ネタ切れ。あるいは手抜きとも言いますが……。
資料整理をしていたら、こんな記述に出くわしました。
『限られた水で、人間はどのくらい生き延びられるか?』
ちょっと興味深かったので、以下、データを。
【気象条件その1】
気温摂氏10度の場合。
・動かずにじっとしている場合。
(1)無水で10日間。
(2)水1リットルで11日間。
(3)水10リットルで21日間。
・日中に移動して夜間休息する場合。
(1)無水で8日間。
(2)水1リットルで8.5日間。
(3)水10リットルで14日間。
【気象条件その2】気温摂氏20度前後の場合。
・動かずにじっとしている場合。
(1)無水で9日間。
(2)水1リットルで10日間。
(3)水10リットルで19日間。
・日中に移動して夜間休息する場合。
(1)無水で7日間。
(2)水1リットルで7.5日間。
(3)水10リットルで11.5日間。
【気象条件その3】気温摂氏40度前後の場合。
・動かずにじっとしている場合。
(1)無水で3日間。
(2)水1リットルで3日間。
(3)水10リットルで5日間。
・日中に移動して夜間休息する場合。
(1)無水で2日間。
(2)水1リットルで2日間。
(3)水10リットルで3.5日間。
無水と水1リットルではほとんど差がないというのが、ちょっとショックです。
ちなみに体内の水分が欠乏すると、どのような症状が出るかというと、
【体重の1〜5%相当の水分欠乏】
・ノドの渇き。食欲減退。倦怠感。動作が鈍くなる。皮膚に赤みがさす。
眠くなる。脈拍が増す。吐き気をもよおす。
【体重の6〜10%相当の水分欠乏】
・めまい。頭痛。呼吸困難。手足の痛み。血液減量。血液濃度上昇。
睡液欠乏。チアノーゼ(青色症)。ことばが不明瞭になる。歩行困難。
【体重の11〜20%相当の水分欠乏】
・精神錯乱。けいれん。舌が腫れる。飲み込み不能。視力減退。
皮膚がひからびる。排尿に苦痛がともなう。尿閉。
もちろん、これらのデータはあくまでも参考の数値であり、実際は個人の体力や状況に応じて変わります。むしろ「もっとも幸運だった場合」のデータと考えるべきでしょう。
ちなみに湾岸戦争の時、イラクやクウェートに展開した米軍兵士への一日の水の支給量は4リットルだったそうです。純然たる飲料水で、食事や嗜好品の中に含まれる水分は別とのこと。また、陸上自衛隊のレンジャー訓練では、水筒の水は決してがぶ飲みせず、フタに注いで少しずつ飲むようにと教育しているそうです。
なんだか、自分で書いててノドが渇いてきました。水って本当に貴重ですね。
さて、ビール、ビール。