選挙
2007年、夏の参議院選挙が終わりました。
結果についてとやかく言う気はないのですが、それでも選挙のたびに思うことがあります。
与党、野党、無所属といったスタンスに限らず、立候補をする人たちは大抵「今の政治家はダメだ」「今の国会はダメだ」「○○政権はダメだ」といったことを連呼します。まぁ、言いたいことはわからないではないですし、選挙とはそういうものかもしれませんが、あんまり過激な批判とかを聞くと「おいおい、あんたはその最低の場所で働こうとしてるんだぜ?」と突っ込みのひとつも入れてみたくなります。
多くの場合、人はなりたいと思う職業に対して、なんらかの憧れがあります。
小学生のアンケートで常に上位にくる花屋さんとか、Jリーガーなどですね。もちろん、公務員やサラリーマンなど、すべてに「憧れ」という言葉を当てはめるのは不自然かもしれませんが、それでも自分が働きたいと思う職場や、そこで働く人を悪く言う人はまずいません。
「このままでは日本の花屋産業はダメになる。花キューピッドは速やかに業務を停止すべき」とか口走る女子小学生なんてのは見たい気もしますが……。
しかし、政治家を目指す立候補者の場合、先に書いたように職場である国会とか、そこで働く政治家たちを批判し、否定するところからスタートします。政権与党で要職についてる人とか、2世議員とかの例外もいますけど。
こういうのって政治の世界だけに見られる現象なんでしょうな。
選挙と就職活動を一緒にするなと言われそうですが、政治家より政治屋の方が多い昨今、いっそ就職活動だと思って見ていた方が気楽な気もします。