定期購読

 マンガやアニメを中心に、昔は定期購読していた雑誌が山ほどありました。
 しかし、ヲタクの例に漏れず、なかなかモノを捨てられない性分なので部屋は狭くなる一方です。というわけで、自衛の意味もあって、いつの間にか雑誌を買わなくなりました。もちろん例外はあるのですが、基本的にお気に入りのマンガとかは単行本になるまで待つ方。  
 でも、フランスの写真雑誌「PHOTO」だけは、ずっと買い続けています。
 古今東西の有名な写真家の作品や、アマチュアの投稿写真などが載っているのですが、どれもすばらしい出来で、唸ってしまうようなものばかりです。  
 海外の雑誌ですから、いろいろ無修正ですし。  

 いや、えーと………ですね………。  

 無修正というと、ついついヌード写真のことばかりを考えがちですが、戦争や事故、犯罪などに関する写真も結構あります。キャプションがフランス語なので、それっぽい単語を拾い読みするだけですが、地名や年代が出ていると、なんとなく内容が連想できたりします。  
 しかし、以前は無修正で購入できたものが、最近は日本側代理店の方で修正を入れるようになってしまいました。中にはページが丸ごと切りとられていたものもあります。
 さすがにお詫びのペーパーが入っていましたが、それによるとワイセツ写真ではなく、中東かアフリカ辺りで行われた犯罪人の処刑写真だったようです。  
 目次に小さなサムネイル写真があったので目をこらして見ると、かなり残虐な処刑方法だったようです。確かにそんな写真を大画面で見せられたら……。  
 グロ写真には比較的、耐性がある方ですが、わざわざ好んで見るものでもないので、その時は納得しました。しかし、そんなわたしでも正視に耐えられなかった写真があります。有名な動物写真家の人が「大繁殖した毛虫の群れ」をクローズアップで撮影したものでした。  


 そ れ も A 4 見 開 き で 。    

 なにも知らずにページを開いてしまった時の衝撃は、筆舌に尽くしがたいものがあります。さすがにそのページは自分で切り取りました。ええ、切り取りましたとも。