほとんどなので理解できるんだけど、細かい演出があり、やはり字幕がつかないと分からない。
例えば、幽霊になった富士郎から住人たちの人間関係を高志に教える場面とか、室田明の演じるオカマは文部省の元役員だったとオーナーから高志に教える場面とか、富士郎はなぜ高志に取り憑く理由など、重要なポイントが意外と多かったのだ。

あと、富士郎を演じる田中邦衛と高志を演じるクドカンの息がピッタリと合っていて、すごく良かったよ。漫才ぶりも合っていたし、幽霊と生身だから鏡を移したように一緒に動作しなければならないんだけど、一寸の差もなくピッタリ合っていたんだよ。相当の練習したんじゃないかなぁ。特に遊園地で周りが鏡だらけの迷路に入る場面があり、動作もピッタリと一緒になっていて、思わずホゥ…とうなってしまうよ。

それに、富士郎がクドカンと別れる場面で、何かを語った後最後の「ありがとう」というセリフがあるんだけど、とても力強い声でいつまでも耳から離れないんだ…。

こんなにいい映画なのに、なぜ日本語字幕が付かないのか! ささゴンは納得できないッ!


P.S. クドカンの演じる里中高志はタイトル通り立派な福耳の持ち主となっているが、本人のクドカンには、本当に福耳なのか知りたくなってしまう。


陰陽師2 (2003.10.11鑑賞 - Japanese Films)
■情報
監督:滝田洋二郎
出演:野村萬斎/伊藤英明/今井絵理子
    古手川祐子/市原隼人/伊武雅刀
    深田恭子/中井貴一
2003年/日本/113分
■あらすじ
平安京にまた「鬼」が現れた。日隠れの現象以来4人の人々が鬼に襲われた。
右大臣藤原安麻呂の娘で男勝りの日美子が日隠れの日以来、夜中に夢遊病のようにさまよっている。鬼と関りがあるのか心配した安麻呂は、源博雅を通し陰陽師・安部清明に見てもらう。
また、同じ頃、都にはどんな傷や病でも治すことから、神と崇められる術師・幻角が現れていた。果たして「鬼」の正体とは?幻角とは一体何者なのか?事件は衝撃の展開を見せて行く…。
■感想
日本語字幕が付いている&ポイントの加算のため、友人と一緒にわざわざ川崎まで行って、観てきたのだ。
  ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ

制作発表の時だっけ? 深田恭子の男装&野村萬斎の女装がちょっとだけテレビで紹介されていたんで、字幕がついてなくても観に行くつもりでいたんだけど、日本語字幕付きとは嬉しいねぇ〜

前作と同じような映像だったので、前作同様のノリで楽しめたなぁ
都の風景、物の怪、呪術をかけるなどいろいろな場面に、CGをふんだんに使っているんだけど、特に野村萬斎が舞う場面は能らしく幻想的な場面に仕上がっている。前作と同じだね。

物語としては、ちょっと難しかったな
なぜなら、日本神話が絡んでくるので、ある程度の神話を知っておかないと、少し理解しにくかったかもしれない…。
かの有名な八岐の大蛇(やまたのおろち)も日本神話の1つである。2つの日本神話が関っているのだが、長くて覚えにくい名称だったので、理解できないまま結末を迎えてしまう…。それがちょっと残念である。1回だけでなく、2、3回観ないと理解できないような内容だったなぁ…。

脇役が「須佐」、「日美子」と名前になっているけど、もしかして、「須佐之男命(スサノオノミコト)」、「卑弥呼」をもじったかなぁと思わせる演出もあって、ますます日本神話の重要性を感じたよ。

友人がDVDを買う!と燃えていたので、また借りたいと思うささゴンであった。
自分は、シリーズのBOXが出たらそれを買うタイプなので、もう少し待つよ…。 ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ


踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ! (2003.08.04鑑賞 - Japanese Films)
■情報
監督:本広克行
出演:織田裕二/柳葉敏郎/深津絵里/
    水野美紀/ユースケ・サンタマリア/
    北村総一朗
2003年/日本/
■あらすじ
あれから5年、空き地だらけだったお台場は今や有名観光地となった。観光者の増加により、青島ら湾岸署員たちは、観光案内、迷子、交通整理などの地味な業務に追われる。
そんな中、猟奇的な殺人事件が発生し、警視庁の女性管理官沖田のもとで捜査を進める。しかし、暴行事件など複数の凶悪事件が同時多発し、青島らはその捜査に取り掛かっていた…。
果たして、青島ら湾岸署員は被疑者を確保できるのか?
■感想
日本語字幕が付くというので、多忙なスケジュールを割いて友人と一緒に見に行ってきた。

日本語字幕が付くのは嬉しいんだけど、それなりの配慮がなかったのがとても残念である字幕の色が白いので、背景が白だと字幕が見えにくくて、読み取れない場面がいくつかあった。しかも重要な場面ともいえる場面もあったので、ちょっとガッカリ。
配慮が足りんッ!(-"-;) (配給会社にメールしたが、対応してくれるかどうか…)

冒頭でイキナリCMらしき(アニメ)映像だったので、あれ予告…じゃないよねと思ってしまったのだよ。
(これから見る人へ…キャラクターのが出たら、もう本編の始まりと思ってね)
5年の歳月は長かったかなと思わせるぐらい、織田裕二ってなんか前よりちょと老けてたような気がした…。(ファンの方、ごめんなさいm(_ _)m)


さて、本題です。

うーん、ストーリーの展開は前作の方が面白かったけどなぁ…。スリル感もサスペンス感も前作の方がちょっと勝っていた…。その上、前作は一部謎らしきものもあったし、展開もあって先が読めないようなストーリーだったからなぁ。

今回も、“猟奇的な殺人が起きた”とまでは前作と変わらなかった。で、初めのうちは猟奇的な殺人事件だけでなく、暴行事件、窃盗事件が重なり、一体どうなっちゃうの?と先の読めそうもないストーリーで、ちょっとわくわくしてきた。
しかし、まだ半分も経ってないときに、なんとなく猟奇的殺人の目的が分かってきてしまい、だからこーなるんだなと先が読めてしまい、ちょっと面白みが半減してきてしまった。

でも、男女平等の法律を反映しているかのように管理官に女性を採用していたり、不景気を反映しているかのように家族での窃盗などの細かい演出があって、ストーリー的は悪くなかった。ネゴシェーター(交渉人)という演出も良かったな。

それに、署長ら3人との漫才や、謎のLOVEメールの相手を捜査するという点が、タイミングよく笑いを誘っていたのが良かったなー。 ~(^◇^)/ぎゃはは

2作目はどちらかといえば、心理や背景の演出が細かかったので、1作目と比べればちょっと地味な感じ。もし、3作目を作るとしたら、どんなストーリーになるのか、ちょっと気になってしまう。(゜-゜;)ウーン

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